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キャラクター及び世界設定など(ネタバレ多々) second

 

○ユーリ

本名:森崎悠里 出身地:地球、日本国

種族:人間 外見:黒髪黒眼 年齢:18

使い魔としての変化:人間⇔ネコ/ロシアンブルーに似た長毛種、変化姿なので成長せず永遠の子ネコ(笑)小さく軽い

魂の属性:寂寥・愛慕>肉親との繋がりが浅く、孤独感に苛まれる寂しがり屋さんな人生を送りそうですが、その分愛情深い人になります 総括すると天然です


設定諸々

流されやすい性格はマレンジスで暮らすようになってからも、相変わらずさして成長していない。情緒不安定が高じて、その場のノリと勢いで苦手な存在である筈の魔術師、ウィリーと友人関係になった。ある意味、弱っているところに付け込まれた的状況だが、ウィリー本人には当たり前だがそんな意図は欠片も無い。なあなあのまま、友情が続いていくと思われる。


人間の姿で出会って以来、妙に過保護な一面を見せるアティリオに困惑気味。そのせいか、子爵邸へ誘拐騒ぎ以来、子ネコ姿のユーリの事を彼が意図的に無視している事には思い至っていない。

ブラウへ苦手意識を抱いているが、意識し過ぎてマイナス方向へコンプレックスを刺激される為。恐らく一生、自分の感情の揺らぎには気が付かない。


母親・千佳の死によって、生前の彼女の人生に不可解な点に多く思い当たるも、真実に直面する事を恐れ、結局調べず終いである。


○シャル

本名:シャールデュファシュロォス 出身地:?(本人も分からず)

種族:天狼 外見:銀髪琥珀色の眼 年齢:14(推定)

使い魔としての変化:天狼⇔人間/人間社会で生活中な為、カルロスの成長に合わせて少しずつ外見年齢を上げていっている。現時点では27~30辺りに見える。中身はアレって詐欺です飼い主様。

魔術適性:風 親和性>炎

魂の属性:寂寥・愛慕>肉親との繋がりが浅く、孤独感に苛まれる寂しがり屋さんな人生を送りそうですが、その分愛情深い人になります 総括すると天然です


設定諸々

所持能力色々↓

①大抵の生き物の発する鳴き声から、意図や大意を汲み取れる。ただし、シャル感覚に適当翻訳される為、正確さや確実性には欠ける。

②飛行能力。風魔力を全身に纏って空を飛ぶ。その気になれば、かなり速度を出せる。最大時速は自家用車並?

③既に燃え盛っている炎を、自在に操れる能力。発火能力そのものは無い。お料理の火加減は楽チン。

④感覚強化・鈍化能力。視覚、聴覚、嗅覚が人間よりも何百倍も鋭く、ずっと記憶していられる。しかし、日常生活で常にその調子では脳がイカレてしまうので、適度に鈍くさせる事も可能。それでも、強い臭いは嗅げないし、大音量にはひっくり返る。

⑤超直感。第六感に優れている。理屈やら推論の構築をすっ飛ばして、何となく真理に到達する。

⑥超幸運。大抵の生き物よりも幸運に恵まれやすい。それは、周囲の存在を不運に巻き込んででも、彼だけは幸運に恵まれてしまうという現象をももたらす。(例えるならば、シャルの周囲に居たら嵐に巻き込まれたり魔物の襲撃を受けたりするが、シャル本人は被害が軽微で周囲の人間は全滅、などである)


いつも飄々と、人を食ったような言動を取るが、実態は単なる悪戯好きのわんこである。

因みに、年頃の女性を褒め称えるべし、と教えたのはパヴォド伯爵。某伯爵令息が不治の病 (汗)に冒されイロイロあったせいで、仕方がないので『対象外』だと思い知らしめる為に荒療治を施した。シャル本人は当然、事の次第を理解していない。


