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二十六回目


「あと何枚あるんだ?」


「あと少しよ」


「さっきからあと少しばっかりじゃないか」


「心配しないで。あと少しで終わりよ」


「なぁ、腹減らないか?」


「晩御飯まだだったわね。私が作ってあげるわ」


「わーーー! 俺が作る!」


「遠慮しなくていいのよ?」


「激しくしていない! 冷蔵庫とキッチン借りていいか?」


「いいわよ。好きにして」


「お前の事、好きにしていいのか?」


「帰るのと謝罪。どっちがいいかしら?」


「ごめんなさい」


「何を作ってくれるの?」


「もちろんカレー!」


「それはいいわね」


「俺の手料理をお前に食べてもらいたい!」


「ルーのストックがないけど、期待してるわ」


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