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無 個 性 の 神  作者: 天然植物油配合の ぇぁ
2/5

第 二 章 

~ あてんしょん ~

*日本語がおかしい部分があるかも

*これを見る前に前回(プロローグ+第一章)を見てね

~ 第 二 章 「 地獄 」 ~


 速報のニュースです。

○〇県○○市で先ほど事故が起こりました。

飲酒運転の車が五台ほどぶつかりそのうちの一台が半分以上潰れて、中に

3人ほど重症者がいたとのことです。ただいま病院に搬送されています。

そのほかに、軽症者が_。


 「あれ...私...ここ何処?」

私は暗い空間にいた。さっきまで何をしていたのかまるで覚えていない。

確かお母さんとお父さんと車にいて...ダメだ。

頭が痛くてその先が思い出せない。

「...??何か聞こえる?」

”無能な子だ” ”どうせ天才ぶってるんでしょ” ”本当の無個性なんじゃないか?”

「な、なにこれ...」

私の目の前に字幕のように赤字で声とともに書かれていく。

”頭悪そう” ”あの無個性は12歳になっても能力が決められないのか”

「や、やめて...」

私は耳を塞ぐ。それでも聞こえる。

”他の子は3歳で決めてるのにねぇ””嘘なんじゃないの?本当は普通だったりして”

「...やめてっ!!!!」

「?!の、ノノちゃん大丈夫?」

叫びと同時に目が覚め、勢いよく起きた。

そこに心配そうに私の顔を見る看護師さん。

「はぁ...はぁ...す、すみません...」

「顔色が悪いわ...嫌な夢でも見た?」

「い、いえ、大丈夫です...」

「そう?とりあえず今は寝ていて頂戴。体が良くなったわけじゃないからね。」

「はい...」

ゆっくりと体を横にする。

ここは病院か...病院...?

そうだ!!さっき事故が...!

「あ、あの!!わ、私のお父さんとお母さんは?!」

「え...」

看護師さんの顔が急に暗くなる。不安な顔をする私に看護師さんはゆっくりとこういった。

「ごめんなさい...あなたのお父さんとお母さんは...もう...いないの...」

「...。」

私はショックで声が出なかった。

看護師さんは涙を流しながら、

「本当にごめんなさい...あなたのお母さんとお父さん...救えなかった...」

「...大丈夫ですよ。」

私は心の想いとは逆に笑顔を見せた。

それを見た看護師さんはさらに泣いてしまった。

仕事のため、部屋を出て行った看護師さんを見送った後、私は自然と涙が出てきた。

「う...うわぁぁぁぁ"ぁ"ぁ"!!!」

全然止まらない。涙も声も。

「うぁぁ...あぁ...あ"ぁ"ぁ"ぁ"!!」

私があの時、寝坊さえしなければ! カチューシャなんか探さなければ!!

私が!!!私さえ...ちゃんとしていれば...


それから一時間ぐらいたっただろうか。

涙も枯れ、私はただ天井をぼーっと見ていた。

後悔しかなかった。私はただ今、後悔するしかなかった。


 私は退院し、親戚の家に預けられた。

事故前の私だったら、明るかったんだろうな。

今の私は、笑顔の一つも見せなかった。

「あの子、気味が悪い。」

「あいつ、無能じゃん。」

と、私がいないリビングからコソコソ言っているのが聞こえた。

あぁ、あの時の夢はこれか。正夢だったんだな。

「次の親戚さんに良くしてもらうんだよ。」

私は次のところに預けられた。でも一緒。

学校にも行かず、たらい回しにされ、いつか私は、

”将来有望な女の子”から”未来もない無能で邪魔な人形”と変わり果てた。

そして、私が16のとき、家を出た。

耐えられなかった...ってわけじゃない。もう慣れた。

違う。あの人たちが私を追い出した。あの鬼のような笑みと、毒のような雰囲気。

まさに、

「地獄だったな...」

私は、口調や目など、いつしか変わっていった。

人を妬むような鋭く光りも入っていない目。

他人行儀な口調。みすぼらしい恰好。

まるで別人みたい。どうでもいいけど。


 家を出て三日が経つ。誰も探しに来るはずがない。

こんな無能な邪魔者人形いるわけない。

そんなこと思っていたら、突然、

「おい、お前。」

「...」

「おい無視すんなよ。おーい。」

「...」

「ったく、寝てんのか?おい。」

「誰」

「俺?俺は...誰でしょう?」

「...」

「嘘だって!!ごめんごめん!」

「...」

「ごめんって」

「...」

「怒ってる?」

「...」

私は無視を続ける。男は、軽い調子で、負けじと話しかけてくる。

「なぁ、なんでお前ここいんの?」

「...」

「教えてくれねーか...しゃーねー...

親がいなくてたらい回しにされてっから、拾ってやろうと思ったのに。」

「?!」

「おっと、何で知ってるの?って顔だな?」

「...」

「知りたいなら俺についてこい。チャンスは一度だ。絶対来いよ?」

「...」

男は勝手に歩き出して3m位離れたあたりからもどってきた。

「じょ、嬢ちゃん?一回しかチャンスないんだよ?」

「...知りません。」

「...あー、じゃあ、お願いって言ったら来てくれるか?」

「...」

「お願いだかんな?」

「...わかりました。」

私は仕方なく男についていった。


 「よしついた!!」

「...」

ここは...?

「ここは、俺達のクランだ!!」

「...」

クランって...

作者の心情 本当は三章まで書こうと思ってたんですけどスミマセン...

で、今回の話で思ったこと...これは確かに”地獄”...実はまだノノちゃん、

魔法か戦士か決まってなかったんですよねぇ...私は選ぶなら魔法かな!!

あ、でも戦士の剣士とかもいいなぁ...なんて書きながら考えてます(*´∀`*)

次回は1月10日日曜日に更新予定です!それではまた!(^^)/~~~

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