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怪"物"  作者: れる
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怪物

私は怪物だ。

生まれた時から怪物だ。

人の心が理解できない、何か欠陥(1つとは言っていない)のある人間になり損ねた怪物だ。

人の心を理解しようとしても、結局は自分の利己のことを考え、それの為に、なんの悪意も無く行動する怪物なのである。


そんな私も大学に上がる事になった。高校での生活で少しは人間のフリを出来るようにはなった。醜く、汚い実の顔(本性)を隠して、人に合わせたり、人のことを考えたり、多少は常人に見える振る舞いを覚えた。いや、覚えざるを得ない経験を学校という辛い場所で沢山してきた。過去の私は、「なんでこうしたら早いのにそんなことも考えられないんだろう」とか「そんなことも思考できないのは…」と人を見下し生きてきた。しかし、それではいけないし、私よりIQが低い人が残念ながらこの世には多く存在するみたいだ。

そのせいか、周りからは「変わっている」「変なやつ」「やばい!」「ヤバいやつ」「頭おかしい」と言われ、ある時は逃げられ、ある時はグループになると泣かれ、ある時は1人にされ、ある時は仲間に入れて貰えず、ある時は……という感じでこれまで生きてきた。


その中、私は第1志望の大学に滑って、別に行きたくもなかった第2志望の大学に進むことになったのである。これまで、少ししか友達というものを作ってこなかった、いや、作れなかった私は、もちろん、友達なんてできる訳もなく、学科で1人浮くのである。入学式で既にもうグループが出来てる人達を見て「羨ましいなぁ」と思いつつ、寂しさが込み上げてくる。だから私は「群れないと生きていけない悲しい生物」と人を見下し、入学式という晴れの日に誰とも話さず1人寂しく、いや、凛として!入学式を終え帰路に着くのである。

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