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死神紹介屋  作者: 鷹真
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私の魅力をお伝えします。

私、黒子です。

いつもいつも、美樹ちゃんばかりが目立ってるので、今回は私が前面ガン押しで、グイグイ私の魅力をお伝えします。

黒子ファンの皆様は、泣いて喜ぶことこの上なしですぅ。

私、黒子の日常はというと・・・。

まだ薄暗い夜明け間近から始まります。

美樹ちゃんが、クピョークピョーとぐっすり寝ている、その枕元で社員の心得を永遠と語るのです。ああ、なんて平社員思いの社長なんでしょう。

そして時には、私の作詞作曲による歌も聴かせてますが。

美樹ちゃんってば、ギリギリと歯ぎしりするほど喜んでくれてるんですよぉ~。

照れ隠しなのか、起きてから「超絶悪夢を見た。」なんて。

素直じゃないにも程がありますよ~。ああ見えて、美樹ちゃんは照れ屋さんですからね。

日中は勿論、美樹ちゃんが学校ですので憑いて行きますよ。

美樹ちゃんのご両親にも頼まれていますからね、しっかりとじっくりと間近で見守っていますよ。

美樹ちゃんからは、「前の席の背中から生えてくるな。」と言われますが、ちょっとした一芸ですのに。

ああ、美術の時間には、モデルにだってなってあげてますよ。

でも、美樹ちゃんかなり残念な腕前で・・・これ以上は、私の口からは・・・ドヘタなんてとても。

体育の時間では、美樹ちゃんの体力向上に協力するために、肩にのしかかってあげてるんです。

美樹ちゃんは、ヘタレですからね。体力だけじゃあないですけど。

ああ、そういえば最近美樹ちゃんの学校では、怪談話がはやっているみたいなんですよ。

気になるので、私も理科室の人体模型のモックンにはなしかけたり、音楽室の頭爆発のお歴々の皆さんに尋ねてるんですけど、皆さん怖がってばかりで役に立たないんですよぉ~。

だから、和ませるためにためにピアノを弾いて聴かせてあげてるんです。まあ、ヒュードロロンお化けのテーマしか弾けませんが。

放課後は、さっさと帰り支度をするように急かして、急いでお隣のオトメさん宅へ伺います。

え?なぜって、そんなの水戸黄門を、観るために決まってるじゃないですか。

カッコいいですよね、ハチベエ。

それから暫し、美樹ちゃんの背後にべったり憑いて、まったり弄って遊んであげます。

お紺様や、死神さんたちから仕事が入ったら、仕方がないので美樹ちゃん連れて、現場へ急行ですぅ~。

自殺は現場で起こってますからね。

獲物は的確にかつ、速やかに確保を促し、たまに遊ぶと。心のゆとりって、大事な事だと思うんですぅ~。

そして、面倒な事は死神さんに押し付け。だって、紹介屋ですから。

社長の私は、日々、平社員一号の美樹ちゃんを見守っている訳です。

ああ、私、健気ですぅ~。

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