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花粉とアダ名

「くしゅんっ」




「風邪?」




「たぶん違うぅ、花粉っぽいよぉ」




「もうそんな時期か」




「ふぇーん、これからしばらく鼻が詰まると思うと憂鬱だよぉ」




「あれだ、『病も気から』ってことわざでもあるくらいだから、


今のクシャミは花粉のせいじゃないと思えば症状を軽減できないかな?」




「根性論かぁ・・・なら、今のクシャミの原因は何だと思えばいいのぉ?」




「クシャミをしたら誰かに噂されてるって言うじゃない?


きっとどこかで話題に上がったんだよ」




「あー、言うねぇ・・・どんな噂されたんだろぉ」




「そりゃあ、もちろん、君のご立派なお胸様の話じゃない?」




「それだと私、一日中ずっとクシャミしてないといけないよぉ」




「貫禄の『歩く青少年の味方』だね」




「なんて不名誉な称号なんだろぉ・・・


命名が男の子っぽいよねぇ、


どうせ呼ばれるなら、もっと可愛いのがいいよぉ」




「んー、『おニャン子パイレーツ』とか?」




「古い上に全く可愛くないよぉ」




「じゃあ君はどんな風に呼ばれたいの?」




「そうだなぁ・・・『夢の天使』とかどうかなぁ?」




「どっちかと言うと『淫夢の小悪魔』の方がしっくりくるかな?」




「それじゃあ余計に酷くなってるよぉっ!」




「あだ名って難しいね」




「普通に名前で読んでくれればいいのにぃ・・・」




「それだと親しみがないじゃないか」




「それもそっかぁ・・・


私もこれから親しみを込めて貴方の事『チキン君』って呼ぶねぇ?」




「やめて・・・やめて、大事な事だから二回言ったよ?」




「なら私の事も『歩く青少年の味方』なんて呼ばないでねぇ」




「あぁ、大丈夫だよ・・・僕は『あざといオッパイ』って読んでるから」




「直球すぎるぅ!もうちょっと捻ろうよぉ・・・」

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