寿命はだいたい、200~500年ぐらいを想定。生活環境でも大きく変わりそう。

基本的に、生態そのものは狼である。よって、実の親を失ったら別の群の里親の下で暮らす事自体は、多分本能に染み付いている。

一夫一婦制である。つがいは生涯に一頭きりで、他の異性に目を向ける事は無い。


○カルロス

本名:カルロス・キーラ・ベルベティー・ディベルキュルス 出身地:マレンジス、出身国は不明

種族:クォーターエルフ 外見:金髪碧眼 年齢:25

魔術適性:光 親和性>風、水

魂の属性:寂寥・愛慕>肉親との繋がりが浅く、孤独感に苛まれる寂しがり屋さんな人生を送りそうですが、その分愛情深い人になります 総括すると天然です


設定諸々

重傷を負ったところを、癒やしの効果をもたらす(ベルベティー氏族の鍵は水属性の為)キーラをベアトリスから受け継ぎ、治癒。

鍵継承の正統派条件は、第四親等以内の血族である事。ベルベティー氏族鍵継承により、他の血縁としての該当者は存在しない為、ベアトリスとは実の祖母と孫である事が証明されてしまった。これにより、身分的には平民だが否が応でも家名を引き継ぐ事に。名乗るかどうかは別問題。


最近、考えなくてはならない事項が多すぎて、思考がとっちらかり気味。

作中で多分一番ヒーローっぽい立ち位置なのに、ベアトリスからキーラを受け継いだ場面をうっかり目撃されたせいで、『魔王に攫われたお姫様』の立場が巡ってきてしまった。設定当初から決めていた事とはいえ、動物好き眠れる魔法姫 (♂)……奇天れ、もとい、妙ちきりん属性である。


自分もまったく同じ感慨を愛息子と愛娘に抱いているくせに、パヴォド伯爵の真意に何年も気が付かない天然さん。


○エスト

本名:エステファニア・ファルマシア・パヴォド 出身地:マレンジス、バーデュロイ国

種族:人間 外見:金髪翠緑の目 年齢:16

魂の属性:難航・慈愛>望みを叶える為に様々な困難にみまわれる、苦労の多い人生を送りそうですが、その分他者を思い遣り慈しむ強さを身につける事でしょう 総括すると姉御です


設定諸々

カルロスから紹介された当初から、ユーリは人間の姿も取れる、知能の高い生き物であろうと予想していた。人間の姿を取れようとも、カルロスがユーリへ恋愛感情など抱かないと理解していた為、そもそも同一の土俵で争うライバルにはなり得ないと端から承知していたお嬢様。それなのにいつまで経っても変身した姿を見せてくれないので、ちょっぴり寂しい思いも。


友人の恋の手助けの為、長年の兄への友情への恩返しの為、お父様から牽制目的でアティリオとの縁談を振ったから! と言われ、流石に唖然。

それとなくパヴォド伯爵から話を聞いたとばかり思っていたカルロスが、アティリオとの縁談について、エストに何も真偽を問い質さない為、もしかしたらカルロスは何も聞かされていないのかもしれないと、その話題を避ける事に。結果、真相解明にまでとても時間が掛かった。


殿下へはそれとなく、自分があなたの下へ嫁ぐ可能性は低いだろう、と伝えているのだが……?


○アティリオ

本名:アティリオ・ミュゼラ・アルバレス 出身地:マレンジス、バーデュロイ国

種族:ハーフエルフ 外見:亜麻色の髪水色の目 年齢:25

魔術適性:水 親和性>風、精神

魂の属性:渇望・義烈>自らの熱望するものは悉く目の前で他者の手に渡る、飢えに近い感情を味わう人生を送りそうですが、決して諦めずに自身の正義を貫こうとする事でしょう 総括すると熱血です


設定諸々

子爵邸誘拐騒ぎ以降、人間の姿のユーリ不在を相当気に掛けるが、カルロス視点でもユーリ視点でも、カルロスのクォンである黒ネコの不在については一言たりとも言及しない辺りで、お察し下さい。

現場は暗闇でうっかり長々と接触しそうになったのと、爆発騒ぎで階段転げ落ち事件の間です。


本人を置いてきぼりにして、周囲で段々白熱化していく結婚相手選定問題に、諦観の念で構えている侯爵家令息。


カルロスのクォンに関しては、吸収しても害悪にしかならなそうなので諦めたが、シャルへの敵対心だけはどうにもならない模様。どうしたって偽イヌは嫌いである。


○パヴォド伯爵

本名:エスピリディオン・ファビアン・パヴォド 出身地:マレンジス、バーデュロイ国

種族:人間 外見:金髪翠緑の眼 年齢:44

魂の属性:晦渋・活路>自身の言動は悉く他者から誤解され、真意が伝わらない人生を送りそうですが、その誤った認識の分、良い意味で物事が進む事にもなるでしょう 総括すると親馬鹿です


