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四十一回目
「しかし、この作業毎回するのか?」
「そうよ。私は毎年夏にしてるわ」
「これって結局何なんだ?」
「サークルに委託しているの。簡単に言うと委託販売ね」
「いつもこれ一人でしてるのか?」
「普段は私一人でしていたわよ」
「なんで今年は俺を巻き込んだんだよ?」
「そんな事、気にしなくてもいいでしょ?」
「も、もしかして俺と一緒にいたいからか?」
「そうね、それもいいかもね」
「毎年、一緒に夏を過ごそう」
「いいわよ」
「いいのか!」
「アシスタントとして雇用してあげる」
「雇用ですか! 社長!」





