スターダムに伸し上がって見せます。
「――――ですよね。私って、○○だと思うんですよ。云々。」
・・・・。
「おい、黒子?誰に話してんのさ?」
壁に向かってぶつくさぶつくさ。
「えっ?・・・あ、私ったら、ついつい入り込んでしまいましたね。気にしないで下さい。」
気になるよな、普通。
壁に向かって、長々とブツブツ呟いてんだぜ?俺の真横で。
暗闇でやられたら、怖いわ。
「いいじゃ、ありませんか。たまには私だって、主役張りたいんですよぉ。」
・・・何の話だ?
「いつか、いつか必ず、私がスターダムに伸し上がって見せます!!」
鼻息荒く何やら宣言する黒子。
「・・・だから、何の話だ。」
「それはそうと、美樹ちゃん。」
黒子が急に振り替えるもんだから、ものすっご間近で顔を合わせる羽目になった。
「近い。キモい。」
「うう、ヒドい。キモいは、ないじゃないですか。社長に向かって。」
うざい。
「泣き真似はいいから、続きを言えっつうの。」
「そうでした。」
けろっと立ち直った黒子が続ける。
「お仕事ですよ~。」
「何時の間にコンが来たの?」
「えーー、私が語り始める前ですけどぉ?」
「それは、早く言えよ!!」
・・・アホ社長。緊急事態じゃね?
間に合うのか?責任持てないよ?俺。
めっちゃ、直後とかヤだよ。
「まぁ、まぁ、行きますよ?モタモタしないで下さいよぉ~。」
ドアホ。お前が言うな!!
ドアホな社長の所為で、間に合うかどうかが不安な中、客確保に向かったのだ。
・・・結果。
ギリチョンセーフ。
よかった。あと数秒遅けりゃ・・・びゃーー血だらけの現場に居合わせる所でしたぁ。
マジ、勘弁して下さい。早めに知らせて下さい。おかしな方向へ突っ走らないでください。
ああ、今度、社長不満箱(今、俺が考案)に匿名で投函してやる。




