牛丼
「帰りにカフェでも寄っていかない?」
「ごめん、今日は別に寄りたい所が決まってるんだ」
「あら?今日は何かゲームの発売日なのかしら?」
「違うよ!ゲームじゃないよ!
ゲームだったらネットで予約してるから発売日に家に届くよ!」
「ふーん・・・あ、分かったわ、ゲームセンターでしょ?」
「僕もいつもいつもゲームしてるばかりじゃないよ!
・・・今日は牛丼屋の創業祭で<肉120%>らしいから行こうと思って」
「晩御飯に?」
「え?牛丼だけじゃ足らないよ?晩御飯は別で食べるよ」
「男の子って食べるのねぇ」
「成長期だからね」
「私は小食だから、『一杯食べれる』って尊敬するわ」
「いや、生理現象だから尊敬されても困るよ」
「そこは素直に誇っておきなさい」
「はーい」
「じゃ、行きましょうか」
「あれ、今の会話一緒に来る流れだった?」
「別に牛丼屋に行くくらいだったら、私も一緒に行っても問題無いでしょ?」
「そりゃ問題無いけど・・・
・・・牛丼屋だよ?女の子が興味を引くメニューなんて無いよ?」
「正直牛丼のメニューには興味無いわね・・・
私が興味があるのは、貴方が牛丼を食べている姿よ」
「そんな面白い物でもないと思うんだけど・・・」
「それを判断するのは私よ」
「それじゃあ、食レポ並みを目指すよ」
「『味の宝石箱や!』は禁止ね」
「これは手厳しい、作戦を練り直さなければ」




