冒険者ギルド
俺と優香は街の門に着いてできていた列に並んだ、そして10分程で順番が回って来た
門番の男が最初に放った言葉は
「身分証を出してくれ」
俺達そんなの持っていない!
とりあえず財布の中をあさって探しているふりをする。そしてあることにきずいた、日本のお金がなくなり、金貨や銀貨、銅貨になっていることに持っていたお金がこの世界の通貨にいつの間にかわっていた!
とりあえず身分証はないから
「済まない、身分証を何処かに落としたみたいだ」
「そちらの子もか?」
優香は初めて会う人とうまく話す事ができない、要するに人見知りなのだ!
優香は俺の後に隠れながら
「も、持ってません」
と、言った
門番はため息を吐きながら
「一人大銅貨一枚だ、身分証を発行したら持ってきてくれ、入ってすぐのところにギルドがあるそこで発行してもらえ」
「わかりました」
返事をしながら銀貨を渡した
門番は大銅貨を確認して通してくれた
「入れなかったらどうしようかと思ったわ~」
弱々しい声で優香は返事をした
「う、うん」
優香の手を握って
「身分証を作りにいこう!」
優香は握られた手を見ながらニコニコして、今度は元気な声で返事をした
「うん!」
入ってすぐって言ってたけど、どれだ?
「優香、空間探知で、ギルドの場所わかんないか?」
「無理みたい」
「そうか、そう落ち込むな」
そう言って頭を撫でてあげた
そのあと無事に冒険者ギルドの場所が、わかった
「優香、入るけど大丈夫?」
「怖いから手を繋いで、そしたら多分大丈夫だから」
手を繋いで扉を開けた
すると、中にいた人達がいっせいにコチラを向いた。
それを無視しカウンターの前に行き
「登録したい」
「では、コチラの紙にお名前と職業、スキルを書いてください」
渡された二枚の紙を見てわかったが、文字は日本語と一緒らしい
「これでいいか?」
優香の分も書き、渡した
「はい、登録完了です」
「これが身分証明書になります」
名前、山凪雄大
職業、魔法剣士
スキル、風属性魔法、身体強化、剣術、威圧
パーティー作成
パーティー申し込み
名前、山凪優香
職業、白魔道士
スキル、炎属性魔法、光属性魔法、回復魔法、支援魔法
パーティー作成
パーティー申し込み
スキルを少し隠して書いた
「冒険者ギルドについて説明します」
拒否権はないのか!
「冒険者ギルドには、ランクが存在します、したから、Fランク、Eランク、Dランク、Cランク、Bランク、Aランク、Sランク、SSランク、SSSランクがあります、各ランクにつき、冒険者カードもとい身分証は、色が変わります、ここまでで質問はありますか?」
ラノベとかわらないなぁ
「大丈夫です」
「次にパーティーについてです、パーティーとはチームを組むことで、最低二人から15人までパーティーを組めます、組み方はギルドカードから行えます、報酬の割合についてはパーティー内できめてもらいます、ギルの揉め事についてはギルドは一切の責任をとりません」
説明はどうでもいいが気になることを言っていた、この世界のお金は、円ではなくギルと言うことらしい
「依頼もランクが存在し冒険者ランクにより受けられる依頼が決まっています 例えば雄大様の場合だとFランクなので受けれる依頼は一つ上までなので、FとEランクになります、質問はありますか?」
「ギルド説明にはありません。ただここらへんで安い宿屋はありますか?」
「それなら向かい側にある、青い鳥とい言う宿屋があります、一日大銅貨6枚で、食事は大銅貨2枚と、銅貨7枚です」
「行ってみます」
「はい。では、これでギルドの説明は終わりです お疲れ様でした」
終わった~
今日は疲れたから宿いこっと、ギルも結構あるしね、ちなみに通貨はこうらしい
銅貨
大銅貨
銀貨
大銀貨
金貨
大金貨
聖金貨
が、あるらしい
ちなみに、俺の財布には元々七万六千八百円くらいあって、そこから考えると今、大銀貨7枚、銀貨6枚、大銅貨8枚、銅貨5枚ある、だから
銅貨=10円
大銅貨=100円
銀貨=1000円
大銀貨=10000円
金貨=100000円
大金貨=1000000円
聖金貨=10000000円
ということになる
そう考えると宿が一泊600円は破格と言えるだろう!
宿に行くためにギルドを出ようとすると、三人の男共が立ち上がり近づいて来た
「おい!」
来た~テンプレです めんどくさいな~
「お前みたいな奴が冒険者勤まるわけねーだろ!」
「そうだ!そうだ!」
「そこでだ、俺達がお前達を鍛えてやるよ!ただではないがな!」
ん~条件によってはいいが、いくらかかるかによるなよな
「いくらかかりますか?」
「金はいらね~よぉ!だがそこの女をよこせよ、いい声で泣きそうだ!」
「そりぁ~いい!」
「兄貴終ったら回してくださいよ」
優香は、後で隠れて震えていた
プチ 俺の中で何かが切れた 俺は本気で殺意を向けていた
【憤怒の称号を獲得しました 自由にオンオフできる 効果 敵に5倍のダメージを与えられるが、使うと後から激痛が襲ってくる】
オン!誰だろうと優香に、手を出そうとする奴は許さない!
「前払だ」
男が優香に触れようとした
「優香に触るなぁぁぁ!」
俺はそいつの手を掴みへし折って、顔面を殴った
「このっクソガァ!」
反撃して来る二人の攻撃を避け勢い余った二人の顔面を殴り、壁までぶっ飛ばした、追い撃ちをかけようとすると優香が半泣きで
「もう、やめてお兄ちゃん!死んじゃうよぉ!これ以上ダメ」
その言葉で我に返った俺は拳を納め、抱き着いてきた優香を抱きしめかえして男共に
「次優香に手を出したら、どうなるかわかってんだろうなぁ!」
気絶してたか、これにこりて大人しくなればいいが、何人かのパーティーが近づいて来て、またかと思ったら
「すごいな!ああも容易くBランク冒険者三人を倒すとは、俺はリヒトだ よろしく」
「私はマリカ、さっき君が倒した三人は、ギルドでも手を付けれない程のパーティーで、私もセクハラされてムカついてたのぶっ飛ばしてくれてありがとう」
「俺のパーティー来ないか!」
「俺んとこだ!」
「いや、うちのとこや」
「私のと頃です」
こいつら勝手に決めやがって
「俺は優香とパーティーを組むから、他のとこには入りません」
「二人で入ればいいんじゃね?」
「優香は、俺の妹は人見知りなんだだから無理」
そう言うと
「優香ちゃん私達のパーティーに「ごめなさい」って即答!」
優香は断ると俺の胸に顔を押し当てた、そして俺は優香を抱っこして、ギルドを出た
すぐに宿屋に行き部屋を借りて、ベットの上でお互いのステータスをみせあう事にした