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水たまり

「晴あぁーれたぁっ!」


「うん、良い天気だ」




放課後の帰り道、


日中ずっと降っていた雨が止み、


太陽の日差しが降り注ぐ見事な晴天の元、


僕と彼女は帰宅の途についていた。




「晴れたぁ!晴れたぁ!」




太陽の光を浴びてテンションが上がったのか、


彼女は満面の笑みではしゃいでいた。




「こら、傘を振り回すと危ないから止めよ?」




テンションが上がり過ぎて、傘を振り回し始めた彼女に注意する。




「はぁーい」




彼女はハッとした顔をした後、流石にマズイと思ったのか、


少しシュンとなって、トボトボと僕の後ろを歩いてきた。




「やばっ、水溜まり踏んじゃった」




落ち込んだ彼女を心配してチラチラ後ろを見ていると、


前方不注意になりヘマをしてしまった。




「うへぇ、私もぉ・・・」




僕に付いてきていた彼女も、同じ水溜まりに嵌まってしまった。




「あーあ、靴の中グチュグチュだよ」


「濡れ濡れで気持ち悪いよぉ」




彼女は眉をひそめ、不愉快そうな表情をしていた。




僕の不注意から起こった事だけに、申し訳なさを感じる。




「冷えて足元冷たくなってきた・・・ちょっと靴下脱ぐよ」


「私も脱ごぉ」




ちょうど手頃なベンチがあったので、水に濡れた靴下を脱ごうとすると、


彼女も脱ぐと言い出した。




確かに、水に濡れた冷たい靴下を穿き続けるのは、


風邪をひく可能性があるので、懸命な判断だと思う。




「お先にどうぞ?」


「ちょっとなにぃー、もしかして脱いでる所見てるつもりぃ?」




僕はレディー・ファーストのつもりで言ったのだが、


彼女に指摘され『オカズゲットのチャンス』に気がついた。




「そうだよ?」




僕は悪びれずに言った。




「恥ずかしいから止めてよぉ」




彼女は頬を染め、モジモジして恥じらった。




だが言葉とは裏腹に、上目づかいでこちらを見てくる瞳の中には、


何かを期待する色がチラついていた。




「えー、いいじゃん」




『あ、押せばいけるな』と思った僕は、ニヤニヤしながら彼女を押す。




「もぅ、しょうがないなぁ」




案の定、彼女は簡単に承諾した。




ベンチに腰かけ、ローファーを脱ぐ。




脱いだ瞬間、すき間から蒸気が溢れた。




きっと彼女の足は、


ローファーの革素材と雨水と自身の高い体温のせいで、


蒸れていたのであろう。




溢れた蒸気は、さぞかし芳しい香りがしたに違いないだろう。




いや、今からでも彼女の蒸れた足に顔面を押し付けて、味わいたい。




極上の感触を得られるのは、想像に難くない。




「ちょっとぉ、あんま足先ばっかり見ないでよぉ・・・


自分でもどうなってるか分かるから、すっごい恥ずかしいんだけどぉ?」




「それでも一向にニーハイを脱ぎ始めない理由は?」







「貴方が嬉しそうな顔で見てくるからだよぉ・・・もぅ、言わせないでぇ」







彼女はプイッと僕から視線を外し、拗ねたように頬を膨らませた。




赤く染まった美白の頬をプクーッとお餅のように膨らませる姿は、


非常に愛らしかった。




「せっかくだし、匂い嗅いでもいい?」




言うのはタダなので、ダメ元で彼女にお願いしてみる。




「何が『せっかく』なんだよぉ!


そんなの絶対ダメぇっ!


恥ずかし過ぎて、どうにかなっちゃうよぉっ!


もうっ、すぐに調子に乗る!」




やっぱりダメなようで、彼女はプリプリと怒りだし、


そそくさとニーハイを脱いでしまった。




しまった、失敗した。




これから本番だったのに、もったいない事をしてしまった。




やはり欲望に忠実な発言はせず、煽てて気持ち良くするべきだったか。




この反省を生かし、僕は次の言葉を発する。










「脱ぎたてのニーハイもらっていい?」


あれ、おかしいな?




本当なら『ごめんね、君が魅力的過ぎるのさ』


とか言って紳士にキメるつもりだったのに。




「ほんぅっとおぉーに、好きだねぇっ」




脱いだニーハイを手早く鞄に仕舞った彼女は、


心底呆れた顔をして僕を見つめてきた。




目は座っていて、ジト目だ。




僕は気まずくなり『てへぺろ』して誤魔化した。




欲望に忠実な自分が憎い。




だが今夜の『オカズ』はゲット出来たので、良しとしよう。




JKの蒸れたニーハイ足先物、あったかな?

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