プロローグ
※注意書きの五箇条
一つ、この話には極度のネタ要素が含まれます
一つ、この話にはたまに下ネタ等も含まれます
一つ、この話にはたまーにグロテスクな表現も含まれます
一つ、この話には皆様の古傷を傷付ける可能性があります
一つ、俺達(うp主)をあまり傷つけないで!(切実)
以上、みんなで楽しく仲良く過ごそう!
これは毎回貼ってくよん↑
初投稿で色々とダメな点もあると思いますが読んでいただけると嬉しいです。
「ふぅ」…
私は賢者タイムに入ってる訳でも朝ダッチしている訳でもない、ただ単に疲れているのである。
先週からずっと昨日の夜まで全く手のつけてないゲームシリーズをRTA配信していたせいもあり体が痛い。
「流石にずっと起きっぱはやばかった、次は交代制にしよう…吐きそ」
目を覚ますと時計には8月5日13時45時と出ている
「もう夜(昼)か…」
カーテンの隙間から夏特有の暑い気温が兄妹達の体力を蝕んでいく
「あんなアホな配信みんな見るわけねぇか」
しかし本人の思いとは裏腹にPCを見ると再生数が7桁を超えていた、みんな暇人かよ
今回でPCを8代使い回して休憩も入れたけどもうしたくない。そう思って6個目のスマホでコメントを見て行く
[第2弾待ってます!][やべぇよこいつら][ニート極めすぎて引く、もういっそ神になれ][いいぞもっとやれ]
「あの貴方方私達殺す気ですか!!」
ハルは勿論ネタとは分かっていても反応せずにはいられなかった
[流石《∞》だよ]
∞とはこの2人の動画配信チャンネルの名前である
「うーんまだ寝てたいよぉ」
自分の寝ていた掛け布団を剥いでみるとそこには髪や服が乱れていたユウがいた
「はぁ…まーた潜り込んでんのか」
ユウは寝ぼけながらも身体を起こした
「うん?にぃにもう朝?」
「そのセリフは俺が言った」
「なん…だと、んで昨日のどうだった?私、気になります.......」
昨日の配信があったのに起きて早々頭の回る妹だ、ただ全部棒読みなのはいかがなものか
「ほれ」
俺は無慈悲な視聴者からのコメントを見せる
「うん、二度寝しよう」
「コラコラ主人公枠の駆逐艦の1人になるな、なるな」
「スヤァ」
「寝る時にスヤァって言うか、おーら起きろ今日も撮影あんぞ」
ユウを半強制的に無理やり起こし布団をたたみ始めた
「了解〜了解〜」
「あんな、了解は目上の人とかには使うなって言ってんだろ」
「にぃには社会の敗北者じゃん、目上とかそんな事言えるの?」
ユウの言葉がハルに刺さる 素直に悲しい
「取り消せよ…今の言葉ァ! 泣くぞ((ボソッ…」
「ほらエンディングだよ」
手を広げながら膝を差し出してくるユウに対してハルのメンタルは削れていたためダイブした。
「うぅ、ママァ」
「イイコイイコゆうはおにぃの事好きだよ」
「ありがとう…んじゃあもう抱いて」
調子に乗ったため軽く首を絞められた
変な音がなったけど気にしては負けだとハルは思った
「ほら余計なこと言ってないで着替えて外出るよ」
「あ、ハイ」
ハルとユウは他愛のない会話をしながら家を出た
今日もまたこの世界での生活が始まる
つい最近免許を得たハルは運転できるようになったので行動範囲が増えた
「うーんいい天気だぁ死にそう」
ハル達は少し隣町の砂浜に来ていた
「にぃにやだ、日光やだ」
「まぁそう言うなって、月曜から家に籠りがちだと体に悪いぞ、吸血鬼か?」
「それもそうだね、うーんお家恋しい」
あまり納得はしていなさそうだがハルと居ることの方が良かったのかあまり反論はして来なかった
「よく見てみろ、夏にはな 大きな積乱雲、そして眩しい太陽、そしてどこまでも続く海!」
「夏は湿度高くて暑いから好きじゃない…」
「無駄口叩いてる暇あったらさっさと終わらすぞ」
「うぃ〜」
俺達がわざわざ海まで何しに来たかと言うとMV作成と夏のイラストの資料採取などをしに来ていた
