敵が強いと燃える男たち???
敵が強いと燃える男 ??? (伝説の剣 第十話登場)
最初の敵は、同じ年の男の子だった。
???は、足が遅かったが、敵に追いつくために努力をした。
毎朝、毎晩、疲れるまで走り、努力を周りに見えない様に練習した。
数週間後、敵と認識した男の子より足が速くなっていた。
???に達成感はなかった。
次に敵と認識したのは???のアニメだった。身体は???より大きく、知能も高かった。
???は兄を越えたいと思った。
ある日、???は家族と山登りにいった。
崖を前に立ち竦んでいると???のアニが「大丈夫だ」といって???のそばに来た。
???は兄に抱きついた。
崖が怖かったからではない。
兄を倒せると思ったからだ。
???は家族が見ていないことを確認して兄を激しく突き飛ばした。
兄は崖に落ち、???は泣いた。
最大のライバルがいなくなったことを悲しんだ。
???が兄を突き落とした所を見た者がいたが、その時の???の年齢は5歳で誰もが事故と思った。
幸いなことに???の兄は生きていた。落ちた時のショックでここ数日の記憶を失っていた。
???は、次は正面から兄を倒そうと思った。
ある日、???は兄と喧嘩をした。
???は兄より強くなっていた。
???は兄に失望すると同時に、この世に絶望した。
???は新しい敵を探したが、兄を越える敵はいないと悟った。
???は自分よりも強い人を育てないと思った。
???はシュウという5歳の子どもをを育てることに決めた。