第一話
ほんとは江戸時代の言葉でやりとりをしているが現代の言葉にしております。
第一話
世は江戸時代
俺の名前は小林門三郎(14)、下級ではあるが武家出身であり、天才と呼ばれる人間だ。
決して強がっているのではない。本当なのである。俺の住んでいる地方では俺のことを知らないやつはいない。誰もが俺が昌平坂学問所に入学することを確信していた。というのもそこでは入学試験が四書五経と呼ばれる儒教の経典から出される。そして、俺はそれをとっくの昔に全て暗記している。落ちることなんてありえないしありえない。
「ふわぁ、眠い。」俺が大あくびをしながら言う。「勉強でお疲れかな?」と横にいる美少女が笑う。
この美少女はりん(14)、幼馴染である。藩校に行くとき彼女は通ってもいないのにいつもついてきてくれるのである。そして、何よりも可愛い、俺の癒し、いや、天使。
「ま、まぁ、そんなところかな。」と俺は嘘をつく。努力家アピール大事、とても大事。
(なんで受験の範囲完璧に覚えていんのに勉強なんてするか!)俺は心の中で叫ぶ。でも、やっぱり好きな子の前では努力家アピールしてしまう。それが男ってもんよ。
「やっぱり流石は門三郎君努力家ですごい!やっぱり...そういうところが好き。」
(計画通り)心の中で叫ん...あれ?今この子なんて言った?俺のことがす...しゅきって~~~~!
俺は思わず言っていた。「今...しゅきって言った?」
彼女は「しゅきとはいっていない、好きと言ったの。そのね...私たち受験が終わったら結婚しない?」
「喜んで」もちろん即答である。当たり前だ。
「さるほどに、とく合格し面白き生涯をやらむ。」俺は呟いた。