風とワガママ
「風が強い」
「そうね、気温は低くないけど、肌寒く感じるわね」
「風が強い・・・なのにっ!
僕は!
まだパンチラを見ていない!」
「女子も風が強く吹いているのは分かってるのだから、対策くらいするわよ」
「そんな!絶望した!」
「安い絶望ね」
「もうちょっと女子は男子にサービスしてもいいんじゃない?」
「女子の意見を言わせてもらえば、答えは〈NO〉よ」
「僕、バカだから英語分かんなぁーいっ!
サービスしたいって意味?」
「今まさにサービスって英語を使ったじゃない・・・」
「これはあれさ・・・僕語だよ」
「貴方の『僕語』では、サービスってどんな意味なの?」
「んー・・・『奉仕』かな?」
「まんま英語じゃない・・・少しは捻りなさいよ」
「その場の思いつきだからね」
「なんて底が浅いのかしら・・・」
「飾ったってしょうがないさ、僕なんてこんなもんだよ」
「風が強く吹いたらパンチラの事しか考えられない男の子だものねぇ・・・
私、貴方のどこに惹かれるのかしら?」
「このイケメン・フェイスじゃない?」
「鏡見てもう一度言ってもらえるかしら?」
「サーセン」
「もう、お調子者なんだから・・・
あら、いやだわ、風でスカートが・・・」
「おおっ!白ぉっ!パンチ・・・ラだけど、なんか違う」
「ねぇ、なんなの?
貴方一体なんなの?
わざとガードを外したのに、違うとかなんなの?」
「どうどう、落ち着いて・・・ほら、君、タイツ穿いてるじゃない?」
「貴方が好きだからね」
「そうだ、僕はタイツが好きだ・・・
タイツ越しのおパンティは大変素晴らしい物だった・・・
でも、僕が見たかったパンチラは、生のおパンティなんだよなぁ」
「なんてワガママな男なのかしら・・・」
「あーっ、生のおパンティのパンチラが見たかったなぁー」
「こいつ・・・」
「チラッ、チラッ」
「はいはい、タイツを脱いでもう一度すればいいんでしょ!?」
「そんなキレなくても・・・
僕はただ純粋に君のおパンティを生で見たいだけさ」
「私じゃなかったら、愛想尽かされてるわよ?」
「君以外にこんな事言わないさ」
「他の女の子にも言ってるくせに・・・
あーあ、本当、貴方のどこが良いのかしら?」
「タイツへの、愛かな?」
「確かにその部分は秀でているわねぇ」
「ほら、脱いだタイツを渡して?」
「何するつもりよ?」
「もちろん、クンカクンカした後、食べるのさ」
「そこまで突き抜けていると、いっそ清々しいわね」
「うわっ、脱ぎたてタイツ温たけぇっ!
んーぅっ、君の香りがするよ」
「貴方、今すごく気持ち悪いこと言ってる自覚ある?」
「第三者から見ればね・・・でも、君は嬉しそうだよ?」
「やだわ、言わないで」
「くくっ、恥ずかしがる乙女は可愛いのぉ」
「もうっ!意地悪しないで?
・・・あらやだ、風でスカートが・・・」
「おほぉうっ!生おパンティのパンチ・・・ラァ・・・」
「なに?
なんなのその反応?」
「いや、思ってたのと違うくて」
「なに?
なんなの?
ここまでさせといて、なんなの?」
「えーっと、まさか『スケスケ』だとは思わなくて・・・
ちょっと過激過ぎない?」
「こういうのが好きなんでしょ?」
「好きか嫌いかで言われれば、大好きだけど・・・
求めていたのは『清楚』感なんだよね」
「どこまでワガママなのかしら・・・」
「あっ、安心して?
清楚な感じの君がそんなセクシーパンティを付けているって、
ギャップがすごくて『グッと』きたから!」
「嬉しそうな顔しちゃって・・・
こんなダメ男でも、キュンとしちゃった私は、
この笑顔に惹かれてるのかしら?」




