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残響の死巡  作者: 廣川紫水
1/3

『屍人路中』Part1

3話までで終わらせるつもりですので、ご期待ください。残響の死巡シリーズはとても有意義にしていきたいです僕の書いた、もうひとつの残響の死巡がありますが、あれは別個です。そもそも、あちらは打ち切りになっておりますのでご注意下さい


僕の名前は……残響 奏(ざんきょう かなで)。明日で成人し、さらに成人式も明日行われる……その前日だ。僕は成人式前夜祭に参加しようとしている。


「なんか、空が汚い……」

と、僕はこぼした。


何故ならば、本当に汚い……雲が黒く染まり、空を夜でもないのに夜に近い暗闇へと導いている……雨でも降るのだろうか。


「はぁ……これからパーティなんだけどな」

そんな文句を言いながら、僕は歩いてゆく。


そこで、僕はあるものに気付いた。人が人を…………

「食って……いる?」

そ、そんな馬鹿な事があるはずが無いだろう。目の前で人が食われているなんて、ありえない話だ。


僕はおそるおそる近づく。そして、その顔が見えた。

所々肉が抉り消え、骨が露出しているその風貌。血に塗れて肉を咀嚼するその口元。更には……極端に肥大化しているその爪、腹。正に『異形』の存在だった。


「うわぁぁぁあ!!なんなんだ」

よ。と言葉を続けようとして不意に声が続かなくなった……何故だろう?何故……何故僕の。何故……?


なんで僕の首の肉が消えているんだ……?


「が…………ぁ?」

それでも尚口を開こうした時、何か鉄の風味を感じ、嗚咽し吐き出した。それは血塊だ。やっと、脳が追いついたのか、今更激しい激痛がほとばしる。

「ぎ……ぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁあぁあぁぁぁあぁぁあぁぁぁあぁぁあぁ」

ゴボゴボと血液を撒き散らしながら絶叫する。


そして、程なくして僕は静かになった。

「ヒュー……」

と、肺から息が漏れ出す音が聞こえるがそれくらいだ。僕が生きていると認知出来るのは……それ以外の音は咀嚼音と噛み付かれる際に生じる、ミチミチという肉を引き裂かれる音くらいのものだ。


 「ヒュー……」

その音が漏れ出る度に命が削れる感覚がする。怖い怖い怖い怖い。怖い……何故死ぬのが必要なのだろうか……?成人式の前夜祭を今日楽しむだけなのに……何故こんな目に僕が合わなければならないのか?それが分からない。どうしてなのだ……どうして僕はこんなところで息絶え、しかも証拠なんぞ骨だけだ。


やはり、死にたくない……………………しにた

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