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Dさんと私。  作者: 新堂本舗☆
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部室でのお話。

ある日、部室のロッカーとロッカーの間に隙間が開いていたんです。

今朝の朝練の時はバタバタしていたのもあったから、誰も気づかなかったんですね?


で、一緒に着替えていたBさんとRさん2人が騒いでいたんです。因みに2人共、怖いのが苦手なんですよ。


「ちょっ!おい!この隙間どうにかして!」「お坊さん!神主さん!コッチです!」とか大声で叫びながら震えて反対側の壁に張り付いてたんですね。


「ちょっ…余り騒いだら…キャアァァ」注意しようとした私もそのロッカーの隙間を見てしまったんですよ…。


10センチくらい開いた隙間には…人の目がミッシリと詰め込まれてました…全部黒い瞳で白目の部分は黄色く濁って…血走ってました。


凄く不本意ながら、BさんとRさんの仲間入りして反対側の壁の住人になった時です。


準備が遅い私達をDさんが呼びに来たのは…。「おい!大会前なのに何を部室で遊んでるの!」部活のキャプテンをしているDさんは少しキレながら入って来ました。


私達は目玉だらけのロッカーの隙間も怖いけど、怒ったDさんも怖いので黙ってロッカーの隙間を3人揃って指差しました。


すると、怒っていたDさんは隙間にミッシリと詰め込まれている目玉達を一瞥して、「ああ…ロッカーに隙間が出来てるね」と言ったかと思うと1番端のロッカーを押しました!


するとグチャァァと目玉が潰れた嫌な音を立てながら、ロッカーの隙間は無くなりました…BさんとRさんは悲壮な顔をして涙を流してました。


ロッカーは2人が使っていたからです。血と何か透明な汁が2人のロッカーに付いて床も汚れてました。生臭い血の臭いがしています。


「BとRは遅刻した罰として部室の掃除をしとけ…Aは委員会だったな。

早く着替えて体育館に来るように」


凛とした声で、的確に指示を私達に出すと颯爽とDさんは部室を出て行きました。

私も素早く着替えて泣きながら掃除する2人を残して体育館へと走りました。


私は練習が始まる前から、終わった後の部室の事を考えるとすごく…すごーく…憂鬱な気分になりましたが、それは遅れて来たBさんとRさんの魂が口から半分出ている姿を見てより強くなったのは仕方が無いと思います。


幸い?な事に掃除された部室には部活前の例の隙間も中に潜んでいたモノも無くてホッとし過ぎて少し涙が出たのは内緒です。


だって…僕も女の子なんですから…。

ある日、部室のロッカーとロッカーの間に隙間が開いていたんです。

今朝の朝練の時はバタバタしていたのもあったから、誰も気づかなかったんですね?


で、一緒に着替えていたBさんとRさん2人が騒いでいたんです。因みに2人共、怖いのが苦手なんですよ。


「ちょっ!おい!この隙間どうにかして!」「お坊さん!神主さん!コッチです!」とか大声で叫びながら震えて反対側の壁に張り付いてたんですね。


「ちょっ…余り騒いだら…キャアァァ」注意しようとした私もそのロッカーの隙間を見てしまったんですよ…。


10センチくらい開いた隙間には…人の目がミッシリと詰め込まれてました…全部黒い瞳で白目の部分は黄色く濁って…血走ってました。


凄く不本意ながら、BさんとRさんの仲間入りして反対側の壁の住人になった時です。


準備が遅い私達をDさんが呼びに来たのは…。「おい!大会前なのに何を部室で遊んでるの!」部活のキャプテンをしているDさんは少しキレながら入って来ました。


私達は目玉だらけのロッカーの隙間も怖いけど、怒ったDさんも怖いので黙ってロッカーの隙間を3人揃って指差しました。


すると、怒っていたDさんは隙間にミッシリと詰め込まれている目玉達を一瞥して、「ああ…ロッカーに隙間が出来てるね」と言ったかと思うと1番端のロッカーを押しました!


するとグチャァァと目玉が潰れた嫌な音を立てながら、ロッカーの隙間は無くなりました…BさんとRさんは悲壮な顔をして涙を流してました。


ロッカーは2人が使っていたからです。血と何か透明な汁が2人のロッカーに付いて床も汚れてました。生臭い血の臭いがしています。


「BとRは遅刻した罰として部室の掃除をしとけ…Aは委員会だったな。

早く着替えて体育館に来るように」


凛とした声で、的確に指示を私達に出すと颯爽とDさんは部室を出て行きました。

私も素早く着替えて泣きながら掃除する2人を残して体育館へと走りました。


最後まで読んで頂きありがとうございます。


どうやら、Dさん自身は視えない人みたいですねw

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