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二十回目


「昼休みだ! 一緒に食べようぜ!」


「いいわよ」


「え? 今日はあっさりしてるな」


「はい。これ」


「ま、まさか! 手作り弁当か!」


「昨日話していたでしょ」


「ああ、お前の為ならこの命惜しくない」


「覚悟してね」


「どこで食べる?」


「人気のない所がいいわ」


「ふ、二人っきりでいいのか!」


「いいわよ。今日だけね」


「ここにしようぜ!」


「なんで屋上に入れるのよ」


「いいだろ。ここのカギ壊れてるんだ」


「校則違反ね」


「たまにはいいだろ!」


「早く食べましょう」


「いただきます!」


「味はどうかしら?」


「……。お前が作ったのか?」


「そうよ。私の初めてよ」


「本音を言ってもいいか」


「私は嘘つきが死ぬほど嫌いよ」


「死ぬ気で挑まないと、完食できません!」


「だから言ったでしょ。料理苦手なのよ」


「で、でも愛の力で食べます!」


「これもあげるわ」


「これは?」


「胃腸薬」





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