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僕がつくる異世界の騎士団  作者: 葉月 優奈
一話:世界の災いと僕の騎士団
1/326

001

――闇が広がる……どこまでも遠く


世界の果てまでも広がる闇


その中にかすかな光。


光が囁く


この世界に三つの災いが起きている


三つの災いは世界を苦しめる


だが心配しないで欲しい


我らには古の騎士団がついている


石板の騎士団(スレートオブラウンド)』と呼ばれた最強の騎士団が


彼らが三つの災いを退けるのだ――



災い……ねえ、頭の中でつぶやく。

「起きて……起きて」

女の声が聞こえた。広がる闇から、強い光が差し込む。

差し込まれた光は、僕を覚ました。


「あれ?」

光の先に見えたのは大学の教室。段々に並ぶ椅子で、中央の下に教壇があった。

灰色の長袖のシャツを着た僕は、周囲を見回す。

隣にいる髪の長い女が見えた。長い花柄のカーディガンを羽織った女。


「浩生、起きて。さされているから」

「さされて……」

僕が女の言葉を理解するのに数秒かかった。

下にある教壇を見ると、サラリーマン風の頭の残念な中年男性教師が僕を睨んでいた。


「早く答えなさい。それとも眠っているからわからないのか?」

教壇の教師が、怒りにも似た声に変わっていた。



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