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第三楽譜:ムカデと鉱山

鉱山内部に入り、一時間弱が経過した。

途中で見つけた地図によるとそろそろ出口みたいだが…ここでアクシデントが発生した

「ばっくしょい!」

ピエールがクシャミをした、クロの顔面に

「叩き潰す」

ピエールが猛ダッシュで脇道に逃げて行った

「お、おい!………いっちまった…」

奴らが走って行った脇道を見つめてからため息をついた

「…どうする?」

とりあえず残った面々を見て聞く、ああ、頭が痛い

「……」

サーナにはプイっとそっぽを向かれた

「…進んだ方がいいんじゃないかしら?あんなバカ二人なんて待ちたくないし」

ごもっともな意見を冷たく言い放ったのがカナメ、イライラと足を鳴らしている

「まかせた」

他力本願なのがアシュカー、こいつは発言回数が少なすぎる

とりあえず進む事にした、ときおり現れるコウモリや巨大グモを退治しながら

出口に一番近いホールに差し掛かった頃、地面を引き裂くような雄叫びが聞こえた

「こいつは!」

俺はこいつを見たことがあった、ミスリル鉱山に住み、ミスリルを食らうムカデ…本来は10mやそこらだが、こいつは全長300mはあった

「…ち、みんな!行くぞ!」

俺は剣を抜き、地を這ってくるムカデの甲羅に剣を叩き付けた

しかし、剣は弾かれムカデの甲羅に小さなひっかき傷をつけただけだった

「な…硬ぇ…ぐお!?」

ムカデは長い足を伸ばし俺にボディブローをした、吹き飛ばされゴロゴロと地面を転がる

「はあ!」

凛とした声が聞こえ、ムカデが悲鳴。アシュカーがムカデの上に乗り甲羅の間にカタナを突き刺していた

「全てを打ち砕く紫雷の雨よ…【ライジング】!」

刺さったカタナに雷が落ちてさらに悶え苦しむムカデ、その眼を魔法を放ったカナメに向け口から白い粘液をはきだした

「きゃ!?なにこれ!?臭いし苦いし…動けない〜!」

とりあえずかなりエロい絵図なので目を背け立ち上がる、立ち上がると同時にサーナの鋭い視線と目があう

(まだ怒ってるのか…)

心の中で舌打ちし、俺だってムカつかない訳じゃない、ムカデに向かって行く、コイツはそれなりに強い相手だ、なら俺も技を使う必要がある

「猛き炎よ!我が身から沸き上がり、我が敵を焼き腐らせろ!」

剣を地面につきたて高々に叫ぶ、体の奥がカッと熱くなる、体の血が沸騰し体内で竜巻が渦巻いている感覚が体を襲う

「真極!【炎帝剣】!」

剣を引き抜くと、それから灼熱の炎が吹き上がる

炎を見て突進してきたムカデを上に高く飛んで避けると同時に甲羅の上に乗った

「さあ!終りだ!」

剣をムカデの甲羅につきたて、そのまま走ってムカデをまっぷたつに切り裂いた

―グオオオオオ…

ムカデは断末魔の叫びをあげ、のけぞって硬直した

「ふう…」

ムカデから降りるとムカデは急に体制を崩し倒れてきた

その先に、サーナがいた、サーナは気づいておらず、あのままだと圧死してしまう。

「サーナ!危ない!」

サーナを力の限り突き飛ばし、ムカデが倒れてくる範囲から遠ざけた

良かった…ってよくねぇよ!俺が潰れるよ!

ズズン…

物の見事に下敷になってしまった

出来れば辛口の評価をお願いします


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