プ ロ ロ ー グ + 第 一 章
~ あてんしょん ~
*文章的におかしい部分あるかも
*たまにグロシーン
それでもいい方は見てね☆
~ プロローグ ~
この世界の人間は、普通か、三つの才能をもって生まれる。
まぁ、普通は...普通だよな。お前らみたいなやつらだ。
それじゃあ、三つの天才の能力を教えてやるよ。
まず一つ目、「魔法」。まぁ、「魔法使い」ってやつかな。
得な分野は人それぞれだけど、三つの才能の中でIQが非常に高くて、
有名高校&大学の生徒の半分以上は、そいつらが占めてんだ。
次に二つ目、「戦士」。
こいつらも人それぞれで、能力は、
「剣士」だったり、「狩人」だったり、体がでかいやつだと「守備」とか。
まぁ、全体的に運動神経が抜群なんだ。
最後の三つ目は、「無個性」。え?無個性は天才じゃないだろって?
何言ってんだ、この才能の持ち主は通称「神」って呼ばれてんだぞ?
何故かって?無個性はなぁ、「選択」できるんだ。え?それだけかって?
いーや、選択した才能はほとんどが最高クラス。上を争うやつらだ。って言っても難しいか。
そうだな、例えばお前の学校のクラスに頭がいいやつが五人いたとする。
その中の一人が常に一位を取っていて、数学オリンピックの3位のやつがいたとする。
すげぇだろ?そういうやつが「無個性」っていう才能を持ったやつらなんだ。
選択したものの頂点になれる。まさに「神」だ。
まぁ、生まれてくる確率はほぼゼロに近い。
この話は、「無個性」という才能をもって生まれた女の子の話だ。
...え?俺は誰かって?あー...そのうち教えてやるよ。じゃ、どぞ!
~ 第 一 章 「 誕生 」 ~
深夜の病院で、元気な産声が聞こえた。
「おぎゃぁ、おぎゃぁ。」
「生まれましたよ、お母さん!元気な女の子です!!」
「よかった、よかったぁ...。」
あまりの嬉しさに、涙がこぼれる。
「あぁ、よく頑張ってくれた。この子の名前は「ノノ」。そうなずけよう。」
「えぇ、いい名前をもらったわね、「ノノ」。」
数日後
「ドンッ!!」
昼になる頃、病室の扉がいきなり、勢いよく開いた。
「メルさん!!」
「きゃぁ!?ど、どうされたんですか、看護師さん?」
息切れをしている看護師さんは、目を見開いてこういった。
「む、無個性、無個性ですよ!!!」
「え...?む、無個性って...」
「はい!!あの、確率はほぼゼロに近い神と呼ばれる天才、「無個性」の持ち主です!!」
「う、嘘!!」
「本当です!!ノノさんは正真正銘の無個性の持ち主ですよ!!」
生まれて二日から三日ぐらいで、生まれてきた赤ん坊は能力検査を行う。
診断したときに、「〇」と出れば、普通。「魔法」や「戦士」と出れば能力の持ち主。
無個性は...
「け、検査したところ、「測定不可能」と出たんです!!」
ノノのお母さんはワッと泣き出した。
「羨ましい限りです!!将来有望ですね!!」
「はい...!!」
その日の夜、病院はお祭り騒ぎだった。ノノのお母さんは、近所や親戚、病院の方々に
「おめでとう」と言われ、「子育て頑張ってね!」などとたくさんの声をかけられた。
そして、お祭り騒ぎが終わり静かになった夜、ノノのお母さんは、
「私が大切に育てる...から...ね...」
と、ぽつりと言い、眠った。
12年後 ~
「ノノ~!!起きなさーい!!」
大きな声が朝から聞こえた。
「んぅ~...まだ寝たい...」
「入学式早々遅刻したいのー?」
「え...嘘ッ!!お母さん起こしてって言ったじゃん!!」
「昨日の夜結局、「中学生だから自分で起きれるもん!」って言ってたじゃない!!」
「あぁ!!そうだったぁ...」
「いいからご飯食べて、用意して!!車で待ってるから!」
ノノは急いで朝食を食べ、身だしなみも整えた。
「お父さぁん、私のカチュウシャ知らないー?」
「ここにあるぞー。」
「よかった、これがないと始まんないもんね!」
ノノとお父さんは、玄関に出た。
「ノノー、早く乗ってって...あなたも行くの?」
「いーじゃないか、可愛い娘の入学式なんだぞ。」
「もー、お父さん恥ずかしいってばぁ。」
「はいはい、じゃあ、出発するわよー。」
私は...この後起こる事に酷く後悔した。
「このままだと、何とか間に合いそうね。」
「いやぁ、ノノももう中学生かぁ...」
「お父さん、それ昨日も言ってたぁ。」
「何回言ったっていいじゃないかぁ。」
「それだけあなたが好きなのよ、ノノが結婚したらお父さん泣いてるかも。」
「泣くどころじゃない。号泣するぞ。」
「お父さん、それ普通、自慢げに言う?」
車の中で笑い声が響いた。その瞬間だった。
「!!!ノノ!!頭を伏せて!!」
「えっ!?」
私はとっさのに頭を伏せた。
キキィーッガシャーン!!!!
「おと...さ、ん...!!おか...さ...!!」
そこで私の意識は途切れた。
作者の心情 ノノちゃん大丈夫かなぁ...作者自身もこれからどうなるか心配ですw(;´・ω・)
次回の更新は明日(1月9日土曜日)を予定していますのでよかったら見てください!
それでは(^^)/~~~