【 第四章 「 クラン 」 】
~ あてんしょん ~
*誹謗中傷的なコメントはお控えください。
*日本語がおかしい部分があるかもです。
【前回のあらすじ】
ロイに拾われたノノは、クランの家でアイと出会う。
ノノが無個性で、まだ能力を決めていないことを知ると、
それぞれの能力の”勉強”するという提案をした。
すると、初日から、すごい成績をたたき出すノノ。
それを見かねたアイはノノにある提案を持ち出そうと考えていた...。
【 第四章 「 クラン 」 】
あれから5日がたった日、ようやっとロイとアイのクランの話をしてくれた。
「...ノノちゃん、ロイにクランの話、聞いた?」
「?!グフォ...ゲホゲホ...」
アイの作った美味しい朝食をとっていた時、そんなことをアイが聞いてきた。
それを聞いて、ロイがコーヒーを吹いた。
「...いえ。」
「ロイ汚い...あ、聞いてないなら、話したいことがあるんだけど...」
「おい、馬鹿、ガキをクランに誘う気か?!」
「?」
よく意味が分からない。頭上にはてながついてそうだ。
「いいじゃない!...じつはね、アタシらのやってるクランってのは、
ブラック政府と戦う組織なの。」
「ブラック政府...」
この前ロイが教えてくれた政府のことだろう...
「うん、そのブラック政府は、アタシらが住んでる街やら何やら壊すから、
アタシらが阻止するの。」
「...」
「よかったら、うちらのクラン入ってくれないかな~...って...」
(そういうことか...)
どうやら、アイたちは即戦力になるかもしれない私を、
クランに入れたいらしい。
(...私でも役に立つのだろうか。)
「...ほんとはね、ロイがノノちゃんを拾ってくれなかったら、大変な事になるの...」
「??」
「最近、才能欲しさに、普通の子供の捨て子が多くなってるの。
そうすると、それを狙ったブラック政府が、捨て子を拾って、
実験をするの。」
「どんな実験なんですか?」
「良く言えば、才能を開花させる実験。悪く言えば、
人体を改良してアタシらを襲わせる怪物を作る実験。」
「...もし、拾われなくて、ブラック政府に拾われたら私は即戦力になる良い動物...」
「そういうこと。」
入らなければ、私は殺されるも同然。
そして、周りの人に迷惑がかかる。それなら...
「...私でよければ、クランに入ります。」
「でもお前小学生だろ?」
呆れた顔で、ロイが聞いてきた。
「...高校生ですが。」
「「えぇ?!」」
2人が同時に驚いた。まぁ、驚かないこともない。
小学校までしか学校には行ってないから頭は悪いし、
だいいち、親戚の家であまりご飯をおなか一杯食べたことがない。
身長はそのまま、体重は減る。だから、体が小さい。
...まぁ、あの時よりは増えてるとは...思いたい。
「年は...?」
「16です。」
「俺とほぼ一緒じゃん...」
どうやらロイは17で、アイさんは20。
今初めて知ったのだが...二人は兄弟。
小さいころに、親がブラック政府の生み出した怪物に殺され、
ホワイト政府に拾われ、今に至るらしい。
「それじゃあ、こんな白いワンピースより、可愛い服着させてあげないと!!
服を買いに行かなくちゃ!!」
確かに、親戚の人には安い布切れのようなワンピースしか
もらってないから、あまりにもみすぼらしいかもしれない。
(でも私には...)
「...お金がありません。」
「いいよ~、クラン新メンバー祝いってことで!
これでもちゃっかり稼いでるんだ、何でも買ったげる♪」
アイはどこまでも心に広くて暖かい人だと思った。
「それじゃあ、娯楽も買ってやんねえとな!ゲームとかどうだ?」
「馬鹿、あんたじゃないんだから。」
ゲーム...お母さんたちがいたときも、やったことないし...
「...やってみたいです。」
「ほらな?10代ぴちぴちの子はみんなこういうんだよ20代おばさ(ゴンッ」
「...黙れクソガキ。」
(...頭がへこんでるのに、よく生きてるな...)
「それじゃあ、買いにいこっか!」
「...はい。」
私はアイやロイの笑顔を見て思ったのは、
(...笑うのってどうやるんだっけ。)
作者コメ 書き方が上達(?)してまいりました!!(と思いたい。w)
ノノちゃんも無事クランに入ってくれたことですし、そろそろs(((おぉっとネタバレネタバレ...w
次話 1月16日土曜日更新予定です!それでは(^^)/~~~