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神は夜を歩く  作者: 夕霧
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ルシウスの雷鳴8

エヴァン・ギル

「はは。ビックリした!変わった顔ぶれやな。ルーカル、そちらの魔族はもしかしてNo,2ですか?」

古びた書物を脇において、突然現れた金の刺繍に近寄り抱擁する。


エヴァン・ルーカル

「ちょっとした打ち合わせでさ。族長、こちらが不滅の魔神よ。」

金の刺繍の本名を初めて知る一同。

ルーカルはフードを取り仮面の姿を見せる。

口調が少し動揺していた。

ここにまだいる筈の無い人がいたからだ。


不滅の魔神(2)

「はじめまして。うちのNo,1がいつもお世話になっております。」

不滅すらが緊張した面持ちになる。

それほど、このギルは格上なのだ。

全種族の垣根を越えて最強の存在がこのギルなのだ。


ユウキ

「では、私は書記に伝言を伝えてきますね。」

すぐに計画の失敗を悟ったユウキは、頭を切り替える。


死を愛する魔神(1)

「書記は今、席外してるから私が聞くよ?」

綺麗な黒髪の女性が4階の6番出入口から現れてふわっと飛翔して彼らの真ん中に降り立つ。

アリーナ状の座席の上を優雅に跨いでたったの一歩で降り立つ。

ここから去ろうとしたユウキの足を止める。


ルーカル

「ギル、俺の考えなんかお見通しって油断してるだろ?」

そんなやり取りをしている中心でギルと力強く抱擁を交わし続ける。

二人の腕に血管が浮き立つ。


ギル

「んっ?なんの話だ?」

耳元で囁き合う。

目には明確な敵意がそこにはあった。


エヴァン・カルタス

「錚々たる顔ぶれやな。」

そんな抱擁を交わす幹部クラスの対面に少し安心する。

そして、エヴァンはキョロキョロと周囲を見渡す。

それでも嫌な予感が消せなっかたのだ。

魔族と神族のNo,1がここに集まっていたとしても何故か不安が消えない。

ある気付きが、その直感的な予感を確信へと変える。

「あいつ、やるのか?この状況で。」

聖火がある議長席へと目をやる。


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