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03話 ナドニウス王国 (改)

原稿を書いている時点で、いつもの倍の量あったので半分に切りました。


 ー「それでは、ナドニウス王国の首都、コロッサスに向かいましょうか。」


 そう言って、俺を案内するミシェル。実に美しい。学生の頃にあんな子がいたら、一目惚れしていたことだろう。あの美しさから、あんなヨボヨボの婆さんだったなんて思えない。


 俺が見惚れていると、ミシェルと目が合った。そして、ミシェルの耳は真っ赤に染まる。


 「どうした?熱でもあるのか?」


 ミシェルの額に手を当てる。熱は…無さそうだ。大丈夫だといいが…


 「熱はない、大丈夫だ。ちょっと冷やしてやるよ。」


 俺は魔法で氷を出して、ミシェルの頭の上に置いた。

 すると、冷えるどころか逆にミシェルの顔はどんどん赤くなり、煙を出してぶっ倒れた。


  -あれ?もしかして俺、なんかやらかした?


 ≪能力の行使記録を確認します…該当なし≫


 ですよね。俺の意思なく発動する能力とか、怖くてしかたないし。

 まぁ、起きてしまったことは仕方がない。ナビ、近くに病院ってあるか?


 ≪はい。首都コロッサスに、王立病院がございます。ナビゲートを開始しますか?≫


 頼むぞ、ナビさん。


 ≪了解。2㎞先、左です。≫


 おぉ、車のナビみたいで、心強いな。

 俺はミシェルを担いで、ナビ通りに、首都コロッサスへと向かった。



 **********************************************



 「…陛下、先日我が国領土であるアポロン平原にて出現した〝勇者〟の気配が、こちら、首都コロッサス方面へと向かってきているようです。どうなさいますか?」


 会議中、家臣の一人がナドニウス国王に質問する。


 「そうだな…我が国で発見された勇者だ。こちらが下手に出る必要はないが、歓迎のもてなしはしてやるがよい。」


 ナドニウス国王は、威厳と覇気が混じった声でそう言った。


 「御意。すぐに兵士共を集め、準備に取り掛かりましょうぞ…」



 *********************************************



 -俺は、目の前にそびえたつ、立派な大門を見上げている。

 というか首都コロッサス、遠すぎやしませんか?休まず歩いたのに二日も掛かったんですけど?

 ほんと、めっちゃ疲れ……てないじゃないか。あんなに歩いたのに、なぜだ?


 ≪〝勇者〟系統の種族には、体力という概念は存在しません。更に、能力〝衝撃吸収〟により、歩行時に足に掛かる衝撃の吸収に成功。よって、身体への疲労蓄積の割合、0%≫


 マジか!俺そんな凄い能力持ってたんだな…。


 -大門の横のゲートで入国審査を待っていると、国の兵士らしき人が出てきて、大門を開けた。

  誰か偉い人でも来たのだろうか?

 疑問に思っていると、門を開けた兵士の一人が俺の下へ駆け寄って来て、跪いた。


 「偉大なる勇者様、ようこそ!ナドニウス王国へ!」


 兵士はそう言うと、俺に中に入るよう促した。

 どうやら、来客は俺のことだったようだ。

 言われるがままに、俺は大門を潜った。


***********************************************


 「-勇者様。まずは国王の下へ向かっていただけますか?」

 「あー、ごめんなさい。お会いしたいのは山々なのですが、その前に。うちの仲間を病院に連れて行ってもよろしいでしょうか?」


 いくらなんでも、国王に会うのにミシェルを担いだままではまずいだろう。


 「それは大変失礼致しました!すぐに王立病院を手配致します!あぁ、私に敬語は不要ですよ」


 兵士はそう言ってにっこりと笑い、魔法で誰かと連絡を取る。


 「お待たせ致しました。個室を一室、確保できましたのでご案内します。」


 良かった。これで、安心して国王に会う事ができる。

 ところで、時間は間に合うのか?国王も暇ではないはず…。

 人間を移動させられる魔法でもあれば…


 ≪そのような魔法は存在しますが、カズヤ様には保有能力(スキル)空間操作(オペレーション)〟がございます。ミシェル・ロンドの周囲の空間を、王立病院へと転移させますか?≫


 さらっと恐ろしいこと言うよな…こいつ。〝空間操作(オペレーション)〟?名前からヤバそうなオーラ出てるんですけど?まぁいい、やってくれ。


 俺が〝空間操作(オペレーション)〟の使用を命じた瞬間に、目の前からミシェルの体が消えた。


 「これで病院に着いている筈だ。ちゃんと手当してやってくれ。」

 「はっ、もちろんでございます!それでは、国王の下へ!」


 兵士は一瞬きょとんとしていたが、すぐに正気に戻った。

 そして俺は、こっちに来た時に着てた〝パジャマ〟のまま、ナドニウス国王がいる城へと向かった。


 -こんな格好でいいのか?


 

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