「「撮影・複写開始!!」」
二人はそれぞれ行動を開始した
「にぃに終わったから帰ろ、速くオアシスという名のマイホームに戻りたい」
「そんな事言うな、夏はイベントの季節だぞ、夏祭りとか海水浴とか花火とか、もっと楽しもうぜ」
「でもハルにぃほぼゲームイベントしかやってないじゃん。年齢=彼女いない歴の人、オマケに恋愛シュミレーションも何十回やって一人ヒロイン攻略だし、学校では話してくれる女子はいないしそれが今も現在進行形の人にそんな事言われたくない。ハッキリ言ってイキってるにぃキモイ」
「あの…ユウさん?:( ; ´꒳` ;):ガタガタガタガタ」
どうやらハルにはユウの言葉が思ったより深く刺さったらしく20分ぐらい木陰で体育座りでいた
「それで今日は何をするんだ?ネタ作り担当今日彩だろ?それに700万登録者数達成記念はどうするだ?」
今日の撮影を終えた2人は次の動画のネタを考えていた
「にぃに、それはねこの3年で撮影した所回っていかない?」
「あーなるほどぉ、思い出に浸りながら昔行った場所に人を集めるのかぁ」
「地方とかは定期的に行かないとね、海外も考え中」
地方と言っても今は聖地巡礼や、新たな観光スポットなど色々ある、海外は行ける人限られてくるような…
「土地おこしも兼ねてねぇ〜理解理解、あとワタシ、ニッポンダーイスキ」
最近はアニメでその地域に人寄せする事など当たり前になってきている
早速どこから回るのか話していたまさにその時である
「エウデッデ、アッドゥッドゥーワドゥワ」
携帯には「マネージャー(オルタ)」と表示されていた
「にぃにメガロ着信はもう時代遅れ」
「うるせぇ、んじゃ希望の花にしろってか!」
「どっちもどっち、ていうか出たら?電話」
(いつもはメッセージで来んのに今日は忙しいのかな?)
少し違和感を覚えながら通話のボタンを押した
「どしたんエムゥ?」
「あのいつも言ってますけど私はバグでスターな奴らやゲーマーと戦ってませんよ。マネージャーの頭文字とってMなのは分かりますけど、でも私はどちらかと言うとアシスタントですよ?」
「エムちゃんはエムちゃんなの、このくだりも慣れたもんだよ…ところで本題は〜なんか用あったんでしょ?」
「そうでした…今大変なんです、ちょっと来て貰った方がいいかもしれません」
「何があったん?内容を詳しくはそっちで聞くとして。とりあえず端的に話して、今から向かう」
さっきまでの緩いモードから一変し冷静に対応する
「にぃにどうしたの?」
不思議そうにしながらも何となく察したユウは機材を片し始めた
「今から事務所に向かう車出すから待ってろ」
「おっけ分かった」
二人は機敏に動きながら支度を終えた
「んでエムちゃん何があった?」
ハルに片耳に電話を当ててもらいながら喋った
「それはですね…ドラブルと言った方がいいんですかねぇ…ちょっとマズイことになってます。とりあえず早めに来てください。今は忙しいのでまた後で」
「ちょ、待っ…て」
電話は一方的に切られた
「どうなってんだぁ?」
「来たぜ!エムちゃんどういうことよ!」
室内の空気も気にせず入ったせいか少し周りの視線が冷たかった
「二人ともやっと来ましたか」
そこにはため息を吐きながらもモニターとにらめっこしているマネージャーがいた
「実はこのメールなんですけども」
そこにはアンチと思われる者からの手紙がテキスト上にあった
《ふざけるな殺してやる 見つけてやるからな》
「うわぁ…よくあるやつ…てか雛見沢症候群かなんかかよ」
ハルは普段アンチコメに慣れてはいたがフォントがまるでホラゲーに出てくる感じだったので少し怖気付いていた
「にぃに、なんか怖い」
ユウが隣でふるふるしていた、可愛い
「で、でもこれがどうした…いつもある事だろ?」
