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僕がつくる異世界の騎士団  作者: 葉月 優奈
一話:世界の災いと僕の騎士団
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005

埼玉市内の駅から少し離れたところに、閑静な住宅街がある。

酒の匂いとタバコの匂いが少し付いたまま、僕は夜道を歩く。

手には、デパートで買った袋を持っていた。


(美幸が、怒っていないだろうか)

一応、LINEでメッセージは送った。

美幸は家に帰っているのもわかった、文面から察するにそんなに怒っていない様子。

だけど僕は分かる、アイツ完全に怒っているな。

人気のない住宅街の夜道を、僕は歩く。

すると、ポケットに入れたスマホが着信をした。


(美幸からか?それともサークル?)

歩きながらスマホを手に取る。

しかし、そこのIDは見慣れないものだ。


『この世界に三つの災いが起きている。三つの災いは、多くの者を苦しめていた』

メッセージを読んで、全く意味がわからない。


(災い?なんだこれ……はっ)

僕は一瞬、昼間の夢を思い出した。

闇に包まれた中で、光が囁いていた。

その中で言っていた言葉と、あまりにも似ていた。


(あれは夢の中の出来事ではないのか?)

だが、次の瞬間新しいメッセージが流れてきた。


『あなたに問う、世界を救ってくれないか?三つの災いによって巻き込まれた世界を』

そして、そこには『YES』と『NO』の大きなボタンが、スマホの画面を占拠していた。



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