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神は夜を歩く  作者: 夕霧
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ルシウスの雷名7

不滅の魔神(2)

「順調過ぎて怖いな。野次馬が来る前に、さっさと次に行こうぜ。」

握り拳サイズの原初の魔火を特殊なトーチにしまう。

引き上げの合図を全員に伝える。


クロノス

「もしかして、俺がやるのか?転送を、」

みんなが待っている姿を見て、思ったセリフをこぼす。


金の刺繍

「お前しかおらんだろ。」


ユウキ

「事故してもいいなら私がやるよ?」

笑いながらクロノスを見つめる。


クロノス

「神族様もやれるんだろ?俺がやるよりさ。」

実は転送系は苦手だったのだ。

時間操作は得意なのだが、空間の操作が不慣れとあって少し渋る。


金の刺繍

「あっ、もしかして、お前下手なんか?ローブと一緒で!!」

クロノスの嫌そうな顔をみて馬鹿にする。


クロノス

「そうだよ?苦手だから、何?文句あるか?」

開き直る。


金の刺繍

「まぁ、拗ねるなよ!ほら白1やれよ。」


白尽くめ(カルタス)

神術。

『立方体固定。個別識別。ナンバリング。転送先投影。』

発動、空間投影。

四角に切り取られた空間の中がねじれて、一瞬で目的地へと飛ぶ。


ユウキ

「お前、喋れたのか!!てか、次の目的地って洞窟と違うのか?マジか!!聞いてないぞ!!」

無言の付き人の言葉を聞いて驚く。

何があっても喋らない印象しか無かったので余計に驚く。

それ以上に驚きと冷や汗が吹き出す。

次の目的地が、ネフタニアだったのだ。

ユウキだけ計画の変更を聞いていなかった。

参謀の計画を捻じ曲げた犯人は1人しかいない。

我がボスの判断の恐ろしさに身震いする。


聖なる議事堂ネフタニア。

それは、神族の最高律法機関。

全ての神族を纏める唯一の組織。

神族の叡智が集う666議席と神々しく光輝く聖火を祀った神聖な場所。


そのネフタニアの中心に過激派が伯仲堂々と登場する。

現場は昼から開かれるトップ会談に向けて魔族と神族の幹部クラスが勢揃いしてお互いのNo.1を迎える打ち合わせをしてる。

緊張感が漂う、そんな最中に次元が歪むのを全員が感じ取ったのだ。











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