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短編

読者にしょうもない呪いをかけるやつ

作者: F

 その子の部屋で本を読みつつ話していたときだった。神妙な顔でその子が言った。


「ねぇ、マッシュルームってさ、とっさに思い出そうとすると、マッシュルームなのかマッシュムールなのか頭がバグらない?」


「え? そう? マッシュルームって、いやムールだっけ? あれ? どっちだっけ!?」

「ほらー! ね!」


「いや私今までそんなことで悩んだことないし! マッシュムールでしょ! あれ? 違う? もー! 話聞いたせいじゃん! やだー! ええ、どっちだっけ、ルーム? 部屋? キノコなのにルームなの? じゃあムール? ムールって貝っぽいな。やっぱなしかな。マッシュ、ま、マッシュルーム? ルームって口は勝手に動くからルーム? マッシュルーム? ムール? あああー!」


「あはははは! 呪いじゃ、呪いがうつった!」

「いやー! 戻して! マッシュ、ムール? ルーム? ふおあああ!!」


 そして呪いは伝播する。

答えは変換先生が教えてくれるよ!

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― 新着の感想 ―
[良い点] こういうの好きです [一言] とうもころし(小声) おじゃまたくし(ひそひそ) おまじゃたくし(あれ?) おたじゃまくし(……) すみませんでした。
[気になる点] 「マッシュルーム」と「ムール貝」の両方の単語が頭にあると、間違えやすい気がします。 ところで「秋葉原」は昔、「あきばはら」と呼ばれていたそうです。 それがだんだん呼びやすい「あきはば…
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