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シチューのように温かく

作者: このはも

ラジオ番組『小説家になろうラジオ』の「ゆいこのトライアングルレッスン(放課後編)」に投稿したショートストーリー(不採用でした)。

放課後、コンビニに寄り道した3人。

「おっ! 新商品の『クリームシチューおにぎり』だって、うまそう!」と手を伸ばすひろし。

「いやお前、それはないだろ」と、クリームシチュー入りのパンを手に取るたくみ。


「なに言ってんだよ! ごはんにシチューかけたらうまいじゃん」と反論するひろし。

「そんな食べ方する奴いないぞ」と突き放すたくみ。


「えー、ゆいこはどうなん?」とひろしに聴かれたゆいこは、「私は、どっちもいいと思う」と答える。

「みんなそれぞれ、好きなものが違っていていいんじゃないかな。ひとつに決めなくてもいいと思う」。


真剣に語るゆいこに、ひろしとたくみは、自分たちがこどもっぽい言い争いをしていたことが、なんだか急に恥ずかしくなった。


そしてゆいこは、心の中で思う。

「そう、ひとつに決めなくていいよね。今は、2人のことが同じくらい好きなんだもん」


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― 新着の感想 ―
[良い点] ひとつに決めないゆいこが好きです! ひろしとたくみから見たら寛容な大人の発言に見えつつ、実は一人に絞らないという子供っぽさや、強欲さが隠れたセリフだったのが面白いです!ゆいこの憎めない魅力…
[良い点] 最後の一言に、ゆいこの真意が込められていて、いいなと思いました。 ラジオで採用されるのも、小説家になろうのサイトにアップされるのも、ひろしとたくみのどちらかが好きっていうパターンが多いと感…
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