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六十一回目


「おまえさ、好きな奴いるのか?」


「なんでそんな事聞いてくるのよ」


「気になるからだよ」


「別に気にしなくていいわよ」


「い、るのか……」


「いたとしたら?」


「いるのか!」


「仮の話よ、仮の。私の事、あきらめるの?」


「付き合っていないんだろ?」


「私はフリーよ」


「付き合っていても俺はあきらめない!」


「どうして?」


「結婚していなければ、別れるかもしれないから!」


「あんたバカ?」


「お前しか見えない、大バカなんだよ。俺はな」


「ほんとにバカね」


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