設定諸々

お茶目な悪戯から、冷淡な策略、有り難迷惑な作戦まで、幅広くお考えの伯爵閣下。

重要度如何に関わらず大抵の計画を年単位で準備している為、バーデュロイのタヌキ(人柄良さげでも、内実は狡賢いとされる生き物がマレンジスにも居る、と解釈をお願い致します)の名を欲しいままにしている。

エストやカルロスがこれまであの劇を観覧してこなかったのは、もちろんこの方が裏で糸を引いている。長男の方は、単に観劇が苦手なだけ。


実際のところ、グラがユーリさんを見事に口説き落として妻にすると言い出しても、許可してやるつもりはあった。男性優位なお国柄なので、複数の妻を娶るの前提で。

閣下がグラとユーリさんの結婚を認める一番の理由→最愛の奥さんが喜ぶから。


○ベアトリス

本名:ベアトリス・アリアドネ・ベルベティー・ディベルキュルス 出身地:マレンジス、デュアレックス国

種族:ハイエルフ 外見:金髪碧眼 年齢:312

魔術適性:光 親和性>風、水

魂の属性:賢才・遺失>優れた才能を発揮し、他者からは群を抜いて突出しているが故に、自身が正しいと感じる道を突き進み、大切な物を置き去りにしてしまう人生を送るでしょう 総括すると慌て者さんです


設定諸々

カルロスにキーラを譲った為、現状『先代長様』。もう一度ベルベティーの封印の鍵を預かる事は不可能。

相変わらず、生存しているはずのハイエルフ族は行方不明な為、彼女一人だけを連盟は把握している状態。

自身の継承の儀式の際に知った、水属性魔力が体内を巡る事を承知していた為、一か八かの賭けで継承の儀式を行ったが、カルロスが本当に血縁でなければカルロスの生存は危うかったところである。


魔術師としての能力そのものは、ベルベティー氏族一子相伝秘術たる『狭霧鏡面秘術』(化け物じみた顔認識不可結界)こそ使用出来なくなったが、自分自身の周囲に結界を張ってそのまま移動したり日常生活を送る事は可能である。そもそも、ハイエルフとしても突き抜けた実力者。

常に『狭霧鏡面秘術』を発動していたのは、金髪碧眼エルフ=ハイエルフ族、と知る者の魔の手から自分自身の身を守る為。


○セリア

本名:セリア・リュリュメル・アント 出身地:マレンジス、バーデュロイ国

種族:人間 外見:金茶色の髪榛色の瞳 年齢:18

魂の属性:逸雄・右傾>いつまでも若々しく溌剌とした発想や行動力を持ちますが、意外なところで頑固で保守的な一面から逸脱出来ない人生を送るでしょう 総括すると好奇心いっぱいさんです


設定諸々

魔術師連盟の女性魔術師、ルティに指導され、国語を始め様々な学問を学んだお嬢さん。本人、敬愛するエストお嬢様の恥にならないよう、知識を蓄えようと貪欲に学んだ。その勉学に真剣な姿勢を高く評価され、より専門的な知識も授けられる。先生役を務めたルティにとても気に入られている。

一対一のお勉強教室が終了した後も、友人として親しんでいるルティの正体に全く気が付いていない。


ナジュドラーダ伯爵家公子、ブラウリオへの不信感、信用に足る男ではない、警戒すべしという警告をセリアへともたらしたのは、友人としてのルティである。


ユーリにたいしては、可愛らしい子ネコちゃんというイメージの方が強く、人間の姿の時でも頼りない存在で導き保護してやらねば、という意欲が湧き上がる様子。隙あらば子ネコに変身した姿を愛でたいと、虎視眈々と狙っている。


○フィデリア

本名:フィデリア・ラナルターゼ・フィリアナ・パヴォド 出身地:マレンジス、バーデュロイ国

種族:人間 外見:ストロベリーブロンドの髪、水色の瞳 年齢:38

魂の属性:夢想・愛育>幾つになってもどんな現実が立ちはだかろうとも、いつまでも柔らかく優しい生き方を忘れず、また他の人にも細やかな幸せを振り撒く事を怠らない人生を送るでしょう 総括すると夢見る夢子ちゃんです


設定諸々

レディ・フィデリア本人はあまり自覚していないが、パヴォド伯爵家の大掛かりな策略や仕掛けを施す、その大半の理由は奥さんを喜ばせようとしたパヴォド伯爵のサプライズ計画。

