巫(3)女(5)の日+α
「正直に告げよう、
今日は〈巫女の日〉だから、巫女服しか用意していない」
「正直に告げられても、反応に困るのだけれど?」
「だがっ!
今日は!
〈ミス・コンテストの日〉と〈スチュワーデスの日〉でもある!」
「へぇー、どうでもいいわー」
「どうでもよくない!
・・・〈スチュワーデスの日〉だよ!?
〈巫女の日〉よりもっ!
君を輝かせる事の出来る日だよ!?」
「別に輝かなくても・・・普通でいいわよ、普通で」
「なんでさ!
スチュワーデスだよ!?スチュワーデス!
キャビンアテンダント!
客室乗務員!
スッチーだよ!?」
「うるさいわねぇ、同意語ばかり連呼するんじゃないわよ」
「嗚呼、スチュワーデスの、麗しのタイツ・・・」
「やっぱりタイツ関連だろうと思ったわ」
「スチュワーデスのタイツと言うよりストッキングって、エロくない?」
「ごめんなさい、私に同意を求めないでくれる?
そういう話は男友だちとしてちょうだい」
「話せる友だちがいないよぉ・・・」
「あら、そうだったわね・・・ごめんなさい、ボッチ君?」
「うわぁぁあん!どうせ僕はボッチだよ!」
「はいはい、可哀想ねぇ・・・
私がいるのだから、真にボッチではないでしょ?」
「〈王の力〉が僕を孤独にする・・・
コードボッチ!~反逆の豚~!
始まるよ!」
「〈王の力〉とか云々より、そういう支離滅裂でハイテンションな痛い言動が、
ボッチの原因じゃないのかしら?」
「ぐはっ!やめてくれ、その言葉は僕に効く」
「本当に効いてるなら、反省できるわよね?」
「ふひひ、サーセン」
「欠片も効いてないわねぇ・・・」
「とりあえず、巫女服着よっか?」
「貴方が着るの?」
「僕が着ても気持ちが悪いだけだよ」
「そうね」
「おぅういっ!そこは否定しようよ?」
「じゃあ着てみてくれる?それではっきりするわ」
「ごめんちゃい、僕が来てもキモいだけです・・・君が着てくださぁいっ!」
「スチュワーデスはもういいの?」
「無い物ねだりしてもね・・・有る物を有効活用しないと」
「自分の欲望に対して臨機応変に対応する能力は高いのよねぇ」
「これが、〈王の力〉!」
「代償はボッチとか、笑えないわねぇ」
「なんとでも言うがいい!
僕が命ずる!
『この巫女服を着るんだ!』」
「Yes,Your Majesty」
「え?なんて言ったの?
たぶん英語だと思うんだけど、発音が良すぎて全然聞き取れなかった」
「貴方って、本当に残念ねぇ」
「てへぺろ!」




