傘が役に立たない時は…(200文字小説)
天気予報では昼頃から雨が降るという。
会社まで辿り着けば置き傘がある。
だから傘は持って出なかったのだけれど…。
最寄りの駅に着いたら土砂降りだった。
「これどうぞ」
部下の女の子だった。
「これって…」
「だって、こんな雨じゃ傘は役に立ちませんよ」
会社に着くと、別の部下たちは腹を抱えて笑った。
私は先程の経緯を説明した。
「それでその格好ですか?」
彼女から受け取ったのはイベントで使うウルトラマンの着ぐるみだった。
天気予報では昼頃から雨が降るという。
会社まで辿り着けば置き傘がある。
だから傘は持って出なかったのだけれど…。
最寄りの駅に着いたら土砂降りだった。
「これどうぞ」
部下の女の子だった。
「これって…」
「だって、こんな雨じゃ傘は役に立ちませんよ」
会社に着くと、別の部下たちは腹を抱えて笑った。
私は先程の経緯を説明した。
「それでその格好ですか?」
彼女から受け取ったのはイベントで使うウルトラマンの着ぐるみだった。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。