彼女が旦那様と結婚していなかったら、ベタ惚れになっていなかったら、カルロス様は助かっていないし、パヴォド伯爵の思考や暗躍ももっと違う方面に向いていた筈である。

案外こういうほんわかした性格の人が毒気を抜いて、人知れず世界は良い方向に回っていくものかもしれない。


○グラ

本名:グラシアノ・エヴァランジュ・パヴォド 出身地:マレンジス、バーデュロイ国

種族:人間 外見:ストロベリーブロンドの髪水色の瞳 年齢:21

魂の属性:哀愁・愛惜>何故か運が悪く、可哀相な目にばかり遭ってしまいますが、めげずに真っ直ぐさを保つ姿に、その境遇を憐れむ周囲の人々から応援される人生を送るでしょう 総括すると胃薬要ります?さんです


設定諸々

王族警護の任を帯びる近衛騎士。近衛第一連隊隊長。

グラの人生は試練と苦難の連続である。

待望の跡継ぎ、期待の第一子として生まれた筈なのに、物心ついた頃には周囲の人間は妹を身ごもった母の体調不良でかかりきり。妹のエストが産まれたら産まれたで、周囲の関心も妹が一身に浴びる。

成長してもそんな状況は全く変わらない上に、母は毎年のように身ごもる弟妹の世話に追われ。


そんなどこか居心地の悪い環境で偶然出会い見惚れた、グラと見た目同い年ぐらいの銀髪の美少女は、エストの遊び相手の女の子。頑張って話し掛けるも、同じ言語を操っているはずなのに、何故か食い違い噛み合わない会話。

実はその銀髪の美少女はイヌ(3歳か4歳)で、しかもオスだったという笑撃の事実の前に、いたいけなグラシアノ少年のガラスハートは前後不覚になるまで粉々に砕け轟沈、懸命に慰め励まし奮い立たせてくれたエストとの仲は急速に縮まり、立派なシスコンになりましたとさ。


それ以来、どちらかというと寡黙な質になり、なおかつ家族以外の女の子に対しては、上手く喋られなくなってしまった、哀れな貴公子様である。

そんな息子の苦難を重く見たパヴォド伯爵閣下は、王都における隣家の娘さん(コンスタンサ嬢)と幼馴染み関係になるよう根回しし、彼女との交流でコミュ症の治療を目論むも、結果は見ての通りである。

グラの中で、どーぶつ全般への苦手意識が薄まり、ユーリは妹エストと同じ立ち位置に収まったらしく、扱いが同じである。


○ドゥイ

本名:ドゥイリオ・キャレイ・アルバレス 出身地:マレンジス、バーデュロイ国

種族:人間 外見:白銀の髪(老齢により色素が抜けた)水色の目 年齢:68

魂の属性:鬱然・?>


設定諸々

現・アルバレス侯爵、アティリオの祖父。

好々爺然とした初老の男性。

前回の人物紹介部分から全く登場していないが、このお方の次の出番は奥様 (レディ・アデルミラ)共々、もっと先である。


○ブラウ

本名:ブラウリオ・ルティト・ナジュドラーダ 出身地:マレンジス、バーデュロイ国

種族:人間 外見:亜麻色の髪水色の目 年齢:22

魔術適性:水

魂の属性:道化・偉功>本心を押し殺し、敢えて愚行を行っているように見せ掛ける事で、自らの本来の功績を人からは見えないように振る舞います。大切な人を守る為ならば、誤解され、中傷を受け、敵意を向けられる損な役回りを進んで引き受ける人生を送るでしょう 総括すると疑り深い物好きさんです


設定諸々

色々あって、女装して魔術師連盟の一員に。本来の男性の姿では貴族の貴公子として振る舞い、女装姿では魔術師として働きと、恐らく作中でもNo.1のワーカーホリック。

超がつくほどのネコ派。昔からネコが飼いたくてたまらないのだが、可愛いネコから徹底的に嫌われ懐かれないので地味に傷付いている。


王家の影の一員。伯爵家の貴公子として、華々しく表舞台で目立ちつつ情報を集める担当。必要とあらばスナイパーに早変わり。基本的には家の為でもなく、連盟の為でもなく、『王家の益の為』に動いている。

