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女聖騎士、赴任先がよりによって海賊国家でした  作者: なぎゃなぎ


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1/12

1話~上陸したら変な人に絡まれました~

挿絵(By みてみん)

キャラクター名鑑

エナ・レンスター


フォーランドに派遣されたジールド・ルーンの聖騎士。

生真面目で正義感が強いが、その堅物ぶりがしばしば周囲とのギャップを生み、騒動に巻き込まれることも多い。

武芸と司祭騎士としての信仰心を兼ね備えるが、堅苦しい一面と乙女らしい一面を併せ持つ。

カレーライスが嫌い。


----------------


「後数分で着港だぞーーー! 上陸の用意しろーーーーー!!」


とある船の一室。

荒々しい船夫の掛け声に反応し、エナは船室から甲板へと移動した。


甲板には強く照り付ける日差し。

船の周りを自由に飛び回るカモメの姿に船旅の終わりを感じさせられる。



船が着港するとエナは港に降りる。


「今までありがとうございました」


「へぇ、いつでも頼ってくだせぇ」


エナのお礼に船夫はまんざらでもない笑顔で答える。


ギシ・・・。


この国の港の着船場は木で出来ている。

しかも、長いこと修繕を行った形跡は見えず、所々が痛んでいた。


「ここは国の玄関口なのに、いきなりこれじゃあ、国としてなめられてもしかたないでしょうに……」

ぼやきに近い独り言を言う―――


「おう? あんたがエナ・レンスターか?」

エナに汚い恰好をした男が話しかけてきた。


「はい。私はエナと申します。あなたのお名前は?」


聞くエナに男はにやりといやらしい笑みだけ浮かべた。


ギシ、ギシ、ギシ……。


エナに声を掛けた男を中心に、別の汚らしい男が2人現れる。


エナは警戒し、腰のショートソードを抜く。


「おらぁ!!!」


突然素手で襲い掛かる男たち!!


「え!? 腰に付けてる武器を抜かないんですか!?」


ドカッ!! ゴンッ!! バキッ!!!


剣を持つ騎士であるエナに素手で正面から掛かってきて勝てるわけもなく、男共はあえなく撃沈。

エナは男共を汚らしい着船場の上に正座させる。




「なんなんですか!! あなた方は何者なんですか!!!」


「さぁせん……女って聞いてなめてました」

「だからジールド・ルーンの聖騎士には勝てねぇからやめろって言ったんだよ!」

「聖騎士の女なんてゴリラだって聞いてたけど、可愛いっすね!!」


(……こいつら、状況分かってるのかしら……。)



エナが呆れ始めたその時、突然背後に人影が現れた―――


えっ!?


不意の攻撃にエナの反応が一瞬遅れ、その隙をつかれた。


バサバサバサバサッ!!


勢いよくめくれ上がるエナのロングスカート。


「ふっ……清楚な美人で司祭騎士という聖職者……そして上品なたたずまいの癖に黒なんて……分かってるじゃねぇか」

言うと男は鼻血を吹き出し、仰向けに倒れた。

読んで頂き、ありがとうございます!

今回は初めての試みとして、“ギャグ特化”の作品に挑戦してみました。

これまでのように「書きたいものを書く」ではなく、

「読んでくださる皆さんに楽しんでもらいたい」という想いで仕上げています。

もし少しでも「面白い」「続きが気になる」と感じて頂けましたら、

ぜひブクマ・リアクション・レビュー・感想で教えてください!

それが次の執筆の大きな力になります✨


※もし反応があまり良くなければ、今後の方向性の判断材料にもさせて頂くつもりです。

そのため、ちょっとだけ厳しめの評価も感謝しながら受け止めます!

(ちょっとだからね! めちゃくちゃ言われると泣くからね!)


この作品は全27話構成で、毎週火・木・土に更新予定です。

(時間は固定ではありません)

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