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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

なろうラジオ大賞応募作品

三日月の下。5年前に占領された地球を、僕達は進む。

 なろうラジオ大賞用小説第十一弾!

 アニゴジな話を千文字でどこまで書けるかの実験作です(ぇ


 地球は占領された。

 空の彼方(かなた)から来た外星人に。


 そして僕達人類は。

 連中の戦力に負け月へ逃げた。


     ※


 それから五年。


 人類は地球を()()()奪還すべく。

 第二の故郷・月から地球へ何度目かの出陣をする。


 敗色が濃くなった外星人との戦争中に建造してた月面都市から、月面基地へ前回の戦いの生き残りが集まり、装備を整え()()宇宙船に乗り込む。


 連中は暗い場所じゃ(まった)く見えない。

 三年前、連中を偵察した斥候(せっこう)がそんな情報を持ち帰った。


 科学的な理屈は分からんが、連中は地球に来る前、(なん)らかの実験をしたらしく、そのせいで明るい場所では、白い部屋の中の白い紙を見分けれるほど目が良いが、反対に暗い場所では何も見えなくなってしまったそう。


 いったいどんな実験を(おこな)ったんだ?


 ちなみに、最初の地球人との戦争時は大量の人工太陽を使用し地球人に勝利したが、今はそれを始めとする光源のエネルギーが尽きたそう。というか、人工太陽を始めとする光源で夜を消せば体が悪くなりそうだ。


 そしてそのおかげで僕達は。

 地球からは三日月に見える今夜、三日月の黒い部分から発進させた黒い光学迷彩(ステルス)宇宙船を使い地球へ安全に降下できる。


 だが連中も馬鹿じゃない。


 僕達との戦闘を学習し。

 究極の安全地帯たる明るい地域を移動するようになった。


 しかもかつて明るかった地域に、時々爆弾を仕掛けてる。

 地球の暗い地域に敵はいないが代わりに爆死の危険性がある。


 なので暗い地域でも僕達人類は油断できない。

 再び地球の大地に降りたい民間人を連れてこれない。


「くそ、ここにも爆弾が……ッ!? なんで奴らが!?」


 そんなワケで、三日月が浮かぶ空の下。

 暗く荒廃(こうはい)した大地を歩いてた僕達は仲間――爆弾撤去の任に()いている兵士の絶叫を聞いた。


 何事かとすぐに振り向く。

 するとそこには、目元に何か着けた巨人……外星人達がいた。


 なんだ、あの目の……バイザーのような物は!?


 ま、さか!

 暗い所でも見えるようにするための道具か!?


「くそっ! 退()け! 退()k――」


 撤退の指示を出してた上官が外星人から()えた武器で息絶えた。


「くそっ!」


 仲間がビーム兵器をぶっ放す。

 続けて僕もビーム兵器をぶっ放す。


 しかし一部の外星人が。

 その体表から()やした武器でビームを(はじ)き返す。


 なんて事だ。

 同じ条件下(イーブン)になっただけでこうも!


「ひっ!」


 一部の味方が宇宙船の方を向き――死んだ。


 くそっ。

 このままじゃ全滅だ。


 だけど、せめて今撮影してる映像は……よし、ちゃんと送信され――。


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― 新着の感想 ―
[一言] なんというところで終わるのでしょう……。 情報は最大の武器。 主人公たちの犠牲は決して無駄ではなく、いつか人類が勝利するための鍵になるのでしょう。 ぐいぐいと惹きつけられるお話でした。 サカ…
[良い点] この外星人。 体に武器が生えているんですね。 生まれもって戦うようにできている彼らに勝利するのは大変そうです。
[一言] まぁ~~た、いっぱい書いて。 あれほど自重しなさいと言ったのに。(笑) 今年も最後までサカキ様らしい御活躍でしたね。 来年も良い年になります様に祈っています。
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