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伯爵からのお礼と頼み

部屋に移動して、ユランダさん達の向かいのソファーに座るった。部屋のドアが静かに開き、メイドが人数分のカップに紅茶を注ぎ頭を下げ部屋から退出した。

「まあ、敬語は不要だ」

よかった、慣れない事はしたくないからな

「わかった」

「それでいい、本題に入ろうかな まず最初に、私達を助けてくれてありがとう」

「いえ、たまたま見つけただけですから」

「それでもだ、本当にありがとう」

お礼をされるのは少し恥ずかしいな

「私からもありがとうございました」

「ありがとうです」

「どういたしまして?」

「何故疑問形!」

ユランダさんナイスツッコミ!ユランダこういうの、乗るんだね~!

「それで質問なんだが」

俺は質問した

「何故襲われていたんですか?」

気になるのは、護衛がいるのに何故あのような事になっていたかだ

「うん、まずあの魔物が何かわかるかい?」

ゴブリンだと思うけど

「ゴブリンですか?」

「ゴブリンだがただのゴブリンじゃない!」

なるほど亜種とかその辺か?

「あの四体は全てゴブリンの進化での、ゴブリンシャーマン、ゴブリンファイター、ゴブリンレンジャーと護衛が戦っていたのがハイゴブリンだ」

なるぼど、ハイゴブリンが一番強くて相手しているうちに、他のゴブリンが馬車に攻撃をしていたということか

「なら疑問が増える何故ミティアに仕えていた奴を連れていかなかった?」

「ここらへんは比較的、魔物が少ないのです、そしてゴブリンは、この辺では進化しても、ホブゴブリン程度のものなので、護衛兵を育てる一環として一人を伍長残りを兵士で結成したパーティーで活動していました」

なるほど、道理で貴族の人なのに強い護衛をつけてないわけだ

「理解しました」

「じゃあこっちからも質問です」

ミテルさんが質問して来る内容はだいたい予想できるが

「わたくし達を助けた後何故直ぐに行かれたのです?」

テンプレだからです、とは言えないな~

「めんどくさかったからです」

「雄太くん」

流石に怒るか?

「正直でよろしい」

いいんかい!

「まあいい、私からも質問いいかい?」

「どうぞ」

「優香ちゃんだっけ?静かだけどいつもこうなのかい?」

「いえ、優香は人見知りでして初めての人とは会話をあまりしません」

「そうなのか」

「じゃあ私も質問です」

「雄太さんは、結婚してますかです?」

行きなりだな!

「してないですよ」

ミティアは少し安心した次の瞬間

「私と、結婚してくださいです」

突然過ぎて俺は黙った

そしてユランダさんは

「なっ!」

そしてミテルさんは

「ミティアたら大胆!」

自分で言ったミティアは、顔を赤くさせ

「だ、ダメです?」

すると、ずっと黙っていた優香が

「ダメです!お兄ちゃんは、誰にも渡しません!私のです!」

こんな優香は初めてみた!人前で大声を出すなんて取り乱してる、しかも抱き着いてきた!

「優香?」

嫌だ!嫌々お兄ちゃんが取られるのは嫌私だけのお兄ちゃんだもん!

「お、お兄ちゃんと結婚するのは私」

マジか!人前で堂々と発言!どうすんのこの空気!

ユランダに目線をやると同時にミティアが爆弾発言をした

「優香ちゃんは正妻で、私は側室でもいいのです!」

側室!あれか二股か!俺にしろと愛人作れと!

優香を見ると

「正妻」

正妻だけしか聞いてない!

俺は紅茶を飲み、話題が変わるのを待った

「そうだ報酬を渡さなければ、セバス例のものを」

するとセバスと呼ばれた羊が入ってきた

「旦那様コチラになります」

「ご苦労」

そしてそれを俺に渡してきた

「これは?」 

「助けてもらった謝礼さ、遠慮なく受け取ってくれ!中には、聖金貨10枚入っている」

やっヤッターお金持ちだ~

「それとお願いがある」

今なら何でもオッケーできそう!

「雄太と優香は、旅をしているのだよな?」

「はい」

「その旅にミティアを連れていってほしい」

えっマジか

「今ミティアは、何才ですか?」

「8才だ!」

ダメだろ!

「流石に」

「連れていって欲しいです」

こんな上目遣いだと、断りにくい!

「優香どうすしたい!」

お願い断って!

「いいよ!きても、そして思い知らせてやります、お兄ちゃんと私の愛を!」

何故そうなった!連れていかなきゃ勝ちだろが!

「のぞむとこです」

のぞむなぁ~

「じゃあ決定だな!覚悟を決めろ雄太」

ユランダ殴りたい!

「わかったよ!連れてけばいいんだろ!全くどいつもこいつもぉ!」

俺は吹っ切れた、可愛い子が入ったんだ!喜ばなきゃそんだ!

「これからよろしく」

「よろしくです!」

今日は宿に戻らず泊まることになった!

「ユランダさん風呂ないか?」

「有るよ、入るかい?」

「入る」

そして使用人に連れられて風呂場まで案内してもらった。

「ありがとう」

「いえ、それでは失礼しました」

服を脱いで腰にタオルを巻いて体を洗い風呂につかった。

しばらくすると、脱衣所から二人の声がした

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