幼馴染のあいつに俺は今日も告白する ～100回断られても101回目が断られるとは限らない～

五十一回目

「一緒にプリクラ取ろうぜ！」

「いやよ」

「なんでだよ！　一緒に写真撮って、シールにしようぜ！」

「私、写真は嫌いなの」

「どうしてだ？」

「嫌なものは、嫌なの！」

「魂、抜かれないぞ？」

「そんな事知ってるわよ！」

「だったなんでだ？　昔は写真撮ったじゃないか」

「昔は良かったのよ」

「今は何で嫌なんだ？」

「あんたと並んだら、私の背が低く映るじゃない」

「じゃ、問題ない！　俺がおまえに向かって跪（ひざまず）こう」

「どうしてそこまでするのよ」

「俺はお前と一緒に映った写真が欲しいだけだ」

「ばか……」