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「でも、君に善悪を押し付けないなら、善悪と言う概念を度外視するなら、どちらにしても僕は君に味方をする事は出来ない。僕はこの世界が滅ぶのは嫌だから」


「……じゃあ今ここで君が僕を倒すのかい?」


「いや、どちらにしても君は勇者(アレス)に負けるだろうから、僕は何もしないよ。僕は自分が殺されるのは嫌だし、君みたいな人を殺すのも嫌だ。だから関わらない」


「そうかい、じゃあ明日見ててくれよ。僕が魔王(アレス)を倒す、その瞬間を」


 栗栖川はそう言って、次元の狭間へと消失した。




「……すっかり遅くなっちゃったな」


 アイラたちに水を買いに出かけていたが、親友とすっかり会話が弾んでしまった。


 僕は速足で宿へと戻る。





 ドアを開けると3人は仲良くぐっすり同じベッドで寝ていた。


「あはは、仲良しだなぁ」


 彼女たちを見ていると先ほどの嫌な出来事を忘れていく。


 結局のところ僕と彼の違いは、これなのかもしれない。

 僕は異世界で愛する人ができた。だから、どれだけ世界が気に食わなくても世界を滅ぼそうなんて思わない。

 前にどうしようもない失態を犯したために、無謀なこともしない。アイラさえいればそれでいいから、厄介なことに首を突っ込んだり、世界に仇なしたりしない。


 彼は異世界でそんな存在が出来なかったのだろうか。

稚拙なものを書いてごめんなさい

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