『屍人路中』Part2
はい、今回はヒロイン……?の登場です
「……ぇ」
僕は何をしていたのだろうか……?おかしい。何故僕は歩けているのだろうか?何故なんだ。
あの、化け物との邂逅を果たし、更には食われ、肉と骨が離れ離れになったあの激痛と感覚……あれは幻だったのか?
「もう分からないよ……」
幻だと思っても、恐ろしいものは恐ろしい。僕はその場にかがみ、嗚咽しながら、落ち着こうと躍起になる。
「……うぐぅ…なんで?何が起こ……」
その時僕は見てしまった。ありえない邂逅。先程、幻と決め、頭の中から消し去ったはずの光景に再開した。
「ぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁあぁあぁぁぁあぁぁあぁぁぁ」
絶叫し僕は逃げた。けれど……
『ミチミチ……グジュ』と、醜い音がして、僕の左肩に激痛が走った。
「あっが……ぐぁぁあぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁあぁあ!!」
と、絶叫し、その間にも肩の肉は千切れていく……表すならば『屍人』だろうか。
その醜い容貌を形容する言葉はきっとゾンビじゃ足りないだろう。何しろ、ゾンビならば、死体が動き出すだけだ。
だが、目の前の化け物は、腹と爪が肥大化しており、ゾンビなどよりも醜悪な見た目だ。
突如、その醜悪な化け物が左肩から肉を食い千切りながら飛んでゆく。激痛に顔を顰めたが、その顔を見て安堵に頬が緩む。
「……ぁ。和音!!」
僕は、友人の名を感謝と感動と……とにかくたくさんの感情が渦巻いた声で呼んだ。
「何やってたのよ!馬鹿っ!もー……とりあえず、この化け物を倒せばいいのね。」
そこには頬をふくらませた、黒髪ロングに、茶色がかった瞳、スラリとしたフォルムの美人な友人がいた。
「ごめん、そういう意味じゃないと先に言っておく。また綺麗になった?」
と、僕は言いざるを得なかった。
はい。主人公とヒロイン揃ったのはいいけど勝てるのか?と思ったそこの方、どうでしょうね笑。
分かりません......。
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