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番外
スルーしてください。
彼女と出会ったのは、春休みの真っ直中であった。
春休み中の僕は、特にやることがなかったので、よく外へランニングに出かけていた。
良い子はもう寝る時間帯にちょうど公園に差し掛かった所、微かな悲鳴が聞こえてきたのだ。
春休み中、毎日この時間帯にこの公園を走っているが、こんな声を聞いたのは初めてだった。
いつもは酔っぱらいとホームレスと不良と露出狂しか居ないこの公園も、今日は不思議と見かけなかった。
その事がより一層、僕の不信感を抱かせた。
夜にランニングをしていると、『女の子が暴漢に襲われていたら、どうするか』などと取り留めの無い妄想はよくしていたが、
中途半端で申し訳ございません。