「それがこのメールを送られてきたと同時にウィルスが入ってきたので社内データが消されかねないんですよね、さらに悪質な事にこっちの情報表に丸出しになる可能性があるので報告しないのもアレだったので呼ばせていただきました。経験上直そうと思えば少し時間がかかると思います。ただ他のコンピューターにまで影響が出てますしですしデータ消失の可能性があるという事を伝えたかったのです。」
「まぁそんときはそんとき、一応こっちでもバックアップ取ってるけどなんかあったら言ってね」
エムちゃん曰く丸一日かかるようだ、一応身の危険を忠告ということもあったらしい
「ただ上手く行くとは限らないです。失敗する確率の方がまだ上という状況なので…」
「まぁ頑張ってくれとしか言い様がねぇ こっちも気ぃ付けるからまた明日〜」
「このご時世です気おつけてくださいね」
その後二人は近くのにショッピングモールに買い物に来ていた
「でもあのメールに送ってきた奴ってにぃにの知り合い?」
「俺には関わった人が多すぎて分からない、声優ファンや他アニメファンなど何処から何言われても思い当たる節しかねぇ」
「にぃにはもう少し生き方変えなよ」
「えぇ〜めんどくさい」
ユウは兄の心配をしながらも軽く聞き流されてしまう
「にぃには普通に働かなくて大丈夫なの?」
「そっくり返すがお前学生生活大丈夫なの?」
「「この話は辞めよう!!」」
二人揃って傷つけあうのはあまりにも辛かった、うん
「とりあえず帰ってまた寝るか」
「そうだね編集なんてあとからやればいいようん」
これは帰ってやるパターンだなぁと思っていた
「最後にアイス買うか何がいい?」
「ダッツ」
「却下」
俺は即答する、だってブルジョワなんだもん
「にぃにのケチ、じゃぁシャビィ」
「流石我が妹」
そのまま車に戻り駐車場でアイスを食べながらTwitterをチェックする
「ハルにぃ、特にイラストやマンガの依頼は来てないよ」
「おっけー、やっぱ夏はこれに限る(モグモグ)」
ハルはチェック済ますとすぐアイスを食べ始めた
「あ…」
「どしたの?ユウさん?」
「いやね、とある漫画家さんが刺されたんだって、ほらこの人 にぃの知り合い?」
3つ目のスマホの画面をこちらに見せてくる
「いや、見た事ねぇな、で内容は?」
「どうやらね犯人はその人の作品を見て自分も作ってみたがSNSでは批判され周りの人には引かれたらしいのね、その結果まともな精神状態じゃなかったんだろうが最終的に自分が認めて貰えなかったのはその人のせいという結論になったらしいよ、迷惑極まりない」
「ったく災難だぜぇ、周りの人も周りで良くないがこういうのがいるからアニメなんかが否定される風潮ができるんだよ」
「まじで止めて欲しい…てか理由なぞすぎ…」
「まぁ分からなくはないよ、人間ってまともな判断ができないような状態だったらああなるのも頷ける」
「えぇ…」
ユウは少し引き気味で俺のことを見ていた
「しっかしまぁ俺も狙われてるんだけどね一応、やっぱ頭痛てぇ」
喋りながらもしっかりとアイスを食べ終わった
「にぃには憎まれてるからこそそんな簡単に死なないよ」
「あ?なんか言ったか? まぁいいとりあえず帰ったら寝よう」
ここは地球などの惑星、宇宙などとは他なる別次元での出来事
『うーむ』
『どうしました?司令殿』
『君は…確か』
『神界・第三十領域・ヘブンズアース所属 弘報担当ファラステル・アーゲーです。長いのでファラスとでもお呼びください。』
『ほう、ではそうさせてもらおう
でだファラス 今人界はどうなっている?』
『そうですね、結構良い人材が集まっております。中にはSクラスもいるとか…』
『ほぅ、これが奴らの抑止力となればいいのだが』
『ですね、今回はおよそ100人ぐらい集められるようです。』
『では伝えろ、そいつらを集め送れと。今は私達はとても苦しい状況にある。他の者たちに勘付けかれないように気をつけろ。』
『は!』
「はぁもうすっかり夕方だよ」
辺りは日が暮れ始め夏特有の夕焼けが俺達を照らしていた
「明日から冬コミの準備、そして例のアニメ化の会議に出席しなきゃ行けないし…にぃにスタミナ残ってる?」
「こりゃ石使っても回復は見込めねぇな」
二人は疲労が溜まっていて限界が来ていた
「でも数年前はこうまでなるとは思わなかったよね?ハルにぃ」
「そうだなぁ」
二人は今後の予定について考えながら話していると家の前に一人…と言っていいのか分からないがひとつの人影があった
「あぁ待ってましたよ御二方」
「「誰だお前・あなた?」」
「それは家の中に入れてもらえたら話しましょう」
「何を言って…分かった、どういう訳か説明してもらおう」
「助かります」
いきなり現れたソイツの手には兄妹の過去の写真が握られていた
「とりあえず鍵開けるからどいてくれよ」
「あぁそれなら心配ないです、もう開けてますから」
「何もんだよ」
「天使です」
どうやらそいつは自分を天使と名乗っているが指から出る光やその頭の輪っかを見るに信じた方が身のためらしい
「んでどういう訳か説明してもらおう」
「端的に説明すると、あなた達が言う異世界という名の別宇宙に行ってもらいたいのです。」
「「ハァ!?」」
契約して魔法少女になるよう言われたり他の女の子をデレさせたり電脳世界でボスを倒すとかそれぐらいは予想していたがまさかの異世界でした
「ちょっと待てコッチでの生活はどうなるんだよ」
「その点は問題ありません。たとえ他世界線で死んでもこちらの世界では全く影響は出ません。」
「じゃぁなんで俺達がやらなきゃいけないんだよ」
「ハッキリ言うとあなた達が強いからです」
「あ?」
コイツは何を言っているのだ、全く理解出来なくなってきた
「この世界の作りやシステムについてはあっちに着いてから説明させてください、あまり時間が無いので」
「そう言われてもなぁ」
「これって何すればいいの?世界救ってけばいいの?」
以外にもユウが興味を示していた
「そうですね、条件は異なりますがそう言ってしまえば間違いではないですね」
「んじゃ、つまり人生RTA、世界攻略すればいいんだね」
「我が妹よ、やる気か?やっちゃうのか?まぁいいけど、正直楽しそうだし死ぬ訳じゃぁないしな」
しかしここで1つ疑問が浮かんできた
「そういや俺達になんのメリットがあるの?」
「うーん、とですねぇ次の生まれ変わる種族、星の選択、来世での才能、運の良さなどを上げる事ができます」
「つまり世界を救っていけば来世はニートライフ満喫できる!」
「マジすかユウさん」
「どうですか?お二人共興味出てきたでしょう」
「でもすぐ世界に飛ぶのか?」
いきなり世界に飛ばされて死ぬのは良くない、事前にある程度の情報を得たり対策などしたいものである
「その点は問題ありません、皆様が天界呼ぶ所に待機場所があるのでそこで詳しく話そうと思います」
「そうか…」
俺は覚悟を決めた、他の誰もが体験出来ない事をやろうって言うのだ、これはやるしかないよね
「ユウはどうする?」
「ゆうはねハルにぃと一緒ならどこでもついて行くってもう決めてるじゃん。だからね…私もいくよ。」
決まりだ、俺達はこの日この時間に俺達は変わる
「サラダバー!俺達の星!」
「ぐっばい、クソゲー」
「決まりのようですね」
突如光るゲートが現れくらい夕焼けの部屋を照らしていた
「行くぞユウ」
「頑張ろハルにぃ」
「「レッツエンジョイ、異世界ライフ!!」」
2人の兄妹はそう言い現実離れした門をくぐった
ここではキャラの説明とか自分の感想など載せていけたらなって思いまっす。素人ですが応援して貰えると嬉しいです。とりあえずよろしくデース!
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