玉の輿の日
「モルガンお雪って知ってる?」
「アメリカのお金持ちに見初められて結婚した人、だったかしら?」
「そうそう、今日はその人が結婚した日なんだって」
「へぇ、そうなの?なにかのゲームで知ったの?」
「僕の知識がゲームからしか得られないと思ってるなんてヒドイ偏見だなぁ」
「あら、違うの?」
「違わないよ!」
「なら偏見ではなくて、正しい見解だわ」
「ぐぬぬ、なんか納得いかない・・・」
「そう感じるなら、日頃の言動を変えなさい」
「前向きに検討するよ」
「これは変わらないパターンねぇ」
「それで話しを戻すけど、モルガンお雪って人のエピソードを知って思ったのが、
君も〈玉の輿〉に興味があるのかなぁ、と思って」
「玉の輿?興味無いわね」
「なんで?お金は大事だよ?」
「そうね、お金は大事よ?
・・・でもお金と結婚する訳じゃないの、人と結婚するのよ?
なら、愛した人と一緒なって、幸せになりたいじゃない?
お金は幸せに暮らすための一つのファクターにすぎないわ」
「貧乏でもいいの?」
「もし愛した人が貧乏なら、他の手段で幸せに過ごせる方法を見つけるわ・・・
それが夫婦になって、一緒に暮らすって事じゃないかしら?」
「はへぇー、逞しいなぁ」
「モチロンお金はあるに越したことないわ
・・・だからしっかり稼げるようになってね?」
「稼ぐ方法かぁ・・・どうすれば稼げるようになるのかなぁ?」
「自分に合った方法を模索するために、学生は色々な経験をして学ぶのよ?
しっかり稼ぐために、しっかり勉強しなさい?」
「もし僕が貧乏でも、ついてきてくれる?」
「そうならないために努力しなさい・・・
・・・貴方がどうなろうと、私が傍で支えてあげるから、
後の事など考えずに、思いきって色んな事にチャレンジしなさい」
「たまに遊んでもいい?」
「もちろん、遊びも立派な経験よ、無駄な事なんて無いわ、全力で遊びなさい」
「タイツにも全力を出していい?」
「タイツに関しては貴方、いつも全力で執心してるでしょ?」
「甘いね、僕のタイツに対するこだわりは、まだまだこんなもんじゃないよ」
「今までより更に上をいくの・・・?正直少しひくわ」
「こんな僕はイヤ?」
「普通はそうなのでしょうけどねぇ・・・
・・・〈何とかした方が負け〉と言う言葉もあるし、
きっとそういう事なのでしょうねぇ」