『ルティ』としてはカルロスの事が大変お気に入り。


○クリストバル

本名:クリストバル・ツェリーシュカ・ベルトラン 出身地:マレンジス、デュアレックス国

種族:エルフ 外見:金髪琥珀色の瞳 年齢:280

魔術適性:大地 親和性>闇、精神

魂の属性:>


設定諸々

魔術師連盟の代表を務めるエルフ。長老格のメンバーが中心となって、約百年前に連盟を設立したのだが、他の長老格は面倒事を厭い、クリストバルが国との折衝役となる代表を押し付けられてしまった。


○ミチェル

本名:野々村路琉 (ののむら・みちる)キーラ・ジェッセニア 出身地:地球、日本国

種族:人間 外見:黒髪黒眼⇔真紅の髪と翠緑色の瞳 年齢:22

魔術適性:光・闇 親和性>精神、炎、風、木

魂の属性:>


設定諸々

所持能力↓

①長寿&老化スピードダウン。人間のくせに、この先千年ぐらいの寿命を持つ。

②空間転移能力。使用者が赴いた経験のある任意の場所へ、自由自在に瞬間転移が出来る。ただし、異世界間の移動は不可能。

また、魔術遮断結界内に転移しようとすると、目的地とは異なる場所へランダムに転移される。(それこそ、岩の中か海の中かもしれない)


デュアレックス王国最後の女王、ロベルティナのクォン。

仮契約のまま彼女が亡くなった為、魂の吸収と同時に知識や鍵と魔力もそのまま継承。とはいえ長寿を誇るハイエルフの自我を吸収したので、廃人にこそなっていないが、精神的にはぶっ壊れていると言えなくもない。

正統派の鍵継承方法は血縁者へ移譲、外道方法は鍵保持者が他の鍵保持者を殺害して奪取。まさかの第三選択肢によって、鍵を受け継いじゃったあんちゃん。

魔法王国の王位継承者の証である鍵を保持する魔法使い、略して魔王様。


亡き千佳の実子だが、ユーリとは両親もしくは片親を同じくする兄弟ではない。

ユーリよりも年齢が高いのは、カルロスがオモチャ屋で気絶さたユーリを召喚する為に空間に空けた穴を利用して、バーデュロイ王国歴1140年に転移したからである。本当はそれより約百年前の、ロベルティナが亡くなる前の次元に飛びたかったのだが、弾き飛ばされて叶わなかった。


○マルシアル

本名:マルシアル・バランディン 出身地:マレンジス、デュアレックス国

種族:エルフ 外見:ストロベリーブロンド、赤い瞳 年齢:180

魔術適性:炎 親和性>大地、木

魂の属性:>


設定諸々

ウィリーのお師匠様。

やる気が薄そうな言動を取るが、殺傷力及び戦闘能力という一点のみで測ると連盟随一の術者。

普段のお仕事は、ひたすら工房でガラス製作。


○ダミアン

本名:ダミアン・エチェバルリア 出身地:マレンジス、デュアレックス国

種族:エルフ 外見:薄い金髪榛色の瞳 年齢:394

魔術適性:風 親和性>光、炎

魂の属性:>

設定諸々

魔術師連盟長老格の中でも、最も年上。口調はお年寄りだが、やっぱり見た目は若い。

普段のお仕事は年若い見習い達の指導。


○ウィリー

本名:ウィルフレド・クラウディオ・コンセプシオン 出身地:マレンジス、バーデュロイ国

種族:エルフ 外見:薄い色合いの金髪薄紫の瞳 年齢:14

魔術適性:炎・水 親和性>大地、木

魂の属性:>


設定諸々

所持能力↓

①水流操作。水の流れを意のままに操れる能力である。

②液化能力。大気中の水分を凝固させ、好きなだけ水を取り出せる能力である。因みにウィリー本人は自覚していないが、大気中のH2OだけでなくO(酸素)だけを液化させる等も可能。

エルフ魔術にも水を呼び出す術は存在するが、基本的に特殊能力は呪文詠唱を必要とせず、またこちらの方が目的を果たすのは容易かつ短時間である。


必ず遵守しなければならない術式手順を省略し、クォン召喚を成功させてしまったエルフ少年。

仕事は増えるわ連日変な夢は見るわで、気苦労が絶えない。

吸収したクォンの記憶により精神的に追い込まれ、師匠と相談の末、クリストバルに記憶を封じる暗示を掛けてもらう。お陰で、彼自身のクォン召喚以前についての大半の思い出も思い出せなくなった。


