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恐妻家おまわりさんの夜の顔  作者: 尻敷かれ人
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とある会長さんの訪問 昼の部

なんか書いてみました。本当は全然まだ書かない方がいいと思ったんですが、少し書きたくなってしまいました。駄文、乱文、プロットゼロですのでどんな方向に進むか全く見当がつきません。なるべく早く終わらせようと思います。ダメダメですね。

少しでもおもしろい内容になればいいですけど、とりあえず私の書きたい物を書いてみます。申し訳ありません。適当ですので、適当に流して読んでいただければ。言葉遣いや意味合いが違って使っていたら、ぜひご指摘のほどよろしくお願いいたします。

 ここはとある田舎の駐在所。

 私はうだる暑さの中、制服に身を包み汗をだらだら流していた。今年の夏はやけに暑い。この町は比較的涼しい地方にあるはずなのだが、去年よりも日差しが強く感じるのは私だけではないはずだ。後ろの部屋で畳に寝っ転がっている女性(妻)の姿がその厳しさを物語っている。だって、下着姿はないでしょう。団扇持ってクーラー効いている部屋で扇風機の前に寝そべっている。ちなみに家で飼っている犬も気持ちよさげに眠っている。いいなぁ。あ、オニヤンマ入ってきた。


「こんにちわー。いつもひまそーですねぇ」

 俺がオニヤンマを外に出そうと追っかけまわしている所にのっそり入ってきたのは町内会長兼飲み仲間の小袋さん。例のごとく頭がつるつるテカテカに光っているが、汗が粒どころか膜みたいになって張り付いていてさぞかし触りごごちが良さそうである。首にかけた手ぬぐいで顔の汗をふきふきしつつ、古ぼけたパイプ椅子に座り込む町内会長さん。

「何かおもしろい話でもありませんかねぇ。こんな静かな町じゃやんちゃな娯楽が少なくて退屈ですわ」

 丸々とした貫禄の体格でこの人の良さそうな笑顔。ちょっと見面倒見のいい近所のおじさんという体だが、うっかり口を滑らせるとそれこそ村中の人にあっという間に尾ひれはひれついて回るという自他共に認める広報車である。ちなみに昔はかなりのヤンキーだったらしい(妻談)。


「会長さん。本官は職務を全うするのが義務であると存じ上げております。今日だけはゆっくりのんびりこの鏡町の幸せを願ってお祈りをですねぇ・・・」

「はいはい、あなたの詭弁はさておいて。いや、暑いですなここは。クーラーは・・・、ああ奥様が使用中ですか」

奥の部屋からスリッパが飛んできたが、それを会長サンは首を傾けて難なく避ける。いつもながら見事なスナップを効かせているうちのカミさん。

「ただで人のランジェリー姿みてにやにやしてんじゃねぇぞ、ハゲ狸。いつも入ってくるときは呼び鈴ならせっていってんだろうーが」

 ぼりぼり身体をかきながら、それでも上に黒いチュニックブラウスを羽織って姿を見せる奥方。がさつな物言いだが、その声は落ち着いた大人の女性の雰囲気を漂わせる。透けて見える肌がなんともまぶしい。我妻ながら相変わらずスタイルは抜群だ。

「いやいや、半分以上はエリコちゃんの顔見たさだって。ついでにそのちゅらボディをを拝みたくてねぇ。って、いたひよエリコひゃん」

 右頬を捻つね上げられながらそれでも笑顔を崩さない会長。さすがだ。

「ところで会長さん。この間の件はどうなりました?その後音沙汰無いので心配してたんですが・・・?」

 顔をねじ曲げられながらこちらに視線を向ける。おぉと目を見開いて

「そうそう、忘れてました。悩み事は解決したそうですぞ。いや、樹巡査に相談したとのことでしたが、いつの間にか相手がこの町から引っ越ししてたみたいで、もぬけの殻になってたそうですよ。あんまり大事になるようであれば私が出向こうかなと思っておったんですがな。すっかり拍子抜けですわ。まぁ、今度里帰りの時に報告がてらに伺わせてもらいますとの言伝を預かってました。いやいや、申し訳ない。すっかりお伝えするのを忘れておりましたわい。夏ボケですかな」

「おまえはいつもだろーが。こんなにぶくぶく太って、ケーキ食べ過ぎなんだよ。おまえの所のシュークリームは持ってきたのかよ」

「いや、今日はもう売り切れてましてねぇ。代わりと言っては何ですが水ようかんでもどうですか?」

 つかえねーなと奥方。私はあんこよりクリームの方が好きなんだよと興味を失ったのかまた中に入っていく。自由人ですな。

 その後3人分の麦茶を持って現れたエリコちゃんは水ようかんを肴に机を挟んで会長と世間話に興じる。私もぼーっと眺めながら団扇で胸元に風を送りつつ、頂きますと水ようかんを口に運ぶ。うん、美味い。やっぱ会長ラプァンのお店の品は見た目からは想像できないくらいにさわやかな甘さだ。そのまま雑談に耳を傾ける。


 1時間ほど暇を潰した会長はまた笑顔で去って行った。

 気づけばもうお日様は西に傾きだしていた。妻はよっこらせ、お昼ご飯は冷やし中華でいいよなと言って台所に向かっていく。その時だった。チリンチリンとほとんど使われることのない呼び鈴が鳴らされたのは。

「ごめん下さい。少し相談が・・・」

引き戸をから顔をのぞかせたのは、足を怪我したネコを抱っこしたおかっぱの女の子、隣に住む美子ちゃんだった。

もう、こんな時間ですね。時間が経つのが早い。とりあえず風呂入って寝ます。お休みなさい。

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