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に(2)わ(8)とりの日

「こけこっこおぉーっ!に・わ・と・り・の日だぁ!」




放課後、帰り支度をしていると、


彼女が〈にわとりのモノマネ〉であろう奇っ怪な仕草をしながら近づいてきた。




正直、滑稽なだけに思えたが不思議と愛らしさを感じ、


僕はクスリと笑いが零れた。




「からあげ君、一個増量キャンペーンとかしてるかな?」


「えぇー、そこは〈ファミチキ〉じゃない?」




彼女は『ないわぁー』とか言って大げさにヒいている。




そこまでリアクションされる程のものなのか?




「あれ?ファミマ派?」




「そだよぉー、家の近くにお店があるんだぁ」




「そうなんだ、僕の家の近くはローソンかな」




「からあげ君なんて邪道だぁ!肉汁溢れる〈ファミチキ〉が最強だよぉ!」




彼女は『ふんすっ』と鼻を鳴らし力説してくる。




「なんでさ、からあげ君、食べやすいじゃん」




「私は『じゅわっ』と肉汁溢れるのが好きなのぉっ!」




彼女は腕を上下に振り回し、どれだけ好きかアピールしてきた。




腕の動作に連動して、たわわに実った彼女の爆乳がバルンッバルンッ揺れる。




僕は君の『ムネ肉』を生で味わいたいよ。




「それだと〈Lチキ〉でもいいじゃん」




「〈Lチキ〉はなんか違うんだよねぇ」




「ふぅーん、僕にはあんまり分からないや」




「なんだとぉっ!


〈ファミチキ〉の素晴らしさが分からないのかぁっ!


ローソンの社長のご子息でさえ『ファミチキうめえっ!』て


父親の目の前でドヤ顔しながら見せびらかして食い語る程なんだぞぉっ!」




「はえー、それほどとは・・・」




「よおぉーしっ!


如何に〈ファミチキ〉が優れているか証明するために、


コンビニ食べ比べツアーを開催するぞぉっ!」




「今から?」




「モチのロンだよぉ!」




「太るよ?」




「〈ファミチキ〉の素晴らしさを伝えるためには、致し方ないぃっ!」




「何が君をそこまでさせるんだ・・・」




この後、彼女と各コンビニを巡った訳だが、


結論としては、セブンイレブンの〈ななチキ〉が一番美味しかったという、


何とも締まらないオチがついた。

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