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「わぁ!すごい――クンは百点満点ですね。」
「流石、私の王子。」
「見惚れますわ。」
「ははっ、ありがとう。」
「次。」
「「「………………。」」」
「次。」
「おぉ、」
「オレもあのくらいの火なら。」
「普通ですね。では次。」
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「おや、何だい。また僕を楽しませてくれるのかな。」
「何故そんな魔法が扱えるんだ。」
「ははは。それ、努力してから言ってる?」
「……っ、」
「してないね。それじゃあ僕の下すらいけないね。」
「いつか、いつかお前の本性暴いてやるぞ。」
「へぇ。やってご覧。」
「良いんだな。」
「うん。良いよ。だってそう言う奴こそ、行動を起こさない。人間、そう言うものさ。」
「俺はいつかする。」
「へぇ。いつか、ねぇ。」
「死ぬまでにできると良いね!」
そろそろ飽きてきたので完結路線に出発します。