笑顔の日
「あら、目に見えて落ち込んでるわね・・・何かあったの?」
「ちょっと、色々と、ね」
「ふぅーん・・・私には言えないんだ」
「まぁ、なんと言うか、
今は自分の中で消化している感じだから、
誰かに言いたくは無い、かな?」
「一人で抱え込まないで?
ほら、誰かに話すと気が楽になるじゃない?」
「んー・・・やっぱダメ、僕の嫌な部分が出ちゃうから」
「それを含めて、私が受け止めてあげるわよ」
「なおさら君だから、見せたくないんだなぁ」
「もうっ、意固地ねぇ・・・
そうだわ、今日は何の日か知ってる?」
「いや、知らないなぁ」
「今日2月5日は『笑顔の日』なんだって。
2月の『ニ』と5日の『コ』で『ニコニコ』の語呂合わせなのだそうよ?」
「へぇー、知らなかった」
「『笑顔の日』だから貴方に『笑顔になりなさい』とは言わないわ・・・
・・・私が傍でニコニコと笑っていてあげる、
だから一人で抱え込まないで?」
「ありがとう」
「いつか、『貴方の全てを受け止めてあげられる』そんな存在になりたいわ」
「僕は、誰かを信じ、頼れるようになるのだろうか?」
「ゆっくりでいいの・・・
いつまでも待ってるから、貴方のペースで歩きましょう?」
「そうだなぁ、とりあえず、立つよ」
「傍で支えましょうか?」
「また僕が膝をつく時まで、見守って欲しいかな?」
「ふふっ、私が傍に居るのだから、安心して歩きなさい?
・・・期待してるわ、ガンバレ男の子」




