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伝説の剣  作者: 国語力なさ男
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伝説の剣 第八話

85番、98番、105番は2日前に殺されていた番号の者であった。


死者が蘇ることは考えにくく、誰かがなり変わっていることは明確だった。


呼ばれた10名が集まった時、シュウの疑問は確信に変わった。


シュウを襲った者が着ていたコートを85番、98番、105番の者が着ていた。


シュウを襲った者はいなかったが、3名とも腕が立ちそうだった。


闘技場に到着すると、大勢の観客が目に入った。


闘技場は、芝の上に大きな岩が複数あり、粉々に砕かられた岩の破片が数カ所見られた。


シュウはイメージトレーニングを瞬時に行った。

刺客と同じコートを着た3人が一度に襲ってきた場合どう戦うか。

その他の参加者とどう戦うか。


シュウ1人では9人同時に相手をすることは難しいだろう。


色々な場面を予想した後、全員から狙われた場合はすぐに棄権しようと思った。


3.2.1の掛け声と共に試合開始の笛が鳴った!


シュウはすぐに身構えたが、刺客はそれぞれ別の参加に向かって走っていった。


シュウはとっさに岩陰に隠れて状況を確認した。


85番の刺客は、背が小さく武器を持っていないようだった。

98番の刺客は、両手にヌンチャクを持っていた。

105番の刺客は、鎖鎌を持っていた。


それぞれが他の参加者と1対1もしくは1対2で戦っている。105番は2人を相手にしており3人の刺客の中で一番強そうだった。


岩の破片がシュウの顔をめがけて飛んできた。少しの余裕を持って避け他の者の分析をしている場合でないことを察した。


刺客の相手にしてない参加者92番と93番がシュウに襲いかかった。


2人は共闘している様で赤と緑のお揃いの帽子を被っていた。


赤は強面な顔つきで緑はオカマのような顔つきをしていた。兄弟とは思えないが緑は「お兄ちゃん待って〜」と赤のスピードについて行けてない様子であった。


赤は二つ目の岩破片を地面からとり、シュウに投げつけた。


シュウは岩の陰に隠れそれを避けると赤と緑から見えないように岩を駆け上がった。


観客から観戦が響いた。シュウは赤に岩の上から蹴りを食らわした。


赤は「ゲフォ」といって地面を転がり気を失っていた。

緑は「よくも兄者を」とオカマちっくな顔から怒りの表情に変わり顔を赤らめた。


身体も先程より一回り大きくなり、腰の剣を引き抜いた。

「キョエェイ」とシュウに突きを繰り出し、間合いを詰めてきた。


シュウは短剣で緑の剣をいなし、緑の剣がそれた隙に緑の帽子を奪った。

すると「キャー」という声と共に緑は剣を離し頭を抑えた。


赤と緑はハゲていた。赤は転がっている間に帽子がとれ、シュウは瞬時に赤と緑は頭にコンプレックスを抱えていると予想した。


うずくまった緑はシュウにプレートを差し出していた。シュウはプレートを受け取ると同時に帽子を緑に返した。


緑は赤に擦り寄り、赤に帽子を被せて赤のプレートも外した。


シュウが赤と緑を相手にしている間に刺客がそれぞれ参加者を倒していた。


85番の刺客から倒された者はネバネバとしたものが目、口、鼻にについておりもがき苦しんでいた。


刺客の狙いは最初からシュウであった。

まずは「俺が行く」と85番の男がシュウの前に立った。


「俺の名は半妖のヨウ」男はそういうとコートを脱ぎ捨て、ネバネバとしたものを蜘蛛の糸の様に岩の破片につけシュウに投げつけた。

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