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伝説の剣  作者: 国語力なさ男
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伝説の剣 第四話

シュウは水浴びをしてるバンと雰囲気のよく似た女性と出会った。

「お前もきたか」とバンによく似た女性がいった。

シュウは顔を赤らめて目をそらした。


シュウは女に背を向けて「すまない」といった。


「気にするな」とバンの声がいた。


シュウが振り向くと、女がいた場所にバンが立っていた。

「そんな時もある」とバンはニヤリと笑って言った。


シュウは一瞬固まったが、さっきいた女とバンが同一人物だと悟った。

「この世界には魔法がある」と父が言っていたことを思い出していた。


シュウはバンに何も聞かなかった。

バンの秘密を知る者はシュウの他に3人いた。


バンの過去に何があったのか、シュウは後に知ることになる。


アジトに戻ると、バンは盗賊団員に、「今日アジトを去る」と伝えた。

理由は、バンの懸賞金が上がりアジトが危険だと判断したからだった。


バンの意見に反論する者はいなかった。

シュウはバンたちと同行するつもりはなかったが進む道は同じだった。


バンがアジトを捨てるのは逃げるからではなく王の城を目指すためであった。


シュウとバンは思考が似ているところもあり、しばらく同行すると思われたが別れはすぐに訪れた。


次の町は二つあり、国軍の養成所がある町と、ならず者の集う治安の悪い町であった。

ならず者の町では、養成所の訓練に耐えられず逃げ出す者や、国不満を持つ者が多くいた。懸賞金の高さが人の価値を決めるような町である。


バンは「また会おう」とシュウに言った。


シュウは養成所で行われる大会に興味があった。

軍の主催の催しであるが、一般の参加も可能で賞金稼ぎも多く出場する大会であった。


バンたちとの別れで少しの淋しさと多くの希望を得ることができた。「この世界は広いな」とシュウはニヤリとして呟いた。

それぞれの道を進んでいくのであった。

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