クォンを吸収した事で性格もかなり変質し、これまで同年代の人々と親しく付き合う事に意義を見出せなかったが、これからは人間関係も改善しようと決意。だからといってそこで同年代の友人第一号にユーリをもってくるとは、豪胆な少年である。


○ゴンサレス

本名:ゴンサレス・ニューレ 出身地:マレンジス、バーデュロイ国

種族:人間 外見:亜麻色の髪と緑色の瞳 年齢:51

魂の属性:>


設定諸々

パヴォド伯爵家の筆頭使用人である、ハウス・スチュワード。(使用人の雇用や人事の権限を握っている、男性使用人の中でも滅茶苦茶偉い人) パヴォド伯爵にとっては、昔から仕えてくれている『爺や』さん。

伯爵家お抱え魔法使いであり、身分的には食客的特殊な扱いであるカルロスは、ゴンサレスの権限で解雇は出来ず、どちらが立場が上とも言い切れないのだが、ゴンサレスの方が家に仕えてきた年季も周囲の使用人からの信頼度も段違いである。

使用人としての心得や仕事を指導してくれた先達であり、カルロスもゴンサレスにはなるべく下手に出る。


王家の影の一員。影である事はパヴォド伯爵も承知の上である。パヴォド伯爵家や隣国の動向を調べ上げて、報告するのが主任務なのだが、変わり者のパヴォド伯爵の言動や立てる計画に、いつも内心ゲンナリしている。


〇イリス

本名:イリス・フラッティード 出身地:マレンジス、バーデュロイ国

種族:人間 外見:濃い栗色の髪と同色の瞳 年齢:15

魂の属性:>


設定諸々

パヴォド伯爵領の豪商の娘。平民。

良縁を求めた父親の意向により、伯爵家へ行儀見習いとして奉公に上がる。

パヴォド伯爵が探してきた縁談は、王都のやり手豪商の跡取り息子で、性格は商売人らしくそこそこ腹黒いが極悪人でもない。多分良縁。

イリス本人は、馬丁として働いていたホセに惹かれていたのだが、何も行動に移さずにいた為に永遠に叶わぬ思い出となる。


パヴォド伯爵の何かの計画に、グラやゴンサレス共々一枚噛んでいる様子。


○ホセ

本名:ホセ・カリント 出身地:マレンジス、ザナダシア国

種族:人間 外見: 享年:23

魂の属性:>


設定諸々

世界浄化派の実働部隊、黒砂の一員。

パヴォド伯爵家に使用人として潜り込み、情報を流す任務を帯びていた。

細作としては失格だがイリスに心を奪われ、彼女を予め危険から遠ざけようと画策、他の黒砂に口封じされる。


○ラウラ

本名:ラウラ・マコーミック 出身地:マレンジス、バーデュロイ国

種族:クォーターエルフ 外見:茶金色の髪水色の瞳 年齢:51

魔術適性:木 (ただし、魔術そのものは学んでいない為、魔術は使えない)

設定諸々

パヴォド伯爵の幼馴染み。彼女の旦那様は現在城代として、伯爵領のお城で留守を預かっており、登場予定無し。

シャルに家事全般を厳しく仕込んだのもラウラである。

エストが産まれた時から、彼女の主人はあくまでもエストである為、エストの嫁ぎ先まで付き従う心積もりでいる。


○ギュゼル

本名:ガスパール・アルトラム・ギュゼル 出身地:マレンジス、バーデュロイ国

種族:人間 外見:栗色の巻き毛に青色の瞳 年齢:24

魂の属性:>


設定諸々

マダムのお供を言いつかった紳士。

近衛第一連隊事務官。隊長をからかい、おちょくるのがお好きらしい。


○コンスタンサ

本名:コンスタンサ・グロリア・クルス・ワイティオール 出身地:マレンジス、バーデュロイ国

種族:人間 外見:金色と栗色中間色のストレートな髪、藍色に近い蒼い瞳 年齢:18

魂の属性:>


設定諸々

ワイティオール侯爵令嬢。耳に心地よいセクシーな声が特徴。

パヴォド伯爵家の因習によって、長年グラに付き合わされた為、正式な婚約者を持たない。

彼女本人はアティリオに熱烈なアプローチをしているが、アルバレス侯爵家とワイティオール侯爵家は、あまり仲が良くない。(政治的な問題ではなく、当主同士のかつての個人的諍いが尾を引いている)


