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アリス神は終焉を望む  作者: Laina
3/5

夜廻加羽 有鎖の隣の席

地球の住人 有鎖視点です。

今日はうちのクラスに留学生が来るらしく、教室は少しざわついていた。 「留学生だってさぁー!カッコイイ男の子だったら良いねぇ!」 「アンタは理斗が好きだったんじゃないの?」「それとこれとは別なの!」 女子生徒の甲高い話し声が耳に障る。ついでに、男子生徒の方も騒がしい。 「可愛い子だったら良いなぁ~(笑)」 「俺はキョーミナイね」 「見栄っ張り(ボソッ)」 「ンだとっ!?」 私以外が騒ぐ教室に先生が入る。その途端、教室は静かになった。男女共に緊張しているのがわかった。  「はいはぁい皆さん静粛にぃ~。今日からこのクラスに留学生が入りますよぉ。じゃあ、これから紹介しますからお静かに。 では、アリスさんはいってきてくださいぃ。」どうぞ、と先生に呼ばれてはいってきた留学生は、他の人にはない雰囲気を纏う美麗な少女だった。日に透けて淡く光る銀の髪に縁取られた人形の様な整った顔には、美しいとしか言い様の無い微笑が浮かんでいた。そのアリスの名にふさわしい少女だった。    「こんにちは、アリス・フィオラ・クィウ゛ェル と申します。この天川高校に留学生としてまいりました。よろしくお願いしますね。」 鈴を転がした様な可愛く透き通った声がさっきまで騒がしかった教室に響く。「では、アリスさんはヤエカワさんの隣の席に座ってくださいね~。」 これが、私、夜廻加羽 有鎖 とアリス神の出逢いだった。

ヤエカワ アリサ と読みます。

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