2009年 10月 その1
変更履歴
2010/09/29 誤植修正 10月17、18日 ~住みます → ~すみます
2011/01/03 誤植修正 以外 → 意外
2011/04/10 記述統一 1年生、(中学)2年、高校3年 → 一年生、二年、高校三年
2011/04/16 記述変更 (クラス)1組、二組、3組 → A組、B組、C組
2011/04/19 記述統一 (期間)一日、二月、三年 → 1日、2月、3年
2011/04/27 記述統一 一種類、二種類、三種類 → 1種類、2種類、3種類
2011/04/29 記述統一 一時限目、二時限目 → 1時限目、2時限目
2011/05/08 記述統一 一階、二階、三階 → 1階、2階、3階
2011/05/17 記述統一 一つ、二つ、三つ → 1つ、2つ、3つ
2011/07/13 記述統一 一人、二人、三人 → 1人、2人、3人
2011/08/31 誤植修正 位 → くらい
2013/01/27 誤植修正 ちょっと成長したなぁ → ちょっと成長したなぁって
2013/01/27 誤植修正 パソコン見ながら → パソコンの画面を見ながら
2013/01/27 句読点調整
2013/01/27 改行調整
2013/01/27 区切り行追加
2013/01/27 記述統一 友だち → 友達
2013/01/27 記述統一 ひと通り・一通り → ひととおり
2013/01/27 小題変更 夏期講習の時の人を見ました → 気になる人
2013/01/27 記述修正 学校からの下校途中で → 今日、学校からの下校途中に
2013/01/27 記述修正 もう冬服着ている人は → 冬服着ている人は
2013/01/27 記述修正 冬服に戻す衣更えの月なんですが → 夏服から冬服に戻す衣更えの月なんですが
2013/01/27 記述結合 上に着ている人ばかりです。 → 上に着ている人ばかりで、
2013/01/27 記述修正 カーディガンで行っています → カーディガンで通っています
2013/01/27 記述修正 そんな中で → そんな中でたったひとり
2013/01/27 記述修正 冬服のブレザーを着ていたその人が目にとまって → 冬服のブレザーを着ていた人が目にとまって
2013/01/27 記述修正 あの時の人に似てる事に → それが、あの時の人と似てるのに
2013/01/27 記述修正 他の人に隠れてはっきりと、あの人だとは判らないので → 他の人に隠れてしまい、はっきりとあの人だとは判らないので
2013/01/27 記述修正 ここは、それとなく顔を確認しなくちゃ、と思って → こうなったら、絶対顔を確認しようと決めて
2013/01/27 記述修正 でも、そこで後姿はしっかり確認出来て → だけどそこで、後姿はしっかり確認出来て
2013/01/27 記述修正 でも、どうしても名前が出てこなくて → それでも、どうしても名前が出てこなくて
2013/01/27 記述修正 わたしは急いで走ったら → それを見て急いで走ったら
2013/01/27 記述修正 結局ホームに着いた時 → 結局ホームに着いた時にはもう
2013/01/27 記述結合 ちょうど電車のドアが閉まるところでした。 → 電車のドアが閉まるところで、
2013/01/27 記述追加 すぐに周りを探してみたけど、
2013/01/27 記述修正 その人は、その電車に乗ってしまったようで → どうやらその電車に乗ってしまったらしく
2013/01/27 記述修正 絶対に知っている人なはずなんだけど → 絶対に知っている人のはずなんだけど
2013/01/27 記述修正 ちょっと上の空でした → ちょっと上の空になっていたかも……
2013/01/27 小題変更 かなの家でお泊り、2回目 → 第2回お泊り会
2013/01/27 記述修正 かなん家の泊まり会の2回目です → 今日は、2回目のかなん家の泊まりです
2013/01/27 記述修正 今回は、前に借りた大きなクーラーボックスを持って → 前に借りた大きなクーラーボックスを持って
2013/01/27 記述修正 行きはタクシーの送迎になりました → タクシーの送迎になりました
2013/01/27 記述修正 ずっとはくっつかれもしなかったけど → くっつかれもしなかったけど
2013/01/27 記述修正 前と変わりませんでした → 前と変わりませんでしたね
2013/01/27 記述追加 相手は家政婦さんなんだから、勝てなくても当然な気がするけど、
2013/01/27 記述修正 これはちょっと、悔しかったです。 → それでもちょっと、悔しいなぁ……
2013/01/27 記述修正 姉が母の連れ子と言う事や → 姉が母の連れ子と言うことや
2013/01/27 記述修正 全く接点を持たなかった事 → 全く接点を持たなかったこと
2013/01/27 記述修正 家政婦の佐藤さんだった事 → 家政婦の佐藤さんだったこと
2013/01/27 記述修正 かなの兄や姉たちは、たまに家にいる事もあったけど → かなの兄や姉たちが
2013/01/27 記述修正 という目で見られていた事、などなど。 → という微妙な目で見られていたこと、などなど……
2013/01/27 記述修正 家政婦の佐藤さんが、かなが小学校二年の終わりに → かなが小学校二年の終わりに、家政婦の佐藤さんが
2013/01/27 記述修正 かなは家にいる時は、誰とも話す相手もなく → 家では誰とも話す相手もなく
2013/01/27 記述結合 独りで過ごしていたそうです。 → 独りになってしまい、
2013/01/27 記述修正 そこでその代わりに → そこで家政婦さんの代役として
2013/01/27 記述修正 吐き出すことが出来たんじゃないかと思いました → 吐き出すことが出来たんじゃないでしょうか
2013/01/27 記述分割 日曜はあいにくの雨で、 → 日曜はあいにくの雨でした。
2013/01/27 記述修正 起きた時間ももう昼前で → 起きた時間ももう昼前だったので
2013/01/27 記述修正 朝と昼のごはんは、ホットケーキを食べて → 朝と昼のごはんとして、簡単に出来るホットケーキを食べて
2013/01/27 記述修正 すぐに2階のお風呂に入って → その後すぐに2階のお風呂に入り
2013/01/27 記述修正 お風呂から出たら、いい紅茶があると言う事で → お風呂から出たら、なんだか小腹が減ってきたので、、美味しい紅茶と
2013/01/27 記述修正 その紅茶と、例の同好会から送られてきた → 例の同好会から送られてきた
2013/01/27 記述修正 前のとは違う、チーズケーキを食べました → 前のとは違うチーズケーキで、おやつにしました
2013/01/27 記述修正 微妙に、三色のマーブル模様になっていました → うっすらと三色のマーブル模様になっているんです
2013/01/27 記述修正 ちょっとした地獄を見ました。 → ちょっとした地獄でしたね……
2013/01/27 記述修正 食べ終わった後 → 食べ終わった後は
2013/01/27 記述修正 前回と同様に、もたなそうな食材を貰って → 前と同じで、もたなそうな食材を貰ったんですけど
2013/01/27 記述移動 返したはずのクーラーボックスを、また持って帰って来ました。
2013/01/27 記述修正 返したはずのクーラーボックスを、また持って帰って来ました → 帰って来ました
2013/01/27 記述修正 毎週、あんな大量の食材を買い換えていたら → 毎週あんな大量の食材を買い換えていたら
2013/01/27 記述修正 来週は買い足さなくてもいいから → 来週からは買い足さなくてもいいと
2013/01/27 記述結合 と伝えておきました → 伝えてから、
2013/01/27 記述修正 だんだんと → でも
2013/01/27 記述修正 嬉しいような、ちょっと寂しいような → 嬉しいんですけど、だけどちょっと寂しいような
2013/01/27 記述修正 複雑な心境です…… → なんだか少し複雑な心境です……
2013/01/27 記述修正 3時限目の美術の教室へ移動中に → 今日、3時限目の美術の教室へ移動中に
2013/01/27 記述修正 向こうから歩いてきました! → 向こうから歩いてきたんです!
2013/01/27 記述修正 わたしはここで、その人をまじまじと見てしまいました。 → 思わずわたしは、その人をまじまじと見てしまいました……
2013/01/27 記述修正 ブレザーを着ていても → ブレザーの下にセーターみたいのを着ていても
2013/01/27 記述修正 ストレートの長めのボブで → ストレートの長めのボブ
2013/01/27 記述修正 黒髪かと思ったら、良く見ると真っ黒ではなくて → 真っ黒かと思ったら、よく見ると真っ黒ではなく
2013/01/27 記述修正 でも記憶にはやっぱりないなぁ → でもやっぱり思い出せないなぁ
2013/01/27 記述修正 その小さな声も、特に思い出すものは無かったけど → 近くで見ても、特に思い出すものはなかったけど
2013/01/27 記述修正 声を掛けられたとたんに、ぱっと思い出しました! → 声を掛けられたとたん、唐突に思い出しました!
2013/01/27 記述追加 あ! なつめちゃんだ!
2013/01/27 記述修正 直感で今気づきました、間違いありません → 声を聞いたらすぐに気づきました
2013/01/27 記述修正 と聞き返すと、彼女も頷きました → と聞き返すと、彼女も頷いたから間違いありません
2013/01/27 記述修正 随分急いで来たようで → 随分急いで来たらしく
2013/01/27 記述結合 しゃがんで休んでました。 → しゃがんで休んでましたが、
2013/01/27 記述修正 凪高は、普段はしまっているんですが → 普段は閉められているんですが
2013/01/27 記述修正 二学期から凪高に転校してきた事や → 二学期から凪高に転校してきたことや
2013/01/27 記述修正 学力の確認で参加していた事 → 学力の確認で参加していたこと
2013/01/27 記述修正 夏期講習の時、わたしの事に気づいていた事なんかを → あの講習の時、わたしに気づいていたことなんかを
2013/01/27 記述修正 わたしの事は → ちなみにわたしのことは
2013/01/27 記述修正 わたしのイメージ=長い髪、のようで → わたしのイメージ=長い髪、らしく
2013/01/27 記述修正 昼休みが終わりに近づいて、教室へ戻る途中で → 昼休みも終わり、教室へ戻る途中になつめちゃんから
2013/01/27 記述修正 そんなに変では無いと思うんだけどなぁ。 → そんなに変じゃないと思うんだけど……
2013/01/27 記述修正 帰りの電車の方向も同じなので → それと、帰りの電車の方向も同じなのが判ったので
2013/01/27 記述削除 昼休みに、一緒に帰る約束をして、
2013/01/27 記述修正 放課後は待ち合わせして → 放課後待ち合わせして
2013/01/27 記述修正 週に三日通院していて → 週に3日通院しなければならず
2013/01/27 記述修正 うちの最寄り駅までは一緒の帰り道です → わたしの最寄り駅までは一緒の帰り道です
2013/01/27 記述修正 ちょっと嬉しいです。 → ちょっと嬉しいです!
2013/01/27 小題変更 かなの家でお泊り、3回目 → 第3回お泊り会
2013/01/27 記述修正 かなん家の泊まり会の3回目です → 今日は、かなん家の泊まり会の3回目です
2013/01/27 記述修正 何とか、クーラーボックスを → 今回こそ、何とかクーラーボックスを
2013/01/27 記述修正 学校の机と同じくらいの底面積では → 学校の机くらいありそうな大きさのそれを
2013/01/27 記述結合 わたしの力では無理でした。 → わたしの力では無理だったので、
2013/01/27 記述移動 今回もやっぱりタクシーの送迎で、お家に向かいました。
2013/01/27 記述修正 今回もやっぱりタクシーの送迎で、お家に向かいました。 → やっぱりタクシーの送迎で、かなの家に向かいました。
2013/01/27 記述結合 ちょっと離れた妹くらいになってました。 → ちょっと離れた妹くらいになっていて、
2013/01/27 記述結合 抱きついて来る事もなかったです。 → 抱きついて来ることもなかったけど、
2013/01/27 記述修正 でもやっぱり → でもまだ
2013/01/27 記述修正 ここは変わらないようです → どうやらここは、基本的に変わらないようです
2013/01/27 記述修正 夕食は、面白いのは無いか、というリクエストだったので → 夕食は、なにか面白いのはないかとのリクエストだったので
2013/01/27 記述修正 2人で作って食べました。 → 2人で作って食べたんですが……
2013/01/27 記述修正 ひやひやしましたが → 内心ヒヤヒヤしましたが
2013/01/27 記述修正 ちょっとふらふらしてたようで → ちょっとフラフラしてたようで
2013/01/27 記述修正 3階のお風呂で → 夕食後は3階のお風呂で
2013/01/27 記述修正 半月で空が明るくて、さすがに星は見えませんでした → 自宅で月見風呂なんて、なんて贅沢なんだろう……
2013/01/27 記述修正 ベッドの中で、今日はわたしの事を → かなはベッドの中で、わたしのことを
2013/01/27 記述修正 かなが質問してきたので → 質問してきたので
2013/01/27 記述結合 なんかを話して聞かせました。 → なんかを話して聞かせて、
2013/01/27 記述修正 週の半分しか家に帰って来ないこと → あんまり家に帰って来ないこと
2013/01/27 記述修正 卵かけご飯を食べた事がなくて → 卵かけご飯を食べたことがなくて
2013/01/27 記述修正 良く分からなかったようです → よく分からなかったようです
2013/01/27 記述修正 お金がある人達は → これを聞いた時、お金がある人達は
2013/01/27 記述修正 逆にかわいそうな事なので → 逆にかわいそうだと思い直して
2013/01/27 記述修正 ご飯に何かをかき混ぜて食べるのは初めてだよ → 「こうやってご飯を食べるのは初めてだよ」
2013/01/27 記述修正 そういえば → そう言えば
2013/01/27 記述修正 ご飯と別々に食べていたような。 → ご飯と別々に食べていたような……
2013/01/27 記述修正 富裕層の人は生き方が違うのだな、と → 富裕層の人は生き方が違うんだなぁと
2013/01/27 記述修正 ここで改めて、生活の違いを痛感しました。 → ここでも貧富の差に因る、生活の違いを痛感です……
2013/01/27 記述修正 お昼までは → この後、お昼までは
2013/01/27 記述修正 お昼ご飯にする事にしました → お昼ご飯にすることにしました
2013/01/27 記述修正 と言って → と言われつつ
2013/01/27 記述結合 表示されていました。 → 表示されていて、
2013/01/27 記述修正 と言われました → と訊いてきたんです
2013/01/27 記述修正 自分で染めた事無いから → 自分で染めたことないから
2013/01/27 記述修正 高いしで → 料金が高いし
2013/01/27 記述修正 かなにお願いする事にしました → かなにお願いしてみました
2013/01/27 記述修正 色は難しそうだけど → オーダーとしては、難しそうだけど
2013/01/27 記述修正 ナチュラルブラウンにしました → 無難っぽいナチュラルブラウンです
2013/01/27 記述修正 カラーリングの事を話していると → カラーリングのことを話していると
2013/01/27 記述修正 自分達で焼いた → 生地だけだけど自分達で作った
2013/01/27 記述修正 とても美味しかったです。 → とても美味しかった……
2013/01/27 記述修正 カラーリングをしてもらいました → カラーリングの開始です
2013/01/27 記述修正 やはりとても長い髪なので、とても時間がかかって → とても長い髪なので、予想通りかなり時間がかかって
2013/01/27 記述修正 自分の時の3倍はかかったとのこと → 自分の時の3倍くらいとのこと
2013/01/27 記述修正 お風呂に入ってゆっくりしました → お風呂に入ってゆっくりしてました
2013/01/27 記述修正 ぜんぜん自然な感じになってて → とても自然な感じになってて
2013/01/27 記述修正 髪もつやつやになりました! → 髪もすっかりツヤツヤです!
2013/01/27 記述追加 髪が染め終わった頃には日も暮れて、
2013/01/27 記述修正 適当に肉や魚や野菜を入れて → 適当に肉や魚や野菜を入れた
2013/01/27 記述移動 かなも少しは自分で食べたらしく、
2013/01/27 記述修正 かなも少しは自分で食べたらしく → それに、かなも少しは自分で食べたらしくて
2013/01/27 記述修正 ちょっとは食材が減っていたので → 少し食材が減っていたので
2013/01/27 記述移動 これで、冷蔵庫の中はだいぶすっきりしました。
2013/01/27 記述修正 冷蔵庫の中はだいぶすっきりしました → 冷蔵庫の中もだいぶすっきりです
2013/01/27 記述結合 これはこれで、意外と美味しかったです → これはこれで、あんまり期待していなかったから、意外と美味しかったし、
2013/01/27 記述修正 食事の後、ちょっとゆっくりしてから → 夕飯の後は、しばらくゆっくりしてから
2013/01/27 記述修正 電車で帰ってきました → 電車で帰ってきて、今回のお泊り会は終わりました
2013/01/27 記述修正 歳の離れた妹くらいにまで成長しました → 中学生くらいにまで成長していた感じです
2013/01/27 記述修正 何だか、先が見えてきたような気がします。 → 何となくですけど、先が見えてきたような気がします……
2013/01/27 記述修正 リハビリは完了するような気がします → リハビリは完了するかも知れません
2013/01/27 記述修正 それが来て欲しくないような気も、ちょっとはするけど → その日が来て欲しくないような気も、ちょっとするけど
2013/01/27 記述修正 勉強出来てません → 勉強出来てません!
2013/01/27 記述修正 今回は本当に補習かも知れない → ……今回は本当に補習かも知れない
2013/01/27 記述修正 今日から徹夜で一夜漬けです…… → こうなったら今日から毎日、徹夜で一夜漬けしなきゃ、ダメかも……
2013/01/27 記述修正 10人いないくらいに減りました → 10人いないくらいに減りましたね
2013/01/27 記述修正 思い当たる事は、この秋はたくさんありました…… → 思い当たることは、この秋たくさんありましたね……
2013/01/27 記述修正 更にへこむ事が増えてしまいました → 更にへこむことが増えてしまいました
2013/01/27 記述修正 2日目が終わり → 今日で2日目が終わり
2013/01/27 記述追加 試験前までは、勉強出来てなくてどうしようって焦るし、
2013/01/27 記述追加 終わったら今度は、予想以上に出来なくて、
2013/01/27 記述追加 すごく悪いんじゃないかって、不安でいっぱいです……
2013/01/27 記述追加 あぁ、出来ることなら、試験なんてない世界に行きたい……
2013/01/27 記述修正 なつめちゃんとの下校の時に → 今日の試験を終えて、なつめちゃんとの下校の時に
2013/01/27 記述修正 もうじき楽になるね、と言うと → その話をしたら
2013/01/27 記述修正 うん、そうだね、と明らかにわたしに合わせた → 「え? あ、うん、そうだね」と明らかにわたしに合わせただけの
2013/01/27 記述修正 相槌が帰ってきました → それほど同意してなさそうな、相槌が帰ってきました
2013/01/27 記述修正 夏期講習に出てたとはいえ → 夏期講習に出ていたけど
2013/01/27 記述修正 雰囲気を知りたかったからだそうです → 学校の雰囲気を知りたかったからだそうです
2013/01/27 記述修正 全て学習済みだったそうで → 全て学習済みで
2013/01/27 記述修正 判らなかった問題はないそうです…… → 判らなかった問題はないとのこと……
2013/01/27 記述修正 人の心配している場合じゃないのに → どうやらわたしは、人の心配している場合じゃないのに
2013/01/27 記述修正 どうやらわたしは、自分よりも頭の良い人の → 自分よりも頭の良い人の
2013/01/27 記述修正 心配をしていました → 心配をしていたみたいです
2013/01/27 記述修正 この帰り道、わたしはちょっとへこんでしまって → それに気づいたわたしは、ちょっと恥ずかしくて
2013/01/27 記述修正 無口になってしまったら → 返す言葉も思いつかず、しばらく黙っていたら
2013/01/27 記述修正 それを気にしてしまい → それをすごく気にしてしまい
2013/01/27 記述修正 余計に気を使わせた事で → 余計に気を使わせたことで
2013/01/27 記述修正 やっと試験が終わりました → ……やっと試験が終わりました
2013/01/27 記述修正 やはり散々でした → やはり散々です
2013/01/27 記述修正 テスト結果次第で → つまりテスト結果次第で
2013/01/27 記述修正 今回は、期末を頑張らないと → 今回はかなりまずそうだから、その分期末を頑張らないと
2013/01/27 記述修正 学校から帰った後 → なので学校から帰った後
2013/01/27 小題変更 かなの家でお泊り、4回目 → 第4回お泊り会
2013/01/27 記述修正 かなん家の泊まり会の4回目です → 今日は、かなん家の泊まり会の4回目です
2013/01/27 記述結合 かなのお家に向かいました。 → かなのお家に向かうんですけど、
2013/01/27 記述修正 今日はもう、食材が無いので → 今週は
2013/01/27 記述修正 買出ししてから、かなと一緒に家に行きました → 食材を買出ししてから、かなと一緒に家に向かいました
2013/01/27 記述修正 これで、無駄にお金を使わせずにすみます → これは、使いもしない食材を用意させて、かなに無駄にお金を使わせない為です
2013/01/27 記述修正 家族と一緒に買い物なんて → 「家族と買い物なんて
2013/01/27 記述修正 今までしたことないよ、と言って → 記憶にないから、多分一度もしたことないよ」と言って
2013/01/27 記述修正 全然大人しかったです → 全然大人しかったですね
2013/01/27 記述修正 冷蔵庫の食材が良く考えてみると → それと冷蔵庫の食材が
2013/01/27 記述結合 後で気づきました。 → 後で気づいて、
2013/01/27 記述追加 手伝いの手際も良くなっていたのを考えると、
2013/01/27 記述修正 かなが料理の練習をしていたからかな → かなが料理の練習をしたんだと
2013/01/27 記述修正 とも、この時ちょっと思いました → 思います
2013/01/27 記述修正 ビーフシチューは → このビーフシチューは
2013/01/27 記述修正 うちには無くて初めて使いました → うちにはないので初めて使いました
2013/01/27 記述修正 なんか音がする度に → なんかピューピュー音がする度に
2013/01/27 記述修正 むっとしました → むっとしましたね
2013/01/27 記述修正 その度に、かなが横で笑い転げていて → それを見ては、毎回かなが横で笑い転げていたのは
2013/01/27 記述修正 おなじみの組織からの → 例の組織からの
2013/01/27 記述修正 チーズケーキではなくて → チーズケーキではなく
2013/01/27 記述修正 逆に癖になってしまって → 逆に癖になってしまい
2013/01/27 記述修正 はっきりと思い出せません。 → はっきりと思い出せません……
2013/01/27 記述修正 笑っていたような気がします。 → 笑っていたような気がします……
2013/01/27 記述修正 歩いていたような気もする。 → 歩いていたような気もする……
2013/01/27 記述修正 わたしは → どうやらわたしは
2013/01/27 記述修正 大きくなってからは → 普段なら
2013/01/27 記述修正 出したことが無いような → 出さないような
2013/01/27 記述修正 仕方が無いから → 仕方がないから
2013/01/27 記述修正 抱きついてくるは → 「かなのこと、だいすきなんだからねぇ!」と叫んで抱きついてきたり
2013/01/27 記述修正 キスしようとしてくるは、体を触ってくるは → 「いーなぁ、これ、いーなぁ」と言いながら、あちこち体を触ってきたりで
2013/01/27 記述修正 突然説教が始まるはで、全然眠れなかったんだそうです → 全然眠れなかったんだそうです
2013/01/27 記述修正 明け方やっと眠ってくれたから、かなも寝たんだそうです → 明け方やっと寝てくれたから、その後かなも眠れたんだそうです
2013/01/27 記述修正 これらを聞きました。 → これらを聞きました……
2013/01/27 記述追加 うわぁ、わたし、ホントにそんなことしたの!?
2013/01/27 記述追加 でも、言われた内容、何となく思い当たるし……
2013/01/27 記述追加 ダメだぁ、恥ずかしすぎて死んじゃいそう……
2013/01/27 記述修正 わたしはしばらく、恥ずかしくて → わたしはどうしたらいいか判らなくて
2013/01/27 記述結合 顔を出せませんでした → 顔を出せず、
2013/01/27 記述修正 役目が逆です。 → 役目が逆だよ……
2013/01/27 記述修正 みなもごめんね、と言いながら → くすくす笑いつつ謝りながら
2013/01/27 記述修正 ちょっとしたいたずらのつもりで → 「ちょっとしたイタズラのつもりで
2013/01/27 記述修正 まさかあんなに酔っちゃうとは思わなかったんだよ → まさかあんなに酔っちゃうとは思わなかったんだもん!」
2013/01/27 記述修正 という弁解を聞いて → と我慢しきれずに、可笑しそうに言う弁解を聞いて
2013/01/27 記述修正 わたしはかなに覆いかぶさって → わたしは頭に来てしまい、一気に起き上がると、かなに覆いかぶさって
2013/01/27 記述修正 いだだだだだだだ…… → 「イダダダダダダダ……」
2013/01/27 記述修正 だから謝ってるのにぃ → 「だから謝ってるのにぃ」
2013/01/27 記述修正 じたばたしてました → ジタバタしてました
2013/01/27 記述修正 足とかウェストとか、思ってたより細いし」 → 足とかウェストとか、思ってたより細いし、だけど全体的に――」
2013/01/27 記述修正 余計な事を言ったので → なにか余計なことを言おうとしていたから
2013/01/27 記述修正 引っ張ってからにしました → 引っ張ってあげてからにしました!
2013/01/27 記述修正 ずっと赤くなってました → ずっと赤くなってましたね
2013/01/27 記述修正 こんな事やっているうちに → こんなことやっているうちに
2013/01/27 記述修正 昨日より美味しい気がする → 「2日連続で同じもの食べるのって初めてだけど、これ、昨日より美味しい気がするよ」
2013/01/27 記述修正 と言って食べていました → と言って食べていたから、よかったです
2013/01/27 記述修正 ウッドデッキのデッキチェアーで → 屋上のウッドデッキにあるデッキチェアーで
2013/01/27 記述修正 どう清算するべきかを → どう清算するべきか
2013/01/27 記述結合 考えていたんだそうです。 → 考えていて、
2013/01/27 記述修正 で、その方針が決まったので → やっとその方針が決まったので
2013/01/27 記述修正 わたしに聞いて欲しいとの事でした → わたしに聞いて欲しいとのことでした
2013/01/27 記述修正 難しい人には → それが難しい人には
2013/01/27 記述修正 付き合いを減らして行き → 付き合いを減らして
2013/01/27 記述分割 そういう友達を増やす予定だと、 → そういう友達を増やす予定だそうです。
2013/01/27 記述削除 かなは、教えてくれました。
2013/01/27 記述修正 大変な事も起きるかも知れないと → 大変な問題も起きるかも知れないと
2013/01/27 記述修正 戻る事は出来ないから、と → 戻ることは出来ないからと
2013/01/27 記述修正 わたしは、そのかなの決意に → だけどわたしは、そのかなの決意に対して
2013/01/27 記述修正 大した言葉もかけてあげられなくて → 大した意見も浮かばず
2013/01/27 記述修正 わたしもそれで正しいと思う、がんばって → ありきたりな励まししか思いつかず
2013/01/27 記述修正 とだけ、彼女に返しました → 彼女に返すことしか出来なかったけど、それでもかなは満足してくれたようでした
2013/01/27 記述追加 かなの決意表明が終わった頃にはもう夕方で、そろそろ夕飯の時間でした。
2013/01/27 記述修正 この日の晩ごはんは → この日の晩ごはんは、さっきまでの雰囲気を一新すべく
2013/01/27 記述修正 あるだけ入れて → ありったけ入れた
2013/01/27 記述結合 激辛のキムチ鍋です。 → 激辛のキムチ鍋で、
2013/01/27 記述修正 帰り際、かなに → 帰り際に、かなから
2013/01/27 記述修正 来週は → 「来週は
2013/01/27 記述修正 みなもが良く行く所へ行かない? → みなもが良く行く所へ行かない?」
2013/01/27 記述削除 わたしは自分の直感を信じています。
2013/02/07 記述修正 バイトとかなちゃんの家だったので → バイトとかなの家だったので
10月2日 気になる人
今日、学校からの下校途中に、夏期講習で見かけた、
女の人によく似た人を、見かけたんです。
今月は、夏服から冬服に戻す衣更えの月なんですが、
冬服着ている人は、ほとんどいなくて、
まだ夏服のままか、セーターやカーディガンを、
上に着ている人ばかりで、
わたしもまだ、カーディガンで通っています。
そんな中でたったひとり、
もう冬服のブレザーを着ていた人が目にとまって、
それが、あの時の人と似てるのに、気がついたんです。
わたしよりも、結構先を歩いていて、
他の人に隠れてしまい、はっきりとあの人だとは判らないので、
早足で近づいて、確認してみようとしたんですが、
かなり近づいたところで、信号に引っかかってしまい、
また離されてしまいました。
だけどそこで、後姿はしっかり確認出来て、
やっぱり、あの時の人に間違いないのは判りました。
それでも、どうしても名前が出てこなくて、
こうなったら、絶対顔を確認しようと決めて、
追いかけたんだけど、もう、その人は駅の目の前で、
改札に入っていってしまいました。
それを見て急いで走ったら、駅の階段で転んでしまい、
結局ホームに着いた時にはもう、電車のドアが閉まるところで、
すぐに周りを探してみたけど、
どうやらその電車に乗ってしまったらしく、
もうホームにはいませんでした。
やっぱり、絶対に知っている人のはずなんだけど、
どうしても名前が出てこない……
この日は、バイト中もずっと名前が気になってしまって、
ちょっと上の空になっていたかも……
あの人、どこで見たんだっけなぁ……
10月3、4日 第2回お泊り会
今日は、2回目のかなん家の泊まりです。
前に借りた大きなクーラーボックスを持って、
電車に乗るのが無理そうだったので、
タクシーの送迎になりました。
今回のかなは、前よりも成長していたようで、
前回が幼児のような甘えん坊なら、
今回はちょっとわがままな駄々っ子、と言った感じでした。
前回ほど、くっつかれもしなかったけど、
ご飯を作ってあげたのと、お風呂やベッドが一緒だったのは、
前と変わりませんでしたね。
夕食はかなのオーダーで、ハヤシライスになりました。
なんでも、家政婦の佐藤さんの得意料理だったそうで、
かなの採点は、わたしの方がいまひとつだそうです……
相手は家政婦さんなんだから、
勝てなくても当然な気がするけど、
それでもちょっと、悔しかったなぁ……
・ ・ ・
この日は、9時くらいにはベッドに入って、
そこでかなは、自分の小さい時の話を、
わたしに聞かせてくれました。
そこで初めて、両親は子連れの再婚同士で、
2人の兄は父の連れ子で、姉が母の連れ子と言うことや、
2人の兄と姉は、実の親の再婚相手を良く思っていなくて、
かな以外の兄弟同士は、互いに他人同然で、
全く接点を持たなかったこと、
そんなバラバラな兄弟を、繋ぎとめようとしていたのが、
普段は全く家にいない両親ではなく、
家政婦の佐藤さんだったこと、
かなの兄や姉たちが、かなを見る目は、
言ってみれば半分は実の妹だが、半分は他人の子供、
という微妙な目で見られていたこと、などなど……
かなが小学校二年の終わりに、
家政婦の佐藤さんが、来なくなってからは、
兄や姉も、だんだん家にいる時間は減っていき、
家では誰とも話す相手もなく、独りになってしまい、
そこで家政婦さんの代役として、
学校で友達や、知り合いを増やし始めたのが、
今までのかなの、原型になっていったようです。
話し終わった後のかなは、ちょっと涙目だったけど、
表情は暗くはなくて、すっきりしたような顔をしていたから、
今まで胸につかえていたものを、
吐き出すことが出来たんじゃないでしょうか。
ひととおり話すと、かなは抱きついて来て、
そのまま眠ってしまったので、
わたしも眠りました。
・ ・ ・
日曜はあいにくの雨でした。
起きた時間ももう昼前だったので、朝と昼のごはんとして、
簡単に出来るホットケーキを食べて、
その後すぐに2階のお風呂に入り、
お風呂から出たら、なんだか小腹が減ってきたので、
美味しい紅茶と、例の同好会から送られてきた、
前のとは違うチーズケーキで、おやつにしました。
今回のチーズケーキは、
一見、普通のレアチーズケーキなんですが、
切った断面を良く見ると、
うっすらと三色のマーブル模様になっているんです。
それは、異なる種類のチーズを使って作った3種類の中身を、
それが完全に混ざらない程度に、混ぜ合わせたケーキで、
そのわずかな色の違うところによって、最初は味が変わり、
口の中で次第に、3つの風味が混ざり合うという、
何とも凝った作りのチーズケーキでした!
この日は夕方に、早めの夕食にして、
色んな具の焼き餃子、水餃子、揚げ餃子をたくさん、
かなと一緒に作りました。
闇鍋ならぬ、闇餃子です。
具は全部食べられる物で用意したから、平気でしたが、
かなの作っていた餃子の中には、
とんでもない具を組み合わせた餃子もあって、
それに当たったわたしは、ちょっとした地獄でしたね……
食べ終わった後は前と同じで、
もたなそうな食材を貰ったんですけど、
毎週あんな大量の食材を買い換えていたら、
お金がもったいないと思っていたので、
残りの食材については、出来るだけ、
来週までもつように冷凍したり、簡単に下ごしらえして、
かなに、来週からは買い足さなくてもいいと伝えてから、
帰って来ました。
・ ・ ・
今週末のかなは、幼児から、
小さな駄々っ子になっていました。
とすれば、来週は更に成長するはずで、そう考えると、
意外とこのお泊りの回数は、少ないかも知れません。
でも、親離れされちゃうと思うと、
嬉しいんですけど、だけどちょっと寂しいような、
なんだか少し複雑な心境です……
10月5日 なつめちゃんとの再会
今日、3時限目の美術の教室へ移動中に、
A組の前を通ったら、あの夏期講習の人が、
向こうから歩いてきたんです!
思わずわたしは、その人をまじまじと見てしまいました……
リボンの色が同じ青なので、同年代です。
身長は、わたしと同じくらいありそうだけど、
ブレザーの下にセーターみたいのを着ていても、
随分華奢に見えます。
その顔はとても色白で、
髪型は、ちょっと長めの前髪とストレートの長めのボブ、
髪の色は真っ黒かと思ったら、よく見ると真っ黒ではなく、
明るいところで見ると、モーブ系っぽい青紫色してて、
まるでお人形さんみたいな、一度見たら忘れない人でした。
でもやっぱり思い出せないなぁ、と思っていたら、
ずっと見ていたせいか、向こうから声をかけられました。
かなり小さい声で、
「もしかして、三崎さん?」
と。
近くで見ても、特に思い出すものはなかったけど、
声を掛けられたとたん、唐突に思い出しました!
あ! なつめちゃんだ!
この子は小学校の幼馴染だった、仁科 棗ちゃんです!
印象が子供の頃と変わっていて、全然判らなかったけど、
声を聞いたらすぐに気づきました。
わたしは思わず大声で、なつめちゃん!
と呼びそうになりましたが、向こうの様子が何となく、
目立ちたくない、と思っている感じを受けたので、
ちょっと落ち着いてから、まずは普通に頷いた後、
今度はこっちから、仁科さん?
と聞き返すと、彼女も頷いたから間違いありません。
とりあえず、この休み時間に、
『なつめちゃん』こと、仁科さんと、
昼休みに会う約束をして、この場は別れました。
この子は、小学三年の頃に転校してきた友達で、
名前が棗なので、みんな『なつ』とか『なつめちゃん』、
と、呼んでいたのを思い出したんです。
でも小学三年の終わりに、すぐ転校してしまって、
それ以来連絡もとれず、
いつの間にか、忘れてしまっていました。
・ ・ ・
お昼休みになって、待ち合わせ場所の屋上に行くと、
なつめちゃんは、まだ来ていなかったので、
お弁当を持って、しばらく待っていたら、
5分くらいしてから、やって来ました。
随分急いで来たらしく、肩を揺らすくらいの荒い呼吸で、
しばらく話も出来ずに、しゃがんで休んでましたが、
ちょっとしたら落ち着いたので、
2人でお昼を、そこで食べました。
普段は閉められているんですが、
お昼休みの時間だけは、屋上に上がれるんです。
ここでわたしは、なつめちゃんから、
二学期から凪高に転校してきたことや、
夏期講習も、学力の確認で参加していたこと、
あの講習の時、わたしに気づいていたことなんかを、
教えてくれました。
ちなみにわたしのことは、髪の長さで気がついたそうです。
どうやら、わたしのイメージ=長い髪、らしく、
それは喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか……
昼休みも終わり、教室へ戻る途中になつめちゃんから、
自分に対する呼び名について、昔の呼ばれ方は、
子供っぽくて恥ずかしいから、
苗字で呼んで欲しい、と言われました。
その場は、わかったと言ったけど、
なんで苗字で呼んで欲しいんだろう。
『なつ』とか『なつめちゃん』は、
名前の棗から来ているから、
そんなに変じゃないと思うんだけど……
それと、帰りの電車の方向も同じなのが判ったので、
放課後待ち合わせして、一緒に帰ってきました。
元々、病弱だったなつめちゃんは、
やはり今でも体が弱くて、週に3日通院しなければならず、
毎週火曜と木曜と土曜日は、治療に通っているのだそうです。
だから、それ以外の月・水・金の帰りは、
両方の都合が悪くなければ、一緒に帰ることになりました。
なつめちゃんの最寄の駅は、うちよりも遠くだそうで、
わたしのバイトがなければ、
わたしの最寄り駅までは一緒の帰り道です。
高校になってから、
誰かと一緒に帰るのが、ほとんどなかったから、
幼馴染のなつめちゃんと、一緒に帰れる日が出来たのは、
ちょっと嬉しいです!
10月10、11日 第3回お泊り会
今日は、かなん家の泊まり会の3回目です。
今回こそ、何とかクーラーボックスを、
自分で持っていこうとしたんだけど、
学校の机くらいありそうな大きさのそれを、
持って歩き回るのは、わたしの力では無理だったので、
やっぱりタクシーの送迎で、かなの家に向かいました。
・ ・ ・
今回のかなは、小学生の子供から、
ちょっと離れた妹くらいになっていて、
ほとんどくっつかなかったし、
抱きついて来ることもなかったけど、
でもまだ、お風呂とベッドは一緒でした。
どうやらここは、基本的に変わらないようです。
夕食は、なにか面白いのはないかとのリクエストだったので、
ホットプレートがあったから、お好み焼きともんじゃ焼きを、
2人で作って食べたんですが……
お互いに相手の分を作ろうと、かなが言い出して、
わたしは何か入れる気ではないかと、内心ヒヤヒヤしましたが、
普通に美味しいお好み焼きでした。
今日のデザートは、例の同好会から送られてきた、
チーズケーキではなく、
かなりビターなチョコレートケーキです。
添えられた生クリームも、とても甘さ控えめで、
ケーキのスポンジや、中のガナッシュには、
洋酒がかなり入っていて、とても大人なケーキでした。
わたしは食べた後、ちょっとフラフラしてたようで、
かながそれを見て、何だか楽しそうにニヤニヤしてました。
夕食後は3階のお風呂で、月を見ながらお風呂に入りました。
自宅で月見風呂なんて、なんて贅沢なんだろう……
お風呂から出て、居間でくつろいだ後は、
まだ10時前でしたが、ベッドへと向かい、
かなはベッドの中で、わたしのことを色々と質問してきたので、
それに答えてあげていました。
わたしは、かなに、
父は幼稚園の頃に、亡くなっていること、
父が生きていた頃は、父の実家の田舎に住んでいたこと、
小さい頃は、川で流されるのが大好きだったこと、
父の描く水彩画が、大好きだったこと、
父が死んでから、こっちに出てきたこと、
父の影響で、絵を描くのが趣味なこと、
母はいつも出張で、あんまり家に帰って来ないこと、
航海堂でバイトしていること、
バイト先の忍さんに、お世話になっていること、
今でも川が好きで、良く近所の御家河に行くこと、
河原に黒猫のヒョウちゃんがいること、
なんかを話して聞かせて、
話が終わったら、そのまま眠りました。
・ ・ ・
日曜は、朝からちゃんとかなが起きれたので、
朝ごはんをどうしようかと、かなに聞いたら、
前に食べなかった、生卵は何だったのと聞かれました。
どうやらかなは、卵かけご飯を食べたことがなくて、
あの生卵をどうするのか、よく分からなかったようです。
これを聞いた時、お金がある人達は、
卵かけご飯なんて食べないんだなぁ、と、
ちょっと悲しくなりましたが、あれは美味しいはずだから、
それを知らないのは、逆にかわいそうだと思い直して、
知ってもらう為に、今朝は卵かけご飯にしました。
かなは、
「こうやってご飯を食べるのは初めてだよ」
と言いながら、卵をかけてかき混ぜていました。
そう言えば、納豆を食べてた時も、
かなは、ご飯と別々に食べていたような……
やっぱり、富裕層の人は生き方が違うんだなぁと、
ここでも貧富の差に因る、生活の違いを痛感です……
この後、お昼まではまだまだ時間があったので、
手作りのパンを焼いて、お昼ご飯にすることにしました。
これは、わたしも初挑戦です。
生地を作ってパン焼き器で焼いている間は、
かなに、お風呂へ行こうと言うと、
「その前に、あたしからみなもに、
お返ししてあげたいんだ。
ちょっときて」
と言われつつ、かなの部屋に連れて来られました。
ソファーに座らされて、待っていると、
かながわたしの前に持ってきたのは、ノートパソコンで、
画面には、ヘアスタイルのカタログみたいな、
カットモデルの人の画像の一覧が、表示されていて、
「みなもの髪、プリンになってるから、
あたしがカラーリングしてあげるよ。
自分の髪は、いつも自分でやってるから、
慣れてるんで安心してね。
で、どんな風にしたい?」
と訊いてきたんです。
確かに、髪は夏にプールで脱色してしまってから、
随分経っていて、生え際は黒くて変だけど、
自分で染めたことないから、失敗したら嫌だし、
でも美容院でやってもらったら、料金が高いし、
どうしようかと思っていたところだったので、
ここは、いつもきれいな髪色をしている、
かなにお願いしてみました。
オーダーとしては、難しそうだけど、
生え際が黒くても変じゃないように、
グラデーションにして欲しいと伝えて、
髪の色は、無難っぽいナチュラルブラウンです。
その後もかなと、パソコンの画面を見ながら、
カラーリングのことを話していると、
そろそろパンが焼ける時間になったので、
キッチンに戻って、お昼にしました。
生地だけだけど、自分達で作った焼きたてのパンは、
パン焼き器が優秀なのかも知れないけど、
パン屋さんのパンみたいで、とても美味しかった……
後片付けの後、2階のお風呂へ移動して、
カラーリングの開始です。
とても長い髪なので、予想通りかなり時間がかかって、
かなの話では、自分の時の3倍くらいとのこと。
終わった後は、お風呂に入ってゆっくりしてました。
お風呂から出て、髪の色を確認すると、
きれいで自然なグラデーションになっていて、
髪もすっかりツヤツヤです!
ちょっとだけ、ハイライトも入れたと言ってたから、
どうなっちゃうかと思ったけど、
とても自然な感じになってて、
やっぱり、かなに任せて良かったです。
髪が染め終わった頃には日も暮れて、
夕食は、先週の残り物を使って、
適当に肉や魚や野菜を入れた、寄せ鍋にしました。
これはこれで、あんまり期待していなかったから、
意外と美味しかったし、
これで冷蔵庫の中も、だいぶすっきりです。
それに、かなも少しは自分で食べたらしく、
先週よりも、少し食材が減っていたので、
ちょっと成長したなぁって、嬉しく思いました。
夕飯の後、しばらくゆっくりしてから、
電車で帰ってきて、今回のお泊り会は終わりました。
・ ・ ・
今週末のかなは、小学生の子供から、
中学生くらいにまで成長していた感じです。
何となくですけど、
先が見えてきたような気がします……
この分なら、来週か再来週には、
リハビリは完了するかも知れません。
その日が来て欲しくないような気も、ちょっとするけど、
かなの為にも、やっぱり完了が待ち遠しいです。
10月12日 明日から中間試験
明日から中間試験が始まります。
今月は週末全部、バイトとかなの家だったので、
今まで以上に、勉強出来てません!
……今回は本当に補習かも知れない。
こうなったら今日から毎日、
徹夜で一夜漬けしなきゃ、ダメかも……
10月14日 なつめちゃんとテスト
今週から一気に冷え込んで、寒くなってきたので、
今日からわたしも、冬服に衣更えしました。
うちのクラスも、一気に冬服化が進んで、
夏服の人は、10人いないくらいに減りましたね。
ブレザーは、久しぶりに着ると、
腕とかが、動かしづらく感じます。
春に着ていた時は、そんなこと感じなかったんだけど、
もしかして、太ったのかも!?
思い当たることは、この秋たくさんありましたね……
ただでさえ試験中だと言うのに、
更にへこむことが増えてしまいました。
その中間試験の方ですが、今日で2日目が終わり、
残すところ、あと1教科だけです。
試験前までは、勉強出来てなくてどうしようって焦るし、
終わったら今度は、予想以上に出来なくて、
すごく悪いんじゃないかって、不安でいっぱいです……
あぁ、出来ることなら、
試験なんてない世界に行きたい……
今日の試験を終えて、
なつめちゃんとの下校の時にその話をしたら、
「え? あ、うん、そうだね」
と明らかにわたしに合わせただけの、
それほど同意してなさそうな、相槌が帰ってきました。
なつめちゃんは、夏期講習に出ていたけど、
二学期からの授業で、前の学校との進み具合の違いとかは、
大丈夫だったのかが、ちょっと気になって聞いてみると、
まず夏期講習は、補習と言う意味で受けたのではなく、
ただ、学校の雰囲気を知りたかったからだそうです。
勉強の方は、家に家庭教師の先生が来ていて、
今回の中間試験があった全教科は、全て学習済みで、
今のところ、判らなかった問題はないとのこと……
どうやらわたしは、人の心配している場合じゃないのに、
自分よりも頭の良い人の、心配をしていたみたいです。
それに気づいたわたしは、ちょっと恥ずかしくて、
返す言葉も思いつかず、しばらく黙っていたら、
なつめちゃんが、それをすごく気にしてしまい、
「どうしたの? 私、何か気に障ることした?
ごめんなさい!」
と、心配された上、まるで自分のせいで、
わたしを怒らせてしまったと勘違いされたのか、
しきりに謝られてしまいました。
わたしの子供っぽい対応で、余計に気を使わせたことで、
わたしは二重にへこんで、帰ってきました。
・ ・ ・
なつめちゃんは、わたしと違って繊細な性格で、
まるでガラス細工の様です。
あんな性格してたら、毎日気疲れしちゃって、
しょうがないんじゃないのかなぁ。
それとも普段は普通で、わたしに対してだけ、
あんななのかなぁ。
クラスが違うので、普段の様子は判らないから、
なんとも言えないんですけどね。
なつめちゃん、色々と気になりますけど、
今は試験をどうにかしないと、どうにもならないので、
もうちょっと、様子を見てみます……
10月15日 中間試験終了
……やっと試験が終わりました。
結果は、やはり散々です。
いくつか赤点がありそうな気がします……
凪高は、中間と期末を合わせて赤点だった場合に、
試験休みが、補習と追試へと変わります。
つまりテスト結果次第で、天国か地獄か分かれるんです。
一学期はなんとか大丈夫だったけど、
今回はかなりまずそうだから、その分期末を頑張らないと、
冬のお休みが半分くらい、なくなっちゃうかも知れません。
なので学校から帰った後、神社に御参りしてきました。
もう神様の力しか、頼れるものがありません……
10月17、18日 第4回お泊り会
今日は、かなん家の泊まり会の4回目です。
今回は、クーラーボックスもないので、
バイトが終わった後、直行で電車に乗って、
かなのお家に向かうんですけど、
今週はかなと駅で待ち合わせして、
食材を買出ししてから、かなと一緒に家に向かいました。
これは、使いもしない食材を用意させて、
かなに無駄にお金を使わせない為です。
「家族と一緒に買い物なんて、
記憶にないから、多分一度もしたことないよ」
と言ってかなは、スーパーでちょっとだけはしゃいでいたけど、
先週までのキャラよりも、全然大人しかったですね。
それは、家の中ではないからと言う理由ではなくて、
もう精神年齢が、中学生くらいまで来ていて、
大きくなっているからのようでした。
夕食のメニューは、ビーフシチューで、
けっこうかなも、手伝ってくれたので、
最初のカレーの時とは違って、だいぶ手早く出来ました。
それと冷蔵庫の食材が、
先週よりもちょっと減っていたのに、後で気づいて、
手伝いの手際も良くなっていたのを考えると、
多分、かなが料理の練習をしたんだと思います。
このビーフシチューは、圧力鍋で作ったんですけど、
これ、うちにはないので初めて使いました。
火にかけていると、そのうち爆発するんじゃないかと、
なんかピューピュー音がする度に、驚いてしまい、
それを見ては、毎回かなが横で笑い転げていたのは、
かなり、むっとしましたね。
夕食の後に、もう定番となった、
例の組織からの、お取り寄せデザートを食べました。
今回も、チーズケーキではなくブランデーケーキで、
とても豪華な箱を開けただけで、お酒の匂いが部屋に漂うくらい、
すごくブランデーの入ったケーキでした。
で、味はと言うと、とっても苦くって、
最初は、生クリームと一緒じゃないと、
ちょっと食べられなかったんですが、
だんだん慣れてくると、
この苦いのが、逆に癖になってしまい、
気づくと、かなの倍は食べてしまいました。
かなはそんなわたしを見て、
なんだかニヤニヤしていたような、そんな気がしますが、
この辺りから、はっきりと思い出せません……
・ ・ ・
この後、すぐにお風呂に入ったんですが、
わたしは、とても楽しくなって、
ずっと、笑っていたような気がします……
なんか、まっすぐ歩けなくて、
かなに支えられて、歩いていたような気もする……
どうやらわたしは、ケーキで酔っ払ってしまったみたいです。
お風呂でも、普段なら出さないような大声出したり、
突然歌ったりして、とにかく楽しそうだった、そうです、
……かなの話では。
お風呂を出る時も、だだこねてなかなか出なくて、
やっと出たら、今度は洗面所で大の字になって寝てしまい、
仕方がないから、体を拭いてパジャマを着させて、
かなの部屋まで、なんとか支えながら連れてって、
ベッドに入らせたんだそうです、
……かなの話では。
ベッドに入ってからも、
「かなのこと、だいすきなんだからねぇ!」
と叫んで抱きついてきたり、
「いーなぁ、これ、いーなぁ」
と言いながら、あちこち体を触ってきたりで、
全然眠れなかったんだそうです、
……かなの話では。
4時くらいまで、ずっとそんな感じで、
明け方やっと寝てくれたから、
その後かなも眠れたんだそうです、
……かなの話では。
そして、わたしは翌日の11時に目が覚めた時、
もう目を覚まして、わたしの様子を見ていた、
かなから、これらを聞きました……
・ ・ ・
うわぁ、わたし、ホントにそんなことしたの!?
でも、言われた内容、何となく思い当たるし……
ダメだぁ、恥ずかしすぎて死んじゃいそう……
わたしはどうしたらいいか判らなくて、
掛け布団から顔を出せず、そんなわたしの頭を、
かなは布団の上から、ずっと撫でていました。
これじゃ、役目が逆だよ……
この後かなが、くすくす笑いつつ謝りながら、
「ちょっとしたイタズラのつもりで、あのケーキ出したら、
まさかあんなに酔っちゃうとは思わなかったんだもん!」
と我慢しきれずに、可笑しそうに言う弁解を聞いて、
わたしは頭に来てしまい、一気に起き上がると、
かなに覆いかぶさって、反撃に出ました!
かなのほっぺたを両手で引っ張りながら、
わたしが怒るとかなは、
「イダダダダダダダ……」
と言いつつ、
「だから謝ってるのにぃ」
と言って、ジタバタしてました。
もうそろそろ許してあげようか、と思った時にかなが一言、
「でも、みなもって、意外とスタイルいいね。
足とかウェストとか、思ってたより細いし、
だけど全体的に――」
なんて、なにか余計なことを言おうとしていたから、
放そうかと思った両手を、更に倍の力で、
引っ張ってあげてからにしました!
このおかげで、この日のかなのほっぺは、
ずっと赤くなってましたね。
こんなことやっているうちに、午後になってしまい、
お昼として、昨日の夕飯だった、
ビーフシチューの残りを食べました。
かなは、
「2日連続で同じもの食べるのって初めてだけど、
これ、昨日より美味しい気がするよ」
と言って食べていたから、よかったです。
・ ・ ・
午後は、屋上のウッドデッキにあるデッキチェアーで、
かなの話を聞きました。
かなは先月末からずっと、今までの人間関係を、
どう清算するべきか考えていて、やっとその方針が決まったので、
わたしに聞いて欲しいとのことでした。
今までは、手なずけやすい人を周囲に集めて、
それが難しい人には、かなからは拒絶していないところを、
常に見せる様にしていたんだそうです。
でもこれから、今まで広げた交遊の輪は、
本当に自分が、関わりたいと思う人以外は、
付き合いを減らして、最終的には切ることにして、
逆に、交遊を深めたい相手には、
その本心を、相手にぶつけていって、
わたしのように、かなの本心を見て、
付き合ってくれる、そういう友達を増やす予定だそうです。
結局その行動は、多くの人との付き合いを、
かなの方から、断ち切っていくのに違いはなくて、
かな自身も、それが簡単には出来ないし、
色々と、大変な問題も起きるかも知れないと、
自覚しているけど、そうしなければ、
せっかく教えてもらった、本来の自分が望んだ生き方に、
戻ることは出来ないからと、かなは覚悟を決めて、
わたしに話してくれました。
だけどわたしは、そのかなの決意に対して、
大した意見も浮かばず、ありきたりな励ましの言葉を、
彼女に返すことしか出来なかったけど、
それでもかなは満足してくれたようでした。
・ ・ ・
かなの決意表明が終わった頃には、もう夕方で、
そろそろ夕飯の時間でした。
この日の晩ごはんは、さっきまでの雰囲気を一新すべく、
キムチ鍋にしました。
キムチとキムチの素を、ありったけ入れた激辛のキムチ鍋で、
あまりの辛さに、2人して泣きながら食べました。
食べ終わった後は、汗だくになってしまい、
すぐにお風呂へ入って、ゆっくりしてから帰ってきました。
帰り際に、かなから、
「来週は、みなもが前に教えてくれた、
普段、みなもが良く行く所へ行かない?」
と、提案があったので、
天気が悪くなければ、出かける約束をして、
かなの家を後にしました。
・ ・ ・
かなは、直接言ってなかったけど、
多分、次が最後だと思います。
いよいよ、卒業、と言っていいのか分からないけど、
かなのリハビリも、完了間近です。
かなも、親離れするんだから、
わたしも、もう子離れしないといけません。
でもそう思うと、やっぱりとても寂しいです……