伯母にあたるシンティアから姪として最も可愛がられており、父侯爵からは小生意気だと少々苦々しく思われている。

幼少期からずっと王都住まいであり、連盟本部の塔の図書館がお気に入りでよく出入りしている。


○シンティア

本名: 出身地:マレンジス、バーデュロイ国

種族:人間 外見:白銀の髪緑色の瞳 年齢:52

魂の属性:>


設定諸々

グラが普段、お仕えしているマダム。



◇ハイエルフ族

かつてのデュアレックス王国の王族。一般市民や、貴族階級も全て普通のエルフ。普通エルフとの間に儲けたハイエルフの落とし胤が、高位貴族の位を与えられている場合もあり。

ハイエルフ族はハイエルフ同士で婚姻を結ぶと定められていた為、愛妾の子は王族と認められなかった。


◇氏族

ディベルキュルス一族は、黎明期に30の秘術を一子相伝で伝えていく事と定めた。30氏族の始まりである。

時代を経る内に徐々に衰退し、物語現在ではカルロスが当主を務めるベルベティー氏族、ミチェルが受け継いだと言えなくもないジェッセニア氏族を含む、15氏族しか現存していない。


◇キーラ

各氏族一子相伝の秘術と共に、封印の鍵を預かる氏族長に与えられる称号。別名、世界の生贄。秘術の効果や使い方は、受け継いだ時点で脳裏に刻まれる。後継者に鍵を引き継がせた時点で、前族長は秘術の発動が不可能になる。秘術発動の鍵でもある。

後継者に引き継がせず、保持したまま死亡すると、鍵の封印が開錠され、秘術も消滅する事となる。


次世代後継者として引き継がせる事が可能なのは、鍵保持者自身からみて四親等以内の血縁者である事。

鍵保持者が他の鍵保持者を殺害すると、近親血縁者ではなく引き継ぎの儀式をしないままでも、鍵と秘術を受け継ぐ事が出来る。


◇封印の鍵ってなぁに?

デュアレックス王国の王城、ハイネベルダ城地下に封じられた、バカでかい異界の門を強固に閉じている鍵の事。

全部で30個あったが、現在鍵が閉ざされているのは半分の15個。

全て開錠されると、異界の門によってマレンジス大陸の半分ほどが呑まれ、薄められていない濃い瘴気が大陸全土へ一気に広がる。


◇氏族一子相伝秘術

『狭霧鏡面秘術』……ベルベティー氏族が受け継ぐ。

水+光+精神属性の複合属性秘術だが、使用者本人にどれか一種類でも魔術適性があれば、問題なく発動出来る。

任意の姿に変身、もしくは姿を隠す事が可能となり、それが例え使用者以上の実力者であっても決して違和感を覚えず、見破る事は出来なくなる。変身している事自体を教えられれば、本来は異なる姿であると認識は可能。

ベアトリスが使っていたのは、使用者の本来の姿を認識する事は出来ないが、そこに彼女が存在していると理解している半透明状態。(作者通称・モブ化処理魔法)


『金翅秘術』……ジェッセニア氏族が受け継ぐ。

光属性の秘術であり、デュアレックス王国の王位にある者が代々受け継いできた。使用にあたっては光属性の魔力を操る訓練を積む必要がある。

秘術効果は、使用者が何らかの術を唱える際、魔術強化を意識すれば使用者の背後に魔法陣が浮かび上がり、周辺の大気からあらゆる属性の魔力を勝手に吸い上げて増強が可能。

単純に使用者の術効果を強化するのみの秘術であるが、それだけに使い方は人それぞれである。歴代のジェッセニアのキーラには、

「あくび一つで反乱軍を壊滅させた」

「海を割って島を一つ作り上げた」

「街を丸ごと空の彼方へ吹き飛ばした」

など、細やかな逸話が残っている。


◇エルフ族が連綿と研鑽を積んできた魔術体系

術者が扱える属性の魔力を集めて練り上げ、発声を合図に解き放つ術。

必要なものは、第一に想像力と第二に魔力制御能力である。


何を、どこに、どんな風に、どうなる、という一連の効果を細部に至るまで事細かかつ明確にイメージする必要があり、それを補うのが詠唱である。

この文章を読み上げると誰にでも次のような魔力効果が現れる、という定型文を研究し組み立てていったのが、現在の魔術である。


故に、細部までイメージする想像力豊かで魔力制御に長けた術者ならば、いくらでもオリジナル魔術を作り上げる事は可能。



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