表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/31

11

「ナン、美味しいよねえ」

 とサツキがカレーをもぐもぐしながら言う。

「ねー、バターナンも捨てがたいのよ」

「確かにインドカレーは旨い、ロマンがあるよな」

 と啓介が言った。 

「あたしは、豚骨ラーメン。背脂が旨いんだよね、これがまた。もう毎日食べてもいいよ」

「僕は、カレーの好みを聞いてるんだ。相変わらず自分の興味ある話しかしないな鈴は」

鈴は啓介の言葉を無視して、ラーメンをずるずるとすすっている。

「啓ちゃんは?」

「よくぞ聞いてくれた龍!」   

皆が啓介に注目した。 

「お母さんのカレー」 

ずこおおおおおおおおお 

「啓にいもド正論じゃん!」

「いやあ、母の味最高だよなあ、わっはっは」


「ジャンケンポン! あいこでショ! あいこでショ! ショっショでショ、あいこでショ! あいこでショ! あいこでショ! あいこでショ! あいこでショ! あいこでショ! あいこでショ! あいこでショ! あいこでショ! あいこでショ!」

「ねえ、全然決まんないよお」

 とサツキが不満を口にした。

「そのうち決まるだろ」

 と啓介が言った。

杏奈「他ので決める?」

 五人はジャンケンで皆が飲みたい物を買ってくる人間を決めるということをしていた。あいこばかりでさっぱり決まらないのである。

龍太郎「例えば?」

鈴「砂を一番食べられる人間は免除」

啓介「お前以外誰も食えねえよ!」

 と言いながら啓介は鈴の頭にチョップした。

杏奈「じゃあ、あみだくじは?」

サツキ「阿弥陀様かあ」

龍太郎「あみだくじな」

サツキ「私、作るね」

 サツキは鞄からノートとペンを取りだして、グネグネと線を引いていった。

「でーきた。私一番最後でいいよ」

鈴「これを選ぶ順番をジャンケンで決めるか」

啓介「同じこと繰り返す気かよ」

龍太郎「じゃあ、早い者勝ちな、俺ここ」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