電気メッキ
〜銅メッキ〜
材料
硫酸銅(Ⅱ)5水和物(自然界では胆礬と呼ばれる鉱石から採取。銅山の古い坑道の内壁で、地下水から析出して結晶となっているものを得ることができる。青い霜柱状、若しくは鍾乳石状の形で産出することが多い。銅の錆である緑青にも含まれる。)
銅版
鉄板
バッテリーや電池等の電源。
やり方
① 硫酸銅(Ⅱ)5水和物を水に溶かす。
② 陰極に鉄板、正極に銅版を着け、液中に入れる。
③ 鉄板の表面に銅がメッキされる。
仕組み
銅版が液中に溶け込み、液中の銅イオンが陰極で還元されて鉄板の表面に着く。
液中の硫酸銅の濃度は変化しないので、銅版を追加すればまた使える。
電気を通さなくても鉄板に銅が着くが、すぐ取れてしまう。
〜電気製錬〜
先程のメッキで、陰極に純度の高い銅版。正極に純度の低い銅版をつけて電気を通す。
すると、純度の低い銅版が溶け出し、純度の高い銅版に銅が付着し高濃度の銅版を得られる。
銅よりイオン化傾向の低い銀や金が純度の低い銅板に含まれていると、硫酸銅溶液に溶けず沈殿する。
つまり、金や銀等を回収出来る。
〜なろう系での使い方〜
鉄に銅をメッキさせれば、銅貨が安価に偽造出来る。また金や銀の回収も出来るので色々と話が出来そう。
問題点としては、電力の確保だろうか。持ち込みや取り寄せが出来る設定ならば、発電機や等を持ち込めばよい。