春休み
「お花見行きたぁーい」
「桜、まだ咲いてないよ」
「そっかぁ、そうだよねぇ・・・じゃあ、梅でもいいやぁ」
「梅はもう終わったよ」
「えぇーっ!お花見できないじゃん!」
「来週になったら桜が咲き始めるから、存分に出来るよ」
「今したいのぉっ!すぐしたいのぉっ!」
「んー・・・桜の写真集見ながら、団子でも食べる?」
「シュール過ぎるぅ!そんなの絶対に面白くないじゃん!」
「まぁ、想像に難くないね」
「あーっ!ひまひまひまぁっ!」
「違う所へ遊びに行ったら?」
「それは嫌」
「なら、このままでいいね?」
「それも嫌」
「ワガママだなぁ・・・」
「女の子はぁっ!ワガママなものだぁっ!」
「僕にどうしろと・・・」
「私にかまえぇっ!」
「あー・・・どっか行く?」
「お花見に行きたい!」
「振り出しに戻った・・・
だから来週まで待てと・・・
・・・おっ、調べたら公園のチューリップが満開だって」
「チューリップかぁ・・・チューリップねぇ・・・もうチューリップでいいやぁ」
「妥協でチューリップを選ぶのは失礼だよ」
「そうなんだけどぉ・・・やっぱ違うっていうかぁ・・・」
「まぁ、桜をイメージしてたらそうなるよね」
「あっ!〈チューリップごっこ〉しよぉ?」
「チューリップごっこ?」
「ちゅー、リップ」
「さ、公園に行くよ?」
「スルーとかひどくない!?」
「僕にどうしろと・・・」
「ここは熱っいキッスをするところだよぉ?」
「童貞相手に期待し過ぎだよ」
「それじゃあ、私で練習するぅ?」
「引きずりこまれそうだから、止めとくよ」
「このチキン野郎がぁ・・・